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ヴァンアイン・アルヴァ/イヌイ・アサヒ&シャッテ・ジュードヴェステン
ハローグッバイ

破嵐万丈から贈られてきた
追加兵装によってヴァンアインは、
ヴァンアイン・アルヴァへと強化された。

アサヒとシャッテはその力を使い、
地球とプラント間の戦争を止めるため…
そして、突如現れたZマスターとメガノイドから
地球を守り抜くため、仲間たちと共に
戦場を駆け抜ける。

その結果、戦いは一応の終結を迎えたものの、
ふたりはどこかの空間へと
跳ばされてしまうのだった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

シャッテ「んっ…」「…ここは?」
アサヒ「おはよう、シャッテ」
シャッテ「アサヒ…?」
アサヒ「随分と長いこと寝ていたから、そろそろ起こそうかと思ってたんだ」
シャッテ「寝てた…? …ッ!?」「ちょ、ちょっと! ヘンなことしてないでしょうね!?」
アサヒ「…? ヘンなことって…?」
シャッテ「そ、それは…って、アサヒがそんなことするわけないか…。はぁ…」
アサヒ「なんでため息?」
シャッテ「…気にしなくていいわ」「それでここって、どこなの?」
アサヒ「あの時、発動した機能でここに跳ばされたっぽいんだけど、それ以外はさっぱりでさ」「シャッテが寝ているっていうのに、ヴァンアインは勝手に動いちゃってるし」
シャッテ「勝手に動いてる?」
アサヒ「操縦が一切効かないんだ。どこかに向かっている様子ではあるんだけど」
シャッテ「なるほどね…」「ちょっと待ってて。ヴァンアインにアクセスして探ってみるから」
アサヒ「そんなことできるの?」
シャッテ「できるのよ、そんなこと」
アサヒ「随分と解析が進んだね」
シャッテ「まだまだよ。全部を解析し終わるまで、あと何年かかることやら…」
アサヒ「気の長い話になりそうだ、それは」
シャッテ「途中で抜ける気じゃないでしょうね?」
アサヒ「俺がそんなことすると思う?」
シャッテ「まあ、ちょっとは信用してあげてもいいかもね」「っと、わかったわ。どうやらこの空間は、ヴァンアインの記憶の中みたいね」
アサヒ「記憶の中?」
シャッテ「理由はよくわからないけれど、ヴァンアインが自分の記憶を再現してるみたい。夢の中にいるって方がわかりやすいかしら?」アサヒ「う、うーん…?」
シャッテ「とにかく、現実の世界ではないってことよ」
アサヒ「よくわからないけど、わかったよ。っと、どこかに着いたみたいだ」
シャッテ「ん…?」
アサヒ「ほら、風景が変わっていく」
〔画面、発光〕

シャッテ「火星の遺跡…」
アサヒ「俺たちと辿った道筋を、もう1度繰り返すつもりかな」
シャッテ「ということは、アレも倒さないといけないってことね…」」
〔転移音〕
アサヒ「スプリッターか…」
シャッテ「ここで負けたら、なにが起こるかわからないわ。油断せずに、全力でいきましょう」
アサヒ「夢の中で戦うっていうのもヘンな感じだけど、やってやりますか!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アサヒ「あれ? また元の場所に戻って来た?」
シャッテ「戻って来たんじゃなくて、先に進んだみたいね。その証拠に、ほら、あそこ」
〔画面、発光〕

ゼロ「我々は君たちを救いに来た、正義の味方だ」
シャッテ「正義の味方って…」
スメラギ「詳しい話はあとにしましょう。刹那、よろしく頼むわね」
刹那「了解。ガンダムエクシア、目標を駆逐する!」
〔画面、発光〕

