アカツキ(オオワシ装備)/カガリ・ユラ・アスハ
民を照らす輝き
ひとつの大きな戦いを終えたカガリだったが、
侵略の危機に晒される自国を守るべく、
オーブへと舞い戻っていた。
幾度となくメガノイドの侵攻を受けるオーブ。
一進一退の攻防を繰り広げつつも、
その戦いは、オーブの最終防衛線にまで
達しようとしていた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
カガリ「あともう少しだ! 何としても、この防衛線は死守しろ!」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
カガリ「ぐうっ…!」
アサギ「カガリ様…!」
カガリ「も、問題ない…! まだ私のルージュは戦うことができる!」
アサギ「ルージュだけの問題じゃ…! カガリ様自身がもう限界でしょう!?」
カガリ「限界なものか! 私はオーブの獅子、ウズミ・ナラ・アスハの娘なんだ…!」「お父様が亡き今、私がお父様の想いを継いで、ここで戦わなくちゃならないッ!!」
〔バーニアの噴射音〕
アサギ「! カガリ様…!」「ああ、もうっ! そんなに急がれちゃ、守ることもできやしない!」
カガリ(消させてたまるものか…! オーブの獅子の娘として、オーブの火は絶対に!)
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
カガリ「て、敵が退いていく…。何とか守り切れたようだな…」
〔レーダー反応〕
カガリ「くっ、ルージュの制御が…!」
アサギ「! ちょっ、カガリ様…!?」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
カガリ「………」
アサギ「ルージュ、もう限界みたいですね…。あれだけ戦い続けていたんですから、当然といえば当然ですけど…」
カガリ「…さっきは助かった。制御を失ったルージュをお前が支えてくれなければ、危ないところだった」
アサギ「いえ、カガリ様をお守りするのが、私たちの役目ですから」
カガリ「私は司令室へ戻る。お前たちは今の内に身体を休めておいてくれ」「…メガノイドが再び侵攻してくれば、嫌でも出撃してもらうことになるからな」
アサギ「分かっています」
カガリ「じゃあ、失礼する」
〔歩き去る足音〕
カガリ(すまなかったな、ルージュ…。お前もゆっくり休んでくれ…)
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
カガリ「前の戦闘からわずか1日…もう侵攻を再開してきたか」
アサギ「前々回よりは間隔が空いた方だけど…」
カガリ「敵も侵攻にかけられる程の戦力がそんなに残っていないんだろう。おそらくこれが最後の侵攻になるはずだ」
アサギ「これが戦いの最後の…」
カガリ「ここが正念場だ。私は戦場で陣頭指揮を執る。これでいくらか士気も保てるはずだ」
アサギ「!? 何言ってるんですか…! ルージュはもう動かないんですよ!」
カガリ「ルージュが動かずとも、ムラサメがあるし、最悪M1でも構わない! こんな所でただ見ているなどできるか!」
アサギ「…ウズミ様の娘だからですか?」
カガリ「そうだ!」
アサギ「失礼だとは分かっていますが、あえて言わせてください」「ウズミ様がカガリ様に託されたご遺志は、生命を賭して戦うことではなんじゃありませんか?」
カガリ「なに…?」
アサギ「ウズミ様が生命を落とされたからといって、カガリ様まで生き急がないでください」
カガリ「それは…」
アサギ「戦うのは兵士の私たちだけで充分ですよ」「行ってきます、カガリ様」
〔扉の開閉音〕
カガリ「くっ…」(何をやっているんだ、私は…。また何もせず、見ているだけなのか…)
〔通信のコール音〕
カガリ「! これはオーブ軍の秘匿コード…!?」「限られた者しか知らないはずなのに、いったい誰が…」
〔通信の開く音〕
カガリ「!? この…内容は…」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
カガリ「オーブの地下にこんな格納庫が…」(あの送られてきたメッセージには、ここにお父様が遺された黄金の意志があると書かれていたが…)「本当にあるのか…。この先にそんなモノが…」
〔スイッチを入れる音〕
