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バウ(グレミー機)/グレミー・トト
血の力

ガルダーヤの街を後にしたグレミー・トトは、
アーガマと合流しようとする
ガンダムチームを捕捉する。

グレミーはガンダムチームとの戦いに
及び腰なオウギュストに対し、
秘策であるニュータイプ部隊の存在を証、
やる気を奮い立たせると同時に
自らの駒にするべく圧力をかける。

ハマーンの部下だったオウギュストではあるが、
ニュータイプ部隊を率いる
グレミーに畏敬の念を抱き、
服することを誓うのであった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

グレミー「ではオウギュスト…私が仮眠を取る間、ガンダムチームの追撃は任せたぞ」
オウギュスト「はっ…グレミー様が疲れを癒やされる間、私が艦をお守り致します」
グレミー「…臆するなよ、オウギュスト。私が温存してきたニュータイプ部隊があれば、ガンダムチームなど恐るるに足りない」「その後に戦うことになる、真の敵も…な」
オウギュスト「私は心の底から、グレミー様に怖さを感じております」「その恐れは連邦にも…そしてネオ・ジオンの兵士にも伝わりましょう」
グレミー「オウギュスト…お前はネオ・ジオンの兵が、私に付くと思うか?」
オウギュスト「人々は権力者による恐怖に従うものです。なぜならその恐怖に服従した時、恐怖は安心に変わると知っているからです」
グレミー「フ…」「1時間程私は眠る。何か変化があれば、私に連絡を寄越せ」
オウギュスト「はっ」

グレミー「権力者による恐怖に従う…か」(そうだ…それこそが私が考える大衆の心理そのものだ。人々は常に、権力者による支配を望んでいる)(独裁者による支配だろうと…平和であるならばそれでいいというのが大衆だ)
〔木製扉の開閉音〕
グレミー「ふー…」(オウギュストがそうであったように、ハマーンに従うネオ・ジオンの兵を私のモノにすることは可能なはずだ…)(そうだ…私の血の力…。それがあれば…私がネオ・ジオンを…)(率いる…こと…も…)
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

????(画面オフ)「グレミー…グレミー…」
グレミー「この声は…」
????(画面オフ)「グレミー…。あなたがネオ・ジオンを率いるまで、後もう少しよ…グレミー…」
グレミー「…ママ! ママなんだね!」「もう少し待っていて、ママ。グレミーが必ず、ネオ・ジオンをこの手に…」
????(画面オフ)「そんな甘ったれた考えが実現すると思っているの!?」
グレミー「!?」「誰だ、この声は…! ママではない!」
ルー「当たり前よ! あたしはあんたのママなんかじゃない!」
グレミー「ルー・ルカ…!?」
リィナ「あなたのママは甘やかしてくれるだろうけど、現実はあなたのママじゃないのよ?」
グレミー「リ、リィナ・アーシタ!?」
プル「だからみんな、あなたから離れていくんだよ、グレミー!」
グレミー「エルピー・プルまで…!?」
プル「そんな甘ったれたマザコンだから、グレミーが嫌いなんだ!!」
グレミー「だ、黙れ! 私は私を育てたママを誇りに思っている…!」「私は自分の血に誇りを持っている! その誇りが私を覇道へと導き、今日までの私の戦いを支えてくれた!」「私は、私によるザビ家再興のために戦う! そして私に想いを託してくれた者たち…! その者たちの無念を晴らすためにも戦う!」
????(画面オフ)「…甘ちゃん坊やが、この私に盾突くと言うのか」
グレミー「! こ、この声は…!」
????(画面オフ)「これまで好き勝手に動けたのは誰のおかげだと思っている? 貴様ひとりの力だと思い上がっているのか?」
グレミー「ま、間違いない…この声は…!」
ハマーン「それとも…愚かしいことにこの私の恐怖を、お前は忘れ去ったとでも言うのか!!」
グレミー「ハ、ハマーン・カーン!」
ハマーン「どうなのだ、グレミー! 答えてみせよ!!」
グレミー「っ…!」「黙れ、ハマーン・カーン…! 貴様の時代はすでに終わっているのだ…!」「これからはこの私が、ネオ・ジオンを率いるのだ!」「貴様のその首をきれいに刎ねて、ジオンの血の王国を私の手で再建する!」
〔発光音〕
ハマーン「む…!」
グレミー「失せろ! ハマーン!!」
〔画面、発光〕

グレミー「…はっ!」「夢を見ていたのか…」(あのような夢を見るなど、私も心のどこかでハマーンを恐れているということか…)「だが…だからといって、最早後戻りはできん…」「私は必ず…! ハマーン・カーンを討たねばならん!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

〔歩み寄る足音〕
プルツー「帰還したよ、グレミー」
グレミー「ああ、キケロでの報告には目を通してある。一部の反乱分子と共に、ルー・ルカたちも捕らえたそうだな」「ハマーへのいい手土産となるだろう。よく働いてくれた、プルツー」
プルツー「この程度、どうってことないさ」
グレミー「そこでだ、プルツー…」
プルツー「………」
グレミー「…お前に次の任務を与える。この任務に失敗は許されない」
プルツー「フ…顔が怖いよ、グレミー」
グレミー「プルツー」
プルツー「ハマーン・カーンの暗殺…かい?」
グレミー「…流石はニュータイプといったところか」
プルツー「キケロの反乱分子…あれはあんたが裏で操っていたんだろ?」「反乱分子の鎮圧に私を動かすようハマーンに進言したってことは、もうあんたの中じゃ絵面が出来ているはずだ」
グレミー「…我が艦はアクシズに奇襲をかける。アクシズ内にお前が招かれた後ならば、アクシズの制圧は容易だろう」「お前は奇襲によって生まれる隙を突き、ハマーン・カーンの生命を狙うのだ」
プルツー「そう簡単にハマーン・カーンの生命が、取れると思っているのかい?」
グレミー「第一目標はアクシズの制圧だ。それによってアクシズ内の兵士を我が方につける」「ハマーンの生命は取れずとも構わない。アクシズさえ制圧すれば…ハマーンと決着をつけるだけの兵力を味方にできる」
プルツー「あんたのことだ。ネオ・ジオンの兵士を上手くやりこめる算段はあるんだろう?」「そこら辺のことは聞きはしないよ。ただ…他に聞きたいことがひとつだけある」
グレミー「なんだ?」
プルツー「あんたはハマーンを倒した後…ネオ・ジオンを率いて、地球と戦争する覚悟はあるのかい?」
グレミー「無論だ。ネオ・ジオンを統べた暁には、私は必ずや地球連邦を打倒する」「そして私はこれまで誰も成し遂げられなかった…地球と宇宙、ふたつの頂点に立つ初めての男となろう!」
プルツー「フ…そういう野望、嫌いじゃないよ、グレミー」
グレミー(そうだ…! 私は必ずやザビ家を再興し、私なりのネオ・ザビ・ファミリーを創り上げる!)(私の血の力で…! 必ず!!)
【シナリオデモ終了】


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