アサヒ「あれって、黒の騎士団やソレスタルビーイングのみんなと初めて会った時の…」
シャッテ「あんなスクリーンみたいな光景、さっきまでなかったでしょ?」
アサヒ「甲児たちや、凱さんと合流した時のものもあるね」「でも、俺たちが入り込んだ火星の記憶と、いまこうして並んでいる記憶。この差はなんなんだろう?」
シャッテ「この空間自体がよくわからないモノだから、なんとも言えないわね」
アサヒ「理屈じゃないもんな、夢って」
シャッテ「…こうして風景を眺めてると、随分と遠くまで来たんだって実感できるわ」
アサヒ「そうだね。危険な目にもたくさん遭ったし、俺なんか一度死にかけたし」
シャッテ「笑いながら言うことじゃないでしょ…。あの時は、ホントに心配したんだから」
アサヒ「シャッテが傷付かなくて、本当に良かったよ」
シャッテ「あたしは、あなたに傷付いて欲しくなかった…」
アサヒ「ごめん、勝手なことをして」
シャッテ「もういいわ。過去のことだもの」
アサヒ「ありがとう」
シャッテ「べ、別にお礼を言ってほしいわけじゃ…!」
アサヒ「また、どこかに着いたみたいだ」
シャッテ「ホントだ。風景が止まってる」
アサヒ「さて次は、どこの記憶かな」
〔画面、発光〕
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

シャッテ「どうやら、今度は南十字島みたいね」
アサヒ「しばらくこの島に滞在していたから、ヴァンアインの記憶に深く残っているのかも」
シャッテ「この島にいた時って、随分と穏やかに過ごしてたから」
アサヒ「そうだね。タクトたちと海に遊びに行って、シャッテの水着を見たり」
シャッテ「ッ!? あれはミリューが勝手に!」
アサヒ「炭鉱山に探しに行くことになって、シャッテが怖がっちゃりしてさ」
シャッテ「なんで、そんな思い出ばかりなのよ!?」
アサヒ「楽しかったよね」
シャッテ「全然楽しくない!」
アサヒ「そう? あんな日々をシャッテと一緒に過ごせるなら、俺はすごく楽しいと思うけど」
シャッテ「それは…否定しないけど…」
アサヒ「あの時を、1日でも早く取り戻さないとね」
シャッテ「…ずっと、あたしと一緒にいるつもりなの?」
アサヒ「ん?」
シャッテ「なんでもない。ほら、また移動するみたいよ」
〔画面、発光〕

ホノカ「お兄ちゃん!」
アサヒ「ホノカ!?」「ホノカ! どこにいるんだ、ホノカ!」
シャッテ「落ち着きなさい、アサヒ。ここはヴァンアインの記憶の中よ。妹さんが本当に襲われてるわけじゃない」
アサヒ「ッ!」「そっか…。そうだよな…」
シャッテ「大丈夫。妹さんは地球で無事に暮らしているわ」
アサヒ「………」
シャッテ「そのために、あたしたちは必死に戦ったんじゃない」
アサヒ「…うん」
シャッテ「ほら、しゃんとしなさい。スプリッターが来てるわ」「記憶の中だとはいえ、妹さんを危険に晒したままにはできないでしょ」
アサヒ「そうだね。いくよ、シャッテ」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シャッテ「少しは落ち着いた?」
アサヒ「うん。心配かけて、ごめん」
シャッテ「随分と今更ね。心配ならしょっちゅうしてるわよ」
アサヒ「じゃあ、その分もごめん」
シャッテ「フフ…」
アサヒ「次の場所が見えてきたね」
シャッテ「あれは、アラスカ…」
アサヒ「今度のは結構きつそうだな」
シャッテ「そうね。でも、目を背けることはできないわ。これも、あたしたちが辿った道筋なんだから」
〔画面、発光〕

シャッテ「………」
アサヒ「いまでもよく思うんだ。自分にできることが、もっとあったんじゃないかって」
シャッテ「きっと変わらないと思う。あたしたちができることは限られているし、その中で全力を尽くしていた」「そうでしょ?」
アサヒ「そうだよね。ただの感傷なんだって、ちゃんとわかってはいるんだ」
シャッテ「事実はどうであれ、簡単に割り切れるものじゃないってことは、あたしも理解してるつもりよ」「結局あたしは振り切れなくて、アサヒにスゴく迷惑をかけちゃったから…」
アサヒ「シャッテ…」
シャッテ「あの時は、本当にごめんなさい」
アサヒ「随分と今更だね。シャッテが迷惑をかけてるのは、いつものことだろ?」
シャッテ「フフ…。そうかもね」「ねえ、迷惑ついでに、ひとつお願いしてもいい?」
アサヒ「どうしたの?」
シャッテ「…手を握っていて欲しいの。少しの間でいいから」
アサヒ「うん、わかった」
シャッテ「ありがとう、アサヒ」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

