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ヴァンアイン/イヌイ・アサヒ&イヌイ・ホノカ
私たちの戦い

ヴァンアイン・アルヴァへと
搭乗することになったホノカだが、
経験の少なさはどうしようもなく、
操縦面での不安を抱えたままになっていた。

そんな中現れた、
スプリッターたちを撃退するべく、
出撃するアサヒとホノカ。

ふたりの息はしっかりと噛み合っているが、
パートナーとしては不十分であり…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

ミリュー「スプリッターがたくさん来てますよ~。ふたりとも気を付けてくださいね~」
アサヒ「了解ッス」「大丈夫か、ホノカ?」
ホノカ「心配は無用です。私も練習はちゃんとしていますから」
アサヒ「頑張ってるのは知ってるけど、あんまり無茶はするなよ?」
ホノカ「その言葉、そっくり兄さんに返します。兄さんの得意技は無茶と無謀なんですから」
アサヒ「…ずいぶんとキツくなったよな。昔は、『お兄ちゃん、お兄ちゃん』って、懐いてくれてたのに…」
ホノカ「過去は捨てて未来に生きる。私はそういう女です」
アサヒ「可愛い妹の部分は残しておいて欲しかったよ」
ホノカ「なるほど。では、いまは可愛くないと。そういうことですね?」
アサヒ「そうは言ってないだろ? ホノカはいつまで経っても、俺の可愛い妹だよ」
ホノカ「その割には長い間、放置されていたような気もしますが?」
アサヒ「うっ…。痛いところ突くなよ…」
ホノカ「私は執念深い女なのです」
アサヒ「過去は捨てるんじゃなかったのか…?」
ホノカ「過去を捨てると言った過去は、捨てました」
アサヒ「はいはい…」
ホノカ「スプリッター、距離500。かなり近くまで来てます」
アサヒ「こっちでもバックアップはするから、自分のやれる範囲でやってくれ」
ホノカ「兄さんをバックアップするのが、私の仕事です。どうぞ気兼ねなく攻撃に集中してください」
アサヒ「そうか」「じゃあ、全力でいかせてもらうぞ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アサヒ「これで、終わりだぁぁぁッ!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕

