ハインヘルム強襲型(オリーヴ機)/オリーヴ・オペール
ハインヘルム改強火型(エーメル機)/エーメル・エルキン
変わった先輩
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
その組織に所属するエーメル・エルキンは、
重大な危機に瀕していた。
彼女は朝から
グーニラ博士の研究を手伝っていたため、
一食も摂っていなかったのである。
そんな危機を脱するべく、
彼女はグーニラ博士に相談をするのだが…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
エーメル「うーん…。これは、もしかしてもしかすると…」「…迷子になった?」
〔画面、発光〕
グーニラ「お腹が減った?」「ドルテ君がいれば作ってもらうんだが、生憎と彼女は訓練中だからなぁ」
エーメル「わかりました…。ドルテ先輩が帰ってくるまで我慢します…」
グーニラ「今日の訓練は結構遅くなるって話だったし、食堂まで行ってみたらどうかな?」
エーメル「知ってますよね、博士。ボクが迷子になりやすいって…」
グーニラ「心配いらないって。目の前の道をちょっと行けばすぐだから」
エーメル「本当ですか?」
グーニラ「おいおい私が君に嘘をついたことがあるかい?」
エーメル「はい、星の数ほど」
グーニラ「はーっはっはっはっ! そうだったかもしれないな!」「だが、今回は大丈夫だ! 腹が減っては戦は出来ぬって言うだろ? 早く行ってきたまえ」
エーメル「本当かなぁ」
グーニラ「本当本当!」
エーメル「それじゃあ、行ってきます」
〔画面、発光〕
エーメル「騙された…。完全に騙された…」「そもそも、どこなんだろここ…。どこも同じ様な風景で全然わからないよ…」「お腹すいたなぁ…」
〔歩み寄る足音〕
オリーヴ「あれ、エーメルさん? どうしたんですか、こんなところで?」
エーメル「オリーヴ先輩…」「よかった、助かったぁ」
オリーヴ「わわわっ!? どうしちゃったんですか!?」
エーメル「実は…」
エーメル「…というわけなんです」
オリーヴ「そうだったんですか。馴れてないとわかりづらいですよね、ここ」
エーメル「ボクが方向音痴だっていうのも、原因なんですけど…」
オリーヴ「私もなにがどこにあるのか覚えるのに、数ヶ月かかりましたから。気にしなくても大丈夫ですよ」
エーメル「あの、食堂までのルートを教えてもらってもいいですか?」
オリーヴ「私もちょうど行こうと思ってたところなので、一緒に行きましょうか」
エーメル「…!」「ありがとうございます!」
オリーヴ「ふふふ」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
エーメル「はわっ!?」
オリーヴ「…!」
男(※画面オフ)「訓練訓練。第3格納庫で火災が発生。各員は速やかに所定の場所まで避難してください」
オリーヴ「どうやら、緊急避難訓練みたいですね」「第3格納庫が火事になった場合は、食堂が避難所になっているのでピッタリでしたね」
エーメル「オリーヴ先輩と一緒で本当に良かったです。避難所とかまだ聞いてなかったので、更に迷子になるところでした」
オリーヴ「私もひとりだとアワアワしちゃうので、エーメルさんに会えて良かったです」「あんまり遅いと怒られちゃうので、行きましょうか」
エーメル「はい!」
〔シャッターの開閉音〕
オリーヴ「………」
エーメル「…あの、シャッターが閉まっちゃったんですけど」
オリーヴ「延焼を防ぐためかと…」「で、でも、食堂に行くルートは、ちゃんとあるはずですから!」
エーメル「…大丈夫ですよね?」
オリーヴ「…たぶん?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
オリーヴ「ここも行き止まり…」
エーメル「戻って別の道を行くしかなさそうですね」
オリーヴ「ごめんなさい。シャッターが降りている場所が、事前にわかってたらいいんですけど…」
