ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト/相葉祐希
ひとみをとじていよう
航宙士養成所リーベ・デルタの事故に
巻き込まれた487人の学生たち。
彼らは生き延びる為に、
偶然見つけた『黒のリヴァイアス』へと
避難することになる…。
だが、彼らは救助されるどころか、
突如テロリストとして、軍から
攻撃を受けることになる。
それから半年…。
彼らは未だ誰の助けも得られないまま、
宇宙を漂い続けていた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
イクミ「ニュートリノ・ピンガーに反応があったって!?」
昴治「ああ、シアー4で可潜艇が数隻。このままだとリヴァイアスの航路にぶつかる」
祐希「敵だろうな」
イクミ「一度浮上してやり過ごせないのか?」
昴治「それが上には大量の衛星機雷が撒かれてるんだ」「今から浮上すれば、その中を突っ切ることになる」
イクミ「可潜艇を相手にするか、機雷を片付けて進むか、か…」
祐希「迷うこたねえだろ。上はどう考えたって罠だ。この艦を相手にするにはぬるすぎる」「ヴァイタル・ガーダーを先行させて、可潜艇の中をつっきりゃいい」
昴治「待てよ。それだと人を相手にするってことになるぞ」
祐希「向こうはこっちを殺す気で来てんだぞ。腹括るしかねえだろうが」
昴治「そんな簡単に割り切れる話じゃないだろ!」
祐希「綺麗ごと抜かしてんじゃねえ!」
イクミ「やめろ!」「リヴァイアスはこれより浮上。ヴァイタル・ガーダーで機雷を片付けて進むぞ」
祐希「マジかよ…?」
イクミ「まだ罠だと決まったわけじゃない。それに人間を相手にするよりはマシだ」
祐希「ったく、腹括ったようなこと言っといて、結局は甘ちゃんか」「そんなんで本当にリヴァイアスを守れんのかよ」
昴治「祐希…!」
祐希「乗らねえとは言ってねえだろ。先に行ってる」
〔歩き去る足音〕
昴治「まったく…アイツ…」「ごめん、イクミ…」
イクミ「いや…祐希の言う通りなんだ」
昴治「え…?」
イクミ「俺はヴァイタル・ガーダーでみんなを守ると約束した。その代わり艦の中での争いを禁止すると…」「それを実現させる為には、俺はもっと非情にならなくちゃいけないんだ。でないと…」
昴治「イクミ…」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
イクミ「よし! 進路は確保した!」「リヴァイアスはこのままヴァイタル・ガーダーのあとについて来てくれ!」
昴治「了解!」
〔リヴァイアスの警報〕
昴治「待てよ…! これは…!?」
イクミ「どうした、昴治!」
昴治「機雷原の先から接近してくる機影を確認! この反応はモビルスーツだ!」
イクミ「なんだと…!?」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
祐希「言わんこっちゃねえ! まんまと敵の罠にはまりやがって!」
イクミ「くっ…! なんとか回避する方法はないのか!?」
昴治「コースが限定され過ぎてる! ヴァイタル・ガーダーだけならまだしも、リヴァイアスでは敵を振り切れない!」
イクミ「やるしかないっていうのか…!」
祐希「あっちは有人機なら手を抜いてもらえると思って、こんな作戦取ってんだ!」「舐められてんだよ! てめえはな…!」
イクミ「分かってる…! どうしてこんな真似をするんだ! くそぉぉぉぉっ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
祐希「敵への反応が遅ぇ! また抜かれるぞ!」
イクミ「分かってるよ…!」
祐希「ソリッドのせいじゃねえ! てめえの判断がいつもより遅れてんだ!」
イクミ「分かってる…!」
昴治「イクミ…! こっちもモビルスーツに取りつかれてる!」「このままじゃ、いつフィールドを破られてもおかしくない!」
イクミ「分かってるって言ってるだろう!」
昴治「イクミ…」
イクミ「俺は…誓ったんだ…。絶対にこずえを守ってみせるって…」「だから、俺は…」
祐希「ここに来て泣き言かよ…!」「おい、てめえのコントロールを全部こっちに回せ!」
昴治「何をするつもりだ、祐希!?」
祐希「もうてめえに任せておけねえ! 俺があいつらを蹴散らしてやる!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
昴治「お前、何言ってるか、自分で分かってんのか、祐希!」
祐希「分かってねえのはてめえの方だろう!」「このままじゃ、みんな終わりだ! てめえも、あおいも…! 全員死ぬんだ!」
イクミ「死ぬ…」
昴治「投降するって道だってあるだろう!」
祐希「バカか! 今まで何度無視されたと思ってんだ!」「俺たちはテロリストなんて言われてんだぞ! 無事でいられる保証がどこにあんだよ!」
イクミ「祐希…」
昴治「人殺しよりはマシだ!」
祐希「だったらてめえひとりで死にやがれ! バカ兄貴!」
イクミ「…いや…誰も死なせない…」
祐希「あ…?」
昴治「イクミ…?」
イクミ「そうだ…。俺は守るって決めたんだ」「こずえを決して死なせないようにって。もう俺は失わないようにって…。だから…その為に俺は…」
昴治「イクミ、お前…」
イクミ「祐希、コントロールはお前に渡さない…」「これは俺がけじめをつけなくちゃいけない話だ!」
祐希「…ようやく腹括ったってわけか…」
昴治「待てよ、それじゃ…!」
イクミ「黙れ…! 俺はやらなくちゃいけないんだ…! 俺は決めたんだ…!」「うわああああああぁぁぁぁぁーっ!!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔歩み寄る足音〕
昴治「ふたりとも、まだここにいたのか…」
イクミ「昴治…。さっきのパイロットは…?」
昴治「…ゲドゥルトの影響で確認はできてない。ただ脱出しようと思えばできる状況だったはずだ」
イクミ「そうか…」
昴治「イクミ…。本当にいいのか、これで…」
イクミ「いいも何もないだろう。約束を果たしただけなんだから…」
昴治「それが間違ってるんじゃないのか? みんなを脅したり、お前だけが背負い込むようなやり方…」
祐希「てめえ…」
イクミ「じゃあ、他に方法があるのかよ!!」
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕
昴治「ぐっ…!」
イクミ「はぁ…はぁ…。綺麗ごとだけじゃ…こずえは守れないんだよ。いい加減それぐらい分かってくれよ…」「ここは…リヴァイアスなんだよ…。俺たちが今までいた世界とは違うんだ」
〔歩き去る足音〕
昴治「イ、イクミ…」
祐希「あんたのやり方じゃ…何も変わらねえんだよ、バカ兄貴…」「そんなに今のやり方が嫌なら、お前がどっかに行けよ」
〔歩き去る足音〕
昴治「祐希…」「…分かってるよ。そんなこと分かってんだ…でも…」
ネーヤ「こんな風に生きるの嫌なんだよ…」
【シナリオエンドデモ終了】
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