Zガンダム/ルー・ルカ
ルーとゼータ
エゥーゴに所属する
正規パイロット、ルー・ルカ。
その実力は優れたものであったが、
連邦の象徴として名高い『ガンダム』が、
彼女に回されることはなかった…。、
自分の現状から来る羨望と、
自分以上だと認めるパイロットへの尊敬…。
うまく消化できない感情にルー・ルカは、
Zガンダムの前に立ち尽くすしかなかった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ルー「はぁ…」
ジュドー「こんな所で何やってんのさ、ルー。半減休息中のはずだろ」
ルー「…ジュドーには分からないわよ。か弱き乙女のデリケートな心なんか」
ジュドー「何さ…?」
ルー「アレよ、アレ…」
ジュドー「カミーユさんのゼータ?」
ルー「そ、ゼータ。カミーユさんって、あたしとそう歳も変わらないじゃない?」「なのに、今やあちらはエゥーゴでも、屈指のエースパイロット。かたやあたしと言ったら…」
ジュドー「よくやってるじゃない。ルーだって…」
ルー「あたしはね、自分で望んでここに来てるんですから」「ガンダムを乗りこなすぐらいの活躍をできなくちゃ、ダメなのよ」
ジュドー「俺にはわっかんないけどなぁ…戦争で活躍したいって気持ちは」
ルー「あたしは志願兵なの! 意識ってもんが違うのよ! 意識ってもんが!」
ジュドー「はいはい、そうですか…」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
ジュドー「! なんだ…!?」
アストナージ「お前らなにやってる! すぐ出撃しろ! ネオ・ジオンの襲撃だぞ!」
ルー「ネオ・ジオンの襲撃…!?」
ジュドー「半減休息で、カミーユさんとかもいない時に…! すぐに出ます!」
〔走り去る足音〕
アストナージ「おい、ルー! お前も出撃しろ!」
ルー「けど、今はダブルゼータくらいしか、まともに動くモビルスーツは…」「! そうだ…!」
〔スイッチを入れる音〕
ブライト「ルーか…! どうした!? この非常事態に!」
ルー「私をZガンダムで出撃させてください!」
ブライト「なに…!?」
ルー「今、正規のパイロットは私以外にいません。この状況なら、少しでも多く戦力を出さないと!」
ブライト「ええい…! やむを得んか…! 好きにしろ!」
ルー「了解! ルー・ルカ、Zガンダムで出撃します!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ルー「そこ…!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ルー「ちょっとピーキーすぎるところがあるけど…意外と動かせるじゃない、Zガンダム!」「この調子なら、あたしがZガンダムの正式パイロットになるのも、そう時間はかからないかしら…!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ルー「もう…! 右から左へ、次々と出てきて! さっきから敵の数が減らないじゃないの!」「ああもう…! さっきまでの調子に乗ってた自分が恨めしい!」
ジュドー「大丈夫か、ルー! 慣れていない機体なんだから、無茶しないで!」
ルー「ジュドー…!」「…大丈夫に決まってるでしょ! こっちは自分でなんとかできるわ!」
ジュドー「了解! こっちも手いっぱいで、まだ援護に回れそうにない! 何とか持ち堪えてよ!」
ルー「誰に言ってるのよ…! あなたは、自分の仕事に集中なさい!」「こっちに気を取られてる間に、やられたって知らないんだから!」
ジュドー「…分かった! でも、気をつけろよ! ルー!」
〔バーニアの噴射音〕
ルー「…っと、勢いでああ言っちゃったけど、やっぱりマズかったかしら…」「あの数を相手にひとりでやれるの…? あたし…!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ルー「はぁ、はぁ…! これで半分…! あともう半分を倒せば…!」
〔銃声〕
〔画面、赤に明滅〕
ルー「いたぁ…! 直撃をもらった!?」「!? いつのまにか囲まれてる!? まずい、このままじゃ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔警報〕
ルー「…こんなところで終わるのなら、一度くらい、結婚してみるのも…悪くなかったのかも…」「あぁ…儚き乙女の…運命よ…」
〔精神感応音〕
????(※画面オフ)「しっかりしろ、ルー!」
ルー「…!?」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ルー「今の声…通信じゃない…? でも、いったいどこから…!?」
〔精神感応音〕
????(※画面オフ)「右に敵がいるぞ! ルー!」
ルー「!」
〔ビームライフルの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
ルー「またこの声…! もしかして、カミーユさんなの…!?」
カミーユ(※画面オフ)「ルー、落ち着いて、お前が感じた通りにゼータを動かせばいい」「次、正面!」
ルー「っ…!」
〔ビームライフルの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
カミーユ(※画面オフ)「ルー、自分が掴んだモノを信じろ。もっと感覚で動くんだ!」
ルー「感覚で…」
カミーユ(※画面オフ)「そう、お前たちはそういうことができる人間のはずだ!」
ルー「…分かりました! やってみます!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ジュドー「やるじゃないの、ルー! 初めてガンダムを動かして、ここまでの戦果を出すなんてさ!」
ルー「ふふ…まあね!」
ジュドー「艦長も驚いていたよ。まさかルーがここまでやるなんて、思ってなかったって顔だった!」
ルー「もしかしたらあたし、本当にカミーユさんから、Zガンダムを貰い受けることになるかもしれないわね!」
カミーユ「それは頼もしいな」
ルー「カ、カミーユさん!?」
ジュドー「あちゃあ…」
ルー「その、今のはただの言葉のアヤで…」
カミーユ「いいんだ。俺だって、いつまでも兵士を続けるつもりはない」「その時が来たら、頼んだぞ」
ルー「はい…!」
〔歩き去る足音〕
ジュドー「? なんなのさ、ルー。カミーユさんと、なんかあったのか?」
ルー「ふふ…なんでもないわよ!」
【シナリオエンドデモ終了】
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