ミリュー「お疲れ様です~。スプリッターの全機破壊を確認しました~」
ホノカ「ハァ…ハァ…」
ミリュー「アサヒ君、可愛い妹の前だからって、ちょっとはしゃぎすぎですよ~」
アサヒ「別にはしゃいでなんかいないッスけど?」
ミリュー「よく見てください~。ホノカちゃんが、ハァハァしちゃってるじゃないですか~」
アサヒ「え? あれ!?」
ミリャー「シャッテと違って、反応がなくてつまらないですね~」
アサヒ「大丈夫かホノカ!?」
ホノカ「兄さんが心配することではありません…。私の実力が、ただ足りていないだけですから…」
アサヒ「いや、そんなこと…」
ミリュー「ないとは言えないですよね~? 明らかにヴァンアインを動かしくくなっているはずですから~」
ホノカ「そうなのですか、兄さん?」
アサヒ「えぇと…」
ホノカ「そうなのですか?」
アサヒ「いや、まあ、あの…少しだけ」
ホノカ「うう…」
アサヒ「落ち込むなって! まだ乗ったばかりなんだから、慣れてなくても仕方ないだろ!?」
ミリュー「シャッテが凄すぎたというのも、ありますしね~」「あの子は、索敵に武器の切り替え、マシンのバランス制御まで、並列でこなしていましたから~」
アサヒ「どうりで動かしやすかったはずだ…」
ホノカ「やっぱり動かしにくんだ…」
アサヒ「そういうことじゃなくて!」
ミリュー「気にしても仕方ありませんよ~。あの子は天才ですからね~。大抵のヒトは見劣りしちゃいますよ~」
ホノカ「それじゃ、ダメなんです…」
アサヒ「ホノカ?」
ホノカ「私が兄さんを支えないといけないんです。だからあの人に、負けるわけにはいきません」
アサヒ「そんなに焦らなくても、ゆっくりやっていけば…」
ホノカ「呑気に構えていられるほど、時間があるとでも思っているのですか?」
アサヒ「それは、そうだけど…」
ホノカ「兄さんが動かしやすくなるよう、私がもっともっと努力します。ですから、もう少し待っていてください」
アサヒ「わかったよ。ちゃんと待ってるからな、ホノカ」
ホノカ「はい!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ホノカ「すみません、お休みのところを付き合ってもらって」
ミリュー「気にしなくていですよ~。このシミュレーターは、私かシャッテしか動かせないですからね~」
ホノカ「シャッテさん…」
ミリュー「あの子が、ヴァンアインの操作を練習するために、これを造ったんですよ~」
ホノカ「練習をしていたんですか?」
ミリュー「それはもちろん~。天才は練習をしないとでも思ってましたか~?」
ホノカ「正直…はい…」
ミリュー「そう思いますよね~。でも、もの凄い努力家なんですよ~。生粋の負けず嫌いですからね~」
ホノカ「あの人も努力をしていたんだ…。兄さんを支えるために…」
ミリュー「シャッテだってすぐにできるようになったわけじゃないですし、焦る必要はないと思いますよ~」「今日のところは、やめておきますか~?」
ホノカ「いえ、やります」「あの人が天才の上に努力家だと言うのなら、私はあの人の100倍努力をして、絶対に追いついてみせます」
ミリュー「愛ゆえにですかね~」
ホノカ「ん? なにか言いました?」
ミリュー「いえいえ、なんでもないですよ~」「さてと準備ができました。攻撃は自動でやってくれますから、サポートを中心に頑張ってくださいね~」
ホノカ「了解です」
ミリュー「では、始めましょうか~」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ミリュー「倒したからって安心しないでくださいね~。まだまだいきますよ~」
ホノカ「はい、お願いします」(操作の方法は、ヴァンアインから直接脳に送られてくる。だから、わからないわけじゃない…)(単純に私の能力が足りていないんだ…)
ミリュー「ほらほら、早く指示を送らないと。メインパイロットがどう動いたらいいのか、判断がつけられないですよ~」「そのままだと…」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ホノカ「うっ!?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕


ミリュー「ゲームオーバーになっちゃいますよ~?」
ホノカ「もう、なってしまいました…」
ミリュー「やっぱり、情報の並列処理が厳しいみたいですね~。まあ、普通はそんなことしませんし~」
ホノカ「でも、これができなきゃお話になりません…」
ミリュー「まぁ、そうなんですけど~」
ホノカ「もう一度、お願いします」
ミリュー「ちょっと休憩しないとダメですよ~?」
ホノカ「そんな暇はありません。1日でも早く兄さんの力にならないと…」
ミリュー「だからこそ、休憩しないとですよ~。焦って怪我をしたら、それこそ時間の浪費です。知っていますか、急がば回れって言葉を~?」
ホノカ「はい…」
ミリュー「じゃあ、休憩しましょうね~?」
ホノカ「わかりました…」
ミリュー「うん、素直な子は好きですよ~」
ホノカ(ダメだ、これじゃ…。あの人に追いつけそうにもない…)(このままじゃ、兄さんのお荷物に…)
ミリュー「そんなところで、なにをしているんですか~?」
ホノカ「…?」
ミリュー「ほら、隠れても無駄ですよ~」
〔歩み寄る足音〕
アサヒ「いや、ちょっと様子を見に…」
ホノカ「兄さん?」
ミリュー「まったく~。少し過保護すぎるんじゃないですか~?」
アサヒ「それは自覚してるんスけど、やっぱり気になっちゃって…」
ホノカ「それは、私が信頼できないってことですか?」
アサヒ「そうじゃないよ。ホノカは昔から根を詰めすぎるだろ? だから、変なことになってないかなって」
ホノカ「変なことになろうが、私の勝手です。ミリューさん、再開してください」
ミリュー「ようやく説得したのに~」
アサヒ「あれ? 俺のせいッスか?」
ミリュー「他にいるのなら、教えて欲しいですね~」
ホノカ(私だってできるってところを、兄さんに見せてやるんだ)
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

