アクエリオンルナ／シルヴィア・ド・アリシア
過去からの想い
琥珀に閉じ込められた堕天翅の羽…。
その羽に触れたことで過去の記憶を共有した
アポロとシルヴィア…。
それ以来、
夢を共有するようになたふたりは、
互いの距離を縮めていく…。
だが、その中でシルヴィアの心には
ひとつの疑念が浮かんでいた…
［Ｅｐ．１］
【シナリオデモ開始】
ソフィア「アポロと話せない？」
シルヴィア「そこまでってわけでもないんですけど、ただなんだか顔を合わせるとぎこちなくなっちゃって…」「前に言ってもらったことがあったじゃないですか。私は自分の気持ちに気付いてないだけだって」「あの後、色々あって言われていたことは分かったんですけど…」
ソフィア「今度は逆に意識しすぎてしまうと…」
シルヴィア「ええ…」
ソフィア「分かるわ。好きな人と話す時ってどうしてかうまくいかないものなのよね」
シルヴィア「ま、まだ好きとかって決まったわけじゃ…！」
ソフィア「ふふ、まだそこまで素直になれないか」
シルヴィア「そ、そうじゃないんです。確かにあいつがどうでもいい奴ってわけじゃないのは確かなんですけど…」「でも、この気持ちが本当に私のものなのか、分からなくなってきてしまって…」
ソフィア「と、いうと…？」
シルヴィア「前に言ってたじゃないですか。私たちの記憶が合体を重ねるごとに少しずつ共有されていっているって」「それにセリアンのアポロニアスの…私たちの過去生のこともありますから…」
ソフィア「自分の気持ちが、過去生によって影響されたものなんじゃないかと、そう感じるわけね？」
シルヴィア「………」
ソフィア「自分の気持ちがどこから来たものなのか…か。難しい問題ね」「確かに一概に答えられる問題じゃないわ」
シルヴィア「そうですよね…」
ソフィア「でも、難しい問題だけれど、それって重要な問題というわけではないんじゃないかしら？」
シルヴィア「重要じゃない…？ それってどういう…」
ソフィア「それはね…」
〔ハッチの開閉音〕
アポロ「入るぞー」
シルヴィア「ア、アポロ…！？」
アポロ「なんだ、シルヴィアいたのか」
シルヴィア「い、いたのかじゃないわよ！ 何よ、急に…！」
アポロ「いや、腹減っちまってな。なんかうまそうな匂いがするからよ」
ソフィア「この紅茶をケーキに釣られてきたのね。アポロらしいわ」
シルヴィア「もう…！ 人が深刻な話をしてるってのに、本当にデリカシーってもんがないんだから！」「すみません！ なんか気分が壊れたんで、また来ます！ ありがとうございました！」
〔歩き去る足音〕
アポロ「なんだ、あいつ…？」
ソフィア「ふふ…色々と難しい時期なのよ」
【シナリオデモ終了】
［Ｅｐ．２］
【シナリオデモ開始】
シルヴィア「はあ…。せっかく相談しにいったのに…何やってんだろ、私…」「あの羽に触れた時に見た、アポロニアスとセリアンの出会いと、別れ…」「あれが私たちの過去生なら、やっぱりこの気持ちも、私がセリアンの生まれ変わりだから…？」「そんなのって…」
？？？？（※アポロ）「くんくん…くんくん…」
シルヴィア「だ、誰…！？」
アポロ「やっぱりこの匂いはお前だったか」
シルヴィア「アポロ…！？」
アポロ「やっと見つけたぜ、シルヴィア」
【シナリオデモ終了】
［Ｅｐ．３］
【シナリオデモ開始】
シルヴィア「どうして、あんたがこんな所に…」
アポロ「どうしてって、お前の様子が変だからだろうが…」
シルヴィア「なんで、あんたがそんなこと気にするのよ」
アポロ「あれ？ そういや、なんでだ？」
シルヴィア「…やっぱりアポロがアポロニアスの過去生だから？」
アポロ「あ…？」
シルヴィア「アポロニアスの過去生だから、それで私のことが気になったのかなって…」
アポロ「何言ってんだ、お前？」
シルヴィア「え…？」
アポロ「関係ねえだろ、そんなこと。昔がどうとかなんて話よ」
シルヴィア「え、でも…」
アポロ「少なくとも俺は俺だ。アポロニアスなんかじゃねえ」「昔はどうだったか知らねえが、そんなことは関係ねえ」「今、自分がやりたいことやって、食いたいもん食ってるのは、少なくとも俺の意志だぜ」
シルヴィア「じゃあ、あたしを追っかけてきたのも」
アポロ「ただ気になっただけだよ。お前が言うか古賀どうなんて話はまったく関係ねえよ」
シルヴィア「アポロ…」「ほんと単純ね、あんたは」
アポロ「なんだよ、悪いかよ」
シルヴィア「ううん、悪くない」「そうね、あんたの言う通りかも。昔がどうなんて話は重要なことじゃないのかもしれないわね」
アポロ「そういうこった」「で、なんだったんだよ。アホ姫様の不機嫌の理由はよ？」
シルヴィア「ううん、もういいのよ。どうでも」
アポロ「あ…？」
シルヴィア「ありがとね、アポロ」
アポロ「お、おう…？」
シルヴィア「ふふ、ほんと…。ありがとね、アポロ…」
【シナリオエンドデモ終了】
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