エーメル「全然気にしないでください、オリーヴ先輩のせいじゃないですから」「それに、ボクひとりじゃ辿り着けませんでしたから」
オリーヴ「まだ、着けてないですけどね…」
エーメル「大丈夫! 徐々に近づいているはずです、たぶん!」
オリーヴ「そうですね。離れていることはないと思います、たぶん」
エーメル「立ち止まっててもしょうがないですし、ドンドン進んで行きましょう!」
〔腹の虫の音〕
エーメル「あっ…」
オリーヴ「お腹減っちゃいましたよね」
エーメル「えぇと、あの…」「はい…」
オリーヴ「実は私もペコペコなんです。さっきから、なに食べようかなって考えちゃって」「あの食堂ってメニューがたくさんあるから、いつもなに食べようか迷っちゃうんですよね」
エーメル「………」
オリーヴ「別にご飯のことばかり考えてるわけじゃないですよ!? 訓練もちゃんとしてます!」
エーメル「ごめんなさい、勘違いさせちゃったみたいで。そんなこと思ってないですから」
オリーヴ「じゃあ、なんでじっと見てたんですか?」
エーメル「オリーヴ先輩って、なんか変わってるなって」
オリーヴ「変わってますかね?」
エーメル「ボクから見たら、結構…」
オリーヴ「うーん、そうかなぁ?」
エーメル「変わってるって言われませんか?」
オリーヴ「結構、言われるかもです…」
エーメル「やっぱり」
オリーヴ「自覚はないんですけど、変なんですかねぇ?」
エーメル「ボクから言っておいてなんですけど、悪い意味でじゃないんで、気にしなくていいと思います!」
オリーヴ「そうですか? それじゃあ気にしないことにします」「今度はこっちの通路を行ってみましょうか」
エーメル「はいう、わかりました」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
オリーヴ「あれ、ここって…」
エーメル「どうかしたんですか?」
オリーヴ「…やっぱりそうだ」「エーメルさん! ここ、食堂の近くですよ!」
エーメル「本当ですか!?」
オリーヴ「間違いありません! もうちょっとですから、頑張りましょう!」
エーメル「ちょ、ちょっと!? 手を引っ張らないでください!」
オリーヴ「ほらほら、早く!」
エーメル「ま、待ってくださいよ~!?」
〔走り去る足音〕
〔画面、発光〕
オリーヴ「到着です!」
エーメル「ちょっと…早いですよ…オリーヴ先輩」
オリーヴ「ごめんなさい。ついつい嬉しくなっちゃって」「それじゃあ着いたことを報告して、ご飯にしましょうか」
エーメル「はい…」
〔歩み寄る足音〕
カタリーナ(※水着)「やっと見つけましたよ」
オリーヴ「カタリーナさん」
カタリーナ(※水着)「オリーヴさんの姿た見えないんで、心配しちゃいました」
オリーヴ「ごめんなさい。ちょっとエーメルさんと一緒に迷子になっていたもので」
カタリーナ(※水着)「一緒に?」
エーメル「ごめんなさい。ボクに付き合ってもらったんです」
カタリーナ(※水着)「ほうほう、なるほど。お手々つないで随分と仲良しそうですね?」
オリーヴ「さっき、仲良くなっちゃいました。ね、エーメルさん?」
エーメル「えっ、あ、はい」
カタリーナ(※水着)「それはそれは」
オリーヴ「エーメルさんと一緒にご飯にするんですけど、カタリーナさんもどうですか?」
カアリーナ(※水着)「もちろん、ご一緒させてもらいますよ」
オリーヴ「それじゃあ、私は先に報告してきますね」
〔歩き去る足音〕
エーメル(やっぱり変わってるな、オリーヴ先輩って)
カタリーナ(※水着)「可愛いですよね、オリーヴさんって」
エーメル「えっ?」
カタリーナ「もしかして、惚れちゃいました?」
エーメル「ええっ!? いやいや、そんな!」
カタリーナ(※水着)「だったら、いいんですけど」
エーメル「は、はぁ?」
カタリーナ(※水着)「それじゃあ、なにを食べるか選びに行きましょうか」
エーメル「は、はい」(なんか変わってるなぁ、この人も…)
【シナリオデモ終了】
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