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リック・ディアス/アポリー・ベイ
アポリーの涙

反地球連邦組織『エゥーゴ』の指導者、
ブレックス・フォーラは
クワトロ・バジーナと共に
会談のため、とある場所へと向かっていた。

クワトロ・バジーナの部下である
アポリーとロベルトは彼の乗るシャトルを
護衛するために周辺宙域の警戒を行っていた…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

アポリー「ミノフスキー粒子が濃くなって来た。ティターンズが仕掛けて来るとしたら、この辺りだな」
ロベルト「ティターンズからすれば、エゥーゴンお通信であるクワトロ大尉とブレックス准将をまとめて始末できるチャンスだ」「奴らは必ず仕掛けて来る。油断するなよ、アポリー」
アポリー「ふ、何年の付き合いだよ。俺がそんなミスをすると思うか?」「一年戦争の頃から俺たちは大尉の部下として戦って来たんだぜ。連邦の相手は慣れたもんだよ」
ロベルト「ティターンズだろ。連邦の中でも地球至上主義のとりわけロクでもない連中だよ」
アポリー「随分とご立腹だな。お前、そんなに主義者だったか?」
ロベルト「コロニーに毒ガスを撒くような事をされれば、主義者でなくたってこうもなるさ」
アポリー「確かにそうだな。奴らのやり方は許せるような事じゃない」
ロベルト「地球の奴ら、一年戦争以来、宇宙に住む人間が怖くなったんだろうな。また反乱を起こされるんじゃないかって」「だからティターンズなんてモノを創って、俺たち宇宙移民者を締め上げようとしてやがるのさ…」
アポリー「なんだか、やるせないよな。俺たちがあの戦争に参加した時、少しは宇宙移民者のためだという想いはあった」「でも、その結果はこれだ。宇宙と地球の関係は改善されるどころか、悪化しちまってる…」
ロベルト「それは俺だってそうさ…」
アポリー「ロベルト…」
ロベルト「俺たちだけじゃない。大尉だってそう感じてるはずだ」「だから、大尉はブレックス准将と一緒になって反地球連邦組織なんてやっているんだろう」
アポリー「…お前も大尉に期待しているのか?」
ロベルト「ああ…。あの人からすれば、いい迷惑だろうけどな」「それでも俺は大尉を見ていると、宇宙に住む人間を率いていけるんじゃないかって感じちまうんだよ」
アポリー「ロベルト…」
〔警報〕
アポリー「レーダーに反応…!」
ロベルト「ちっ、予想は当たったか…! 迎撃に当たるぞ、アポリー!」「大尉たちのシャトルが離脱するまで、時間を稼ぐ!」
アポリー「了解した!」
ロベルト「大尉も准将も、こんな所でやられていい人じゃない。絶対に守りきってやる!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アポリー「レーダーにさらに反応…! おいおいこの数…何考えてんだか!」
ロベルト「愚痴を言っても始まらんさ! やるぞ、アポリー!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

アポリー「くっ、ブレックス准将は連邦の高官だぞ!」「その人を襲おうってのに、よくもこれだけの部隊を堂々と動かせたもんだな…!」
ロベルト「ティターンズはいまや連邦のほとんどを牛耳っているからな! 多少の情報操作はお手の物だろ!」
アポリー「だから、こんな暗殺めいた真似も平気でできるか! 本当に腐った連中だよ、奴らは…!」
〔警報〕
ロベルト「別方向からさらに新手だと…!?」
アポリー「まずい…! そっちはシャトルの針路上じゃないか…!」
ロベルト「チッ、アポリー…! 俺は新手の方に向かう! ここの足止めはお前に任せるぞ!」
アポリー「待て、ロベルト!」
〔バーニアの噴射音〕
アポリー「くそっ…! こっちを片付けたらすぐに行く! 死ぬなよ、ロベルト!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

アポリー「こっちはこれで全部か…! 今からそっちに向かう! 生きてろよ、ロベルト!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ティターンズに楯突くゴミが! 身の程を知るんだな!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、震動〕

アポリー「ちぃ、まだいやがるのかよ…!」「俺はロベルトの所に行かなくちゃならないんだ! さっさと落ちろっ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

アポリー「大丈夫か、ロベルト…!」「!? お前…! その機体…!」
ロベルト「ちょ…ちょっとドジっちまった…。こんな…ところでな…」
アポリー「早く脱出しろ!」
ロベルト「無理だ…。脱出装置も…死んだみたいだ…」
アポリー「ロベルト…!」
ロベルト「なあ、アポリー…。『大佐』の事を…頼んだぞ…」「あの人は今の宇宙に…なくては…」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕

ロベルト「うわあああぁぁぁぁーっ…!」(画面オフ)
アポリー「ロベルトォォォォ…!」(画面オフ)
〔発光、収束〕
アポリー「くっ…馬鹿野郎…! 勝手に逝きやがって…!」「ちくしょおおおぉぉぉぉ! ティターンズの奴らめぇぇぇーっ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

クワトロ「よくシャトルを守ってくれた。おかげで准将も無事だ」
アポリー「はい…。でも、ロベルトが…」
クワトロ「…惜しい部下を失くしたな。彼は何か言っていたか?」
アポリー「『大佐』を…頼むと…」
クワトロ「…『大佐』か…」
アポリー「クワトロ大尉…」
クワトロ「分かっている…。いつまでもこのままでいるつもりはない。その時が来れば立つ」「でなければ、死んだ者に顔向けできんさ」
アポリー「………」(お前の最後の頼みは聞いたぞ。大佐とエゥーゴは俺が支えていく)(だから、お前は安らかに逝けよ、ロベルト…)
【シナリオエンドデモ終了】


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