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無頼改/藤堂鏡志朗
奇跡 の 始まり

突如、神聖ブリタニア帝国が日本に
戦線布告をしてから数ヶ月。

侵攻してくるブリタニア軍に対し、
日本軍は枢木ゲンブ首相を失った事による混乱により常に劣勢に立たされていた。

次々と日本軍が撤退を強いられる中、
この戦場もまた敗戦濃厚となっていた。
だが…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

千葉「藤堂中佐。第3防衛ラインが、突破されたようです…」
藤堂「…そうか」
仙波「司令本部がこれだけ混乱している以上、まともに戦うのは不可能かと」
藤堂「軍司令部だけではない。枢木ゲンブ首相の急逝により日本全体が混乱に満ちている」「我々が退けばこの国はたちまちブリタニアの占領下に置かれる事になるだろう」
仙波「ですが、兵たちをご覧ください。皆一様に疲れ果てております」
藤堂「お前たちに辛い道を強いている事は分かっている」「だが、ここを退いてなにが軍人か!」
千葉「藤堂中佐…」
藤堂「聞け、お前たち! ブリタニアの軍勢は我々のすぐそこまで迫っている」「だが、何を恐れる必要があろうか。我々には守るべき家族、友、国がある!」「その想いを力へと変え、ブリタニアの連中に見せてやろうではないか!」
日本軍兵「おおおおおおッ!」
〔画面、震動〕
千葉「凄い…。皆の声で大地が震えてる…」
仙波「この老兵の身体に、まだ鞭を打たなくては、ならないようだな」
藤堂「先陣は私が務める! 皆の者、後に続け!}
日本軍兵「おおおおおおッ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

藤堂「そのような攻撃で、この私は倒せん!」
ブリタニア騎士(A)「ぐ、ぐわッ!?」
千葉「藤堂中佐に続け! 決してその足を止めるな!」
藤堂「はああああッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

千葉「敵の増援が更に来ます!」
仙波「人海戦術とは、古典的な手を使う…!」
藤堂「負傷した兵を後ろに下がらせろ! まだ動ける者たちで敵の先鋒を抑えるぞ!」
ブリタニア騎士(A)「邪魔だ、そこを退けッ!」
藤堂「退かん!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士(A)「ぐ…ッ! なんて重い攻撃なんだ…!」
藤堂「この一撃は、日本人の心と知れ!」
ブリタニア騎士(A)「くそッ! 脱出する…!」
〔撃破音〕
藤堂「全員、怯むな! このまま一気に圧し戻す!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

千葉「敵の増援部隊が接近中です」
仙波「このまま勢いで圧すのは危険かと」
藤堂「了解した。一度、態勢を立て直すぞ」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

藤堂「勢いのままに押し切りたかったが、向こうはそう甘くはないか」
仙波「こちらの被害も大きくなっています。このままでは1時間と保つかどうか…」
藤堂「ならば1機でも多く道連れにしてくれる」
仙波「その道、私もお供させていただきます」
藤堂「仙波…。最後まで世話をかけるな」
仙波「そんな事、中佐に付いて行くと決めた時から承知しておりましたよ」
藤堂「そうか。ならば、地獄の底まで付いてこい!」
仙波「了解!」
千葉「お待ちください、お二人共!」
藤堂「止めるな、千葉! これは明日を創るために必要な犠牲だ!」
千葉「そうではなく、背後から…」
仙波「なに…?」
千葉「味方部隊の増援が来ています…!」
卜部「遅くなりました、藤堂中佐」
朝比奈「兵を集めるのに手間取ってしまいまして」
藤堂「お前たち…」
仙波「藤堂中佐。我らに指示を」
藤堂「…全軍突撃だ!」
仙波「承知!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

千葉「敵部隊、撤退していきます!」
日本軍兵「俺たち、勝ったんだ…」
日本軍兵「奇跡だ…! 藤堂中佐のおかげで、奇跡が起きたんだ!」
藤堂「なんとか、乗り切れたようだな」
卜部「すみません。我々がもっと早く到着できていれば」
藤堂「仕方あるまい。ブリタニアが侵攻をかけているのはここだけではないのだ」「むしろ、これだけの兵をよく集めてきてくれた。皆に代わって礼を言う」
朝比奈「やめてくださいよ、藤堂さん。俺たちはまだ、たった1戦を乗り切ったに過ぎないんですから」
藤堂「そうだな。戦いはまだ終わったわけではない」
千葉「今回の失敗を踏まえ、奴らはより大規模な戦力を投入してくるでしょう」
卜部「その時に、我々だけで抑えきれるのかどうか…」
藤堂「たとえ無理だとしても、やるしかあるまい」
仙波「共に地獄に行くのは、その時までお預けですかな」
藤堂「ああ。この身が朽ち果てるまで、我々は戦い続けよう」
【シナリオエンドデモ終了】


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