アサヒ「アラスカから、オーブまでの記憶か…」
シャッテ「つらい記憶が続くわね…」
アサヒ「自分が死ぬかもしれない、大切な人が死ぬかもしれない」「そんな可能性がある中で、どうしてカラバやオーブの人たちは、俺たちを受け入れるって選択ができたんだろう」
シャッテ「そうしなければ、もっと多くのものを失うからじゃないかしら」
アサヒ「あの人たちと同じ状況になった時、俺はちゃんと選ぶことができるのかな」
シャッテ「意外ね。アサヒなら全部救ってみせるって、ノータイムで言うかと思ってたのに」
アサヒ「俺はヒーローじゃないから、全部は救えないよ」「それでも、戦争を止めたいし、シャッテを守りたいって本気で思ってる」
シャッテ「だったら、その方法を考えないとね」
アサヒ「そうだね。もっともっと色々と考えないと」
シャッテ「でも、それはとりあえず後回し。またどこかに着いたみたいだから」
〔画面、発光〕

シャッテ「ここは…あたしたちが見た最後の景色」
アサヒ「地球とザフトの戦争が終われば、少しは地球も平和になるのかな?」
シャッテ「わからないけど、そのために、あたしたちは戦ったんだから。そうなってもらわないと困るわ」
アサヒ「なぁ、ヴァンアイン。お前は人の想いを具現化させるんだろ?」「だったら、俺たちのこの想いを、現実のものにしてくれよ」
????「過ぎたる願望だ。それは、人間の域を超えている」
アサヒ「ッ!?」
シャッテ「なんで、アンタがここに!」
????「終わらせるため。夢はここで終わりだ」
アサヒ「…ここが終着点ってことか。アンタもヴァンアインの記憶なのか?」
????「関係ない。何であれ、お前たちはここで終わる」
アサヒ「関係ない、か…」「悪いけど、俺たちはまだ旅の途中なんだ。こんな所で止まるつもりはない!」
シャッテ「アンタを倒して、あたしたちは先へと進む!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アサヒ「世界が消えていく」
シャッテ「きっとヴァンアインが、目覚めようとしているんだわ」「その証拠にほら、あたしたちも…」
アサヒ「この世界と一緒に、俺たちも消えるのか」
シャッテ「あたしたちも、ヴァンアインの見た夢だったのかもね」
アサヒ「だとしたら、随分とロマンチックだね」
シャッテ「…ねえ、アサヒ。本当のあたしたちは、どうなっちゃったのかしら」
アサヒ「どうなんだろう。死んでないといいんだけど」
シャッテ「そうね。やり残したこともたくさんあるし」
アサヒ「シャッテと離れたくないしね」
シャッテ「その心配は、いらなんじゃない?」「死んだとしたらどうやったって、一緒に死んでるはずだからね」
アサヒ「そっか。ならそれも悪くはないかな」
シャッテ「…冗談だったんだけど」
アサヒ「俺は本気だよ?」
シャッテ「はいはい…」
アサヒ「もしかして俺、信用されてない?」
シャッテ「…ねえ、アサヒ」
アサヒ「ん?」
シャッテ「あたしたちが夢だとして、それでもこの想いは本物だと思うの」
アサヒ「この想いって?」
シャッテ「…あたしもアサヒと離れたくない」
アサヒ「ありがとう」
シャッテ「なんで、お礼?」
アサヒ「わからないけど、そう思ったから。だから、ありがとう」
シャッテ「ホントにヘンな人ね、アサヒって」
アサヒ「よく言われるよ、変だって」
シャッテ「フフ…。目を覚ましたら、また会いましょう」
アサヒ「うん。それまでおやすみ、シャッテ」
〔画面、発光〕
【シナリオエンドデモ終了】


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