地獄王ゴードン/あしゅら男爵
決死!あしゅら男爵の覚悟!
Dr.ヘルの忠実な腹心として
絶対の忠誠を誓う、あしゅら男爵。
しかし、度重なる失敗に、
Dr.ヘルの我慢は限界に達しようとしていた。
果たして、あしゅら男爵は、
この危機を乗り越えることができるのだろうか…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
甲児「くらいやがれ! ターボスマッシャーパアァァァーンチ!」
あしゅら男爵「ッ!?」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
あしゅら男爵「機械獣軍団がこうもあっさりと…!」
甲児「どんなもんだ!」
あしゅら男爵「覚えていろ、兜甲児! 次こそは、必ずや!」
甲児「何度来たって同じだ! この兜甲児様がいる限り、光子力研究所には指一本触れさせないぜ!」
あしゅら男爵「ぐぅ…!」
Dr.ヘル「あしゅらよ、またもや失敗したのか」
あしゅら男爵「申し訳ございません、Dr.ヘル…。しかし、次こそは…!」
Dr.ヘル「その言葉、ワシに何度聞かせるつもりだ」
あしゅら男爵「で、ですから、次こそは確実に…」
Dr.ヘル「次があると高を括っている人間に、あのマジンガーが倒せると思っているのか?」
あしゅら男爵「お、お言葉ですが、Dr.ヘル…。マジンカイザーの力は恐ろしいまでに強く、まさに魔神といった体でして…」
Dr.ヘル「次は、お得意の言い訳か」「もう、ワシも我慢の限界だ! 今日という今日こそは、お前に愛想が尽きた!」
あしゅら男爵「そ、そんな…。私はDr.ヘルのために全てを捧げて…」
Dr.ヘル「くどい! お前の顔などもう二度と見たくもないわ!」「そこの兵士よ、あしゅらを地下牢に連れていけ!」
あしゅら男爵「お待ちください、Dr.ヘル! 私に今一度、チャンスを!」
Dr.ヘル「もう十分に機会はやった。それを生かすことのできなかった、お前の責任だ」
鉄仮面軍団「さあ、あしゅら様、こちらへ」
あしゅら男爵「ええい、離せ! 私に触るな!」「Dr.ヘル! お許しください、Dr.ヘル!」
Dr.ヘル「いままでご苦労だったな」
あしゅら男爵「Dr.ヘルゥゥゥゥッ!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
鉄仮面軍団「あしゅら様、食事をお持ちしました」
あしゅら男爵「………」
鉄仮面軍団「おい、全然食べている様子がないが、あしゅら様は大丈夫なのか?」
鉄仮面軍団「Dr.ヘルに見捨てられたのだ。食事を摂る気にもなれないのだろう…」
あしゅら男爵(私は、いったいなにを間違えたのだ…。全ては我が主Dr.ヘルの世界征服のため。そう信じて生きてきたというのに…)(ただ、元をただせば、私がこうなったのも全て、あの憎き兜甲児のせい…!)(奴さえいなければ、私は…私は…
!)(いっそ脱獄をするか?)(兜甲児を下し、邪魔な光子力研究所を破壊すれば、きっとDr.ヘルもお許しになるはず)(だが、どうやって下す?)(大量の機械獣で、一気にマジンカイザーを攻めてやるか?)(いいや、それでは無理だ)(あの魔神の力は、ただの機械獣では抑えられん)(ならば、変装して研究所の内部へと潜入。爆破で破壊しつくしてやろうか?)(いいや、それも無理だ)(以前の失敗を受け、内部のセキュリティは強化されているはずだ)(ならば、どうする…? どうずれば、奴を下すことが出来る…?)
鉄仮面軍団「そういや見たか、あの巨大な機械獣を?」
鉄仮面軍団「巨大な機械獣?」
あしゅら男爵「…!」
鉄仮面軍団「格納庫の奥で眠っているヤツだよ」
鉄仮面軍団「ああ、あれは失敗作だとさ。なんでも、パーツが足りなくて動かせないんだと」
鉄仮面軍団「それは勿体ないな。あれだけの巨体なら、マジンカイザーでも葬ることができるだろうに」
鉄仮面軍団「ああ、まったくだ」
あしゅら男爵「おい…」
鉄仮面軍団「どうかしましたか?」
あしゅら男爵「すまないが、こちらに来てもらえないか?」
鉄仮面軍団「え? ええ、構いませんが…」「いったい、どうしたって…」
〔画面、フラッシュ〕
鉄仮面軍団「ひ、ひぃ!?」
鉄仮面軍団「お放しください、あしゅら様!」
あしゅら男爵「なに、少しだけ話を聞かせて欲しいだけだ」
鉄仮面軍団「は、話…?」
あしゅら男爵「ああ、その巨大な機械獣とやらについてな…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
〔歩み寄る足音〕
鉄仮面軍団「…Dr.ヘル様」
Dr.ヘル「どうした、ワシはいま忙しいのだ」
鉄仮面軍団「そ、それが…」
Dr.ヘル「むっ…?」
あしゅら男爵「………」
Dr.ヘル「…どうしてお前がここにいるのだ」
あしゅら男爵「私の話を聞いていただきたく、ここに参上いたしました」
Dr.ヘル「言ったはずだぞ。もう、顔も見たくないと」
あしゅら男爵「ならば、この身。八つ裂きにしていただいて結構!」
Dr.ヘル「自ら死を望むというのか?」
あしゅら男爵「あなた様に望まれぬというのならば、この生にどれだけの価値がありましょうか?」
Dr.ヘル「…フン、いいだろう。話してみよ」
あしゅら男爵「私が言いたいことはただひとつ。この身を地獄王ゴードンにお使いください」
Dr.ヘル「生体パーツになるというのか?」「それならば、確かに地獄王ゴードンは完成する…。だが…」
あしゅら男爵「なにを迷う必要がありましょうか、Dr.ヘル」
Dr.ヘル「その身を使うとはどういうことなのか、正しく理解しておるのか?」
あしゅら男爵「もちろんです。我が生命は元よりDr.ヘルの物」
Dr.ヘル「そこまでとは…」「お前の忠義、確かに受け取った。今までの失敗は全て水に流そうではないか」
あしゅら男爵「ありがたき幸せ」
Dr.ヘル「今度こそ兜甲児の息の根を、必ずや止めてみせるのだ!」
あしゅら男爵「はっ! 全てはDr.ヘルのために!」
【シナリオデモ終了】
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