〔画面、発光〕
カガリ「! 黄金の…モビルスーツ…」
???(※画面オフ)「カガリ…」
カガリ「!? お父様の声…?」
???(※画面オフ)「もしもお前が力を欲する日来たれば、その希求に応えて私はこれを贈ろう」
カガリ「…!」
???(※画面オフ)「教えられなかったことは多くある」「が、お前が学ぼうとさえすれば、それは必ずや、お前を愛し、支えてくれる人々から受け取ることができるだろう」「故に私はただひとつ、これのみを贈る」
カガリ「お父…様…」
???(※画面オフ)「力はただ力。多く望むのも愚かなれど、無闇と厭うのもまた愚か」「守る為の剣、、今必要ならばこれを執れ。道のまま…お前が定めた成すべきことを成す為ならば…」
カガリ「…私の成すべき…こと…」「今、私が行かなくてはならない場所は…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
〔爆発音〕
アサギ「ぐっ…このぉ…!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ×2〕
アサギ「はぁ、はぁ…ま、まずいったな…いいのをもらっちゃった…」
〔レーダー反応〕
アサギ「これ以上はさすがに厳しいかも…。あーあ…カガリ様にあんなこと言ったのにな…」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
アサギ「!? 高出力のビーム…! あんなの私たちが落とされるだけじゃ…!」「駄目…! もうどうしようもない…!」
????(※カガリ)「私にあんなことを言っておいて、泣き言を言うんじゃない!」
アサギ「!?」
カガリ「このアカツキの装甲ならぁ…!」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、発光〕
カガリ(※画面オフ)「いけぇーっ!!」
〔発光、収束〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
アサギ「うそ…あのビームをはじき返したの…」「!それより、そのモビルスーツに乗ってるのはカガリ様ですよね!? なんで出てきたんですか!」
カガリ「アサギ、お前が私の身を案じてくれているのは理解しているが、それでも私は立たなければならないんだ、戦場に」
アサギ「カガリ様…」
カガリ「私が為すべきことは、民を守り抜くこと」「このアカツキは、その為にお父様が遺してくれた盾なんだ!」
アサギ「…まいったな…いつの間にか、私たちの知ってるお姫様じゃなくなっちゃったんですね…」
カガリ「この戦場にいるオーブ軍の者たちよ! オーブは非道なる者たちの侵略には決して屈しない!」「オーブの未来は永遠に照らし続ける! この我が父が残した黄金のアカツキが!」「全機、私に続けぇ!」
アサギ「了解ッ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
カガリ「周辺にメガノイドの部隊や、転移の前兆は確認できないのだな。分かった」
〔通信の閉じる音〕
アサギ「やりましたね、カガリ様。きっとウズミ様も喜んでいるはずですよ」
カガリ「ああ、オーブをこうして守り抜けたのだ。きっと父上も天国で…」
アサギ「それだけじゃありませんよ。カガリ様が成長されたこともですって」
カガリ「私の?」
アサギ「はい、あの時のカガリ様、カリスマみたいなモノをすごく感じましたから。ウズミ様とはまた違った感じの」
カガリ「そうか…そうであれば、私も嬉しい」(お父様…私はみんなと共にこのオーブと、ここに住む民を守っていきます)(アカツキに遺されていた最後のメッセージ。お父様が私に望まれていた幸せは、あの国があってこそですから…)
〔波の音〕
????(※ウズミ)「オーブの火は無事守られたか…」(許せ、カガリよ)(どんな理由があるにせよ、私は一度国を焼いてしまった人間だ。そんな男がどうして破廉恥に舞い戻れよう)(死人は陰に生きていくのみ。お前たちが光を絶やさずに済むよう、微力なれど陰より助力しよう)
ウズミ「アカツキよ…その輝き、どうか娘にも…」
【シナリオエンドデモ終了】
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