ミリュー「それじゃあ、再開しますよ~。私が無理だと思ったら、無理矢理にでも止めますからね~?」
ホノカ「了解です」
〔システムの動作音〕
〔画面、青にフラッシュ〕

アサヒ「よっと」
ホノカ「兄さん!? なんで、兄さんが乗ってるんですか!」
アサヒ「俺も訓練をしようかなって」
ホノカ「邪魔です、降りてください」
アサヒ「邪魔って…。そもそもふたり乗りだろうが…」
ホノカ「今日からひとり乗りになりました。というわけで、降りてください」
アサヒ「そうはいかないよ。ひとりで努力したって意味がないんだからさ」
ホノカ「どういう意味ですか?」
アサヒ「ホノカと俺が揃って努力をしないと、俺たちふたりでヴァンアインのパイロットだろ?」「だからさ」
ホノカ「私は兄さんの足を引っ張ってます…」
アサヒ「気にするな。それを受け止めるくらいの度量はあるつもりだ」
ホノカ「私じゃ、あの人に勝てません…」
アサヒ「勝つ必要なんてないじゃないか。ホノカはホノカなんだから」
ホノカ「…兄さんは私と訓練がしたいですか?」
アサヒ「ああ」
ホノカ「ダメです、ちゃんと言ってくれないと」
アサヒ「ホノカと訓練がしたい」
ホノカ「…わかりました。仕方がないので付き合わさせてあげます」
アサヒ「ありがとうな、ホノカ」
ミリュー「話はついた感じですかね~?」
ホノカ「お待たせしました。始めてください」
ミリュー「はい~。ではでは、ポチっと~」
アサヒ「それじゃあ、頑張るとしようか」
ホノカ「はい。全力で挑みます」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホノカ「スプリッター、全て破壊しました」
ミリュー「いやいや~。これからですよ~?」
〔システムの動作音〕
〔画面、青にフラッシュ〕

ホノカ「まだ、こんなに…。これじゃ相手の位置を把握しきれない…!」
ミリュー「さっきは失敗しちゃいましたけど、今度はどうしますかね~?」
ホノカ「兄さん!」
アサヒ「落ち着け、ホノカ。俺はお前を信じる」
ホノカ「でも…!」
アサヒ「大丈夫、ホノカならできるよ」
ホノカ(ここで頼ったらダメなんだ…)(昔、お父さんが言ってた、『人生には負けられないときがある』って。いまがきっとその時だから!)「私に力を貸して、ヴァンアイン・アルヴァ!」
〔システムの動作音〕
〔画面、青にフラッシュ〕

ホノカ「…! 兄さん!」
アサヒ「わかってる! ホノカの情報は全部俺に伝わった!」
ホノカ「なら、やっちゃってください!」
アサヒ「うおおおおおおッ!」
〔ビームの放射音〕
〔画面、発光〕

ミリュー「今度こそ、全機破壊しましたよ~」
アサヒ「やったじゃないか、ホノカ!」
ホノカ「いえ、まだです。あんなギリギリではできたとは言えません」
アサヒ「そっか。頑張り屋だな、ホノカは」
ホノカ「いいえ、足りていないだけです。これからも努力を続けて、必ず兄さんの役に立ってみせます」
アサヒ「それじゃあ、俺はホノカに置いていかれないように頑張らないとな」
ホノカ「そうですよ。私は厳しいんですから」
アサヒ「肝に銘じておくよ」
ミリュー「それじゃあ、訓練を終了しますよ~」
アサヒ「了解ッス」
ホノカ(私はもっともっと強くなる。そして、いつかあの人にも…)
【シナリオエンドデモ終了】


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