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ハインヘルム(カタリーナ機)/カタリーナ・カンパーニ
悲劇の街

火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。

その組織に所属する、
カタリーナ・カンパーニは、
訓練場を逃げ回っていた。

追っているのは、彼女の仲間。
オリーヴ、アヤメ、ベルタの3人。

仲間からの容赦ない攻撃が降り注ぐ中、
カタリーナは無事に彼女たちを
退けることができるのだろうか…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ「こちら、オリーヴ機。目標を予定ポイントまで連れてきました!」
ベルタ「了解した。アヤメ、あとはわかっているな?」
アヤメ「全ては手はず通りに」
ベルタ「往くぞ、オリーヴ! 全力攻撃だ!」
オリーヴ「はい!」
〔光線の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ「クゥ~クックックッ! 我が魔弾を受け、漆黒の業火で灼かれるがいい!」
オリーヴ「あの、黒くないですよ?」
ベルタ「うるさい! ドンドン撃て!」
オリーヴ「は、はい!」
〔光線の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

????(カタリーナ)「………」
オリーヴ「全部、避けてる…」
ベルタ「相変わらず、とんでもない奴だな…。だが、それもまた計算の内よ。この冥王から逃れることはできん!」「いけ、アヤメ!」
アヤメ「セイアァァァァッ!」
〔剣の交わる音〕
〔画面、フラッシュ〕

????(カタリーナ)「おっとっと…」
アヤメ「クッ…!」
オリーヴ「また避けられちゃいました…」
ベルタ「化け物か、お前は…」
カタリーナ「ほへ~?」
アヤメ「まだまだァ!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ「ベルタ、オリーヴさん! 援護をお願いします!」
ベルタ「任せろ!」
オリーヴ「はい!」
カタリーナ「この3対1って状況。イジメっぽくないですか?」
ベルタ「イジメではない、訓練だ!」
カタリーナ「つまり、訓練という名のイジメです?」
オリーヴ「違いますよ」「射撃型の訓練機をバージョンアップするために、カタリーナさんの動きをトレースさせるって、そういう話になったじゃないですか」
カタリーナ「そうでしたっけ?」
オリーヴ「そうですよ!」
ベルタ「余裕を見せおって! いつまでも躱し続けられると思うな!」
カタリーナ「疑問なんですけど、ハインヘルムの動きをとって、訓練機につけるってできるんですかね?」「形が全然違うんですけど?」
ベルタ「無視するな! 思考パターンなんだから、形は関係ないだろ!」
カタリーナ「なるほど。ベルタは頭がいいですね」
ベルタ「うるさい!」
カタリーナ「え~? 褒めたのに酷くないですか?」
アヤメ「追いかけっこは、ここで終わらせます。いきますよ、カタリーナ」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ「ふぅ、なんとか距離を稼げましたか」「それにしても面倒ですね、3人を相手にするとか。適当なところで負けちゃおうかな」
ベルタ「かくれんぼをやってるんじゃないんだぞ! いつまで逃げ回ってるつもりだ!」
カタリーナ「敵に通信を送ってくるとか、正気ですか?」
ベルタ「隠れているお前が悪いのだろうが!」
カタリーナ「そもそも私のお仕事は基本的に、後方から敵を狙撃することですからね。姿を見せるなんて、あり得ないですよ」
ベルタ「なんだと!? 正々堂々と勝負しろ!」
カタリーナ「3人がかりの人に、正々堂々とか言われましてもね」
アヤメ「仕方ありません…。カタリーナが隠れられないように、建物を全て破壊しましょう」
ベルタ「いいアイディアだな、アヤメ! よし、早速破壊するぞ!」
アヤメ「はい」
オリーヴ「わわわっ!? ダメですダメです! そんなことしたら怒られちゃいますよ!」
ベルタ「止めるな、オリーヴ! これも訓練の一環だ!」
アヤメ「建物はまだ壊したことがないですからね。正直、ちょっと楽しみです」
オリーヴ「助けてください、カタリーナさ~ん!」
カタリーナ「私、いま敵ですから。メチャクチャになっちゃうの、大歓迎です」
オリーヴ「わ~ん!」
カタリーナ「さてと、こらえ性のないのが2人もいますし、バラバラに動き始めるのも時間の問題ですかね。そしたら、個別に撃破して…」
オリーヴ「た、大変です! 訓練機が入ってきちゃってますよ!」
ベルタ「訓練場なのだから、当たり前だろうが」
オリーヴ「いやいや、そうじゃなくて!」
カタリーナ「街に訓練機の投入ですか。これはちょっとマズそうですね」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

メカニック「カタリーナの思考パターンデータを、より正確に取るために、訓練機を投入した」
カタリーナ「余計なことをしてくれますね」
メカニック「何度もやり直すよりはマシだろ?」
カタリーナ「それを言われちゃ、おしまいですが」
メカニック「なお、この訓練機は、オリーヴ、アヤメ、ベルタを攻撃しないように設定してある」「うまく使いこなせ」
ベルタ「我々だけではカタリーナを倒せないと、そういうことか!」
メカニック「いや、カタリーナを倒すのが訓練の目的ではないからな…」
アヤメ「あんな物を使わずとも、倒してみせます!」
メカニック「…ダメだ。全然聞いちゃいねえ…。あとは頼んだぞ、オリーヴ」
〔通信の閉じる音〕
オリーヴ「ええ~!?」
カタリーナ「早速、訓練機が群がってきましたか。どこに隠れても見つけてくるとか、チートっぽいですね」
ベルタ「訓練機に先を越されてなるものか!」
カタリーナ「とりあえず訓練機、1機撃破っと」
ベルタ「隙だらけだぞ、カタリーナ!」
カタリーナ「あらら、居場所がバレちゃいましたか」
〔光線の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

カタリーナ「ほいっと」
ベルタ「ええい! なぜ当たらんのだ!」
カタリーナ「囮に居場所を突き止めさせてから、攻撃するなんて、いい連係じゃないですか。どうですか、訓練機と組んでみたら?」
ベルタ「ほざけ!」
カタリーナ「ダメですよ、簡単に隙を見せたら? これで撃破です」
〔光線の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ「くっ…! 我を守れ、訓練機よ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

カタリーナ「おお、訓練機を盾にしますか」
ベルタ「クゥ~クックックッ! 銀河を統べる冥王13柱のひとりである、この我に扱えないモノなどない!」
カタリーナ「ハインヘルムは、あんまり扱えてないみたいですけど?」
ベルタ「う、うるさい! ええい、奴をボコボコにしてやれ、訓練機軍団よ!」
〔スプリッターの稼働音〕
カタリーナ「結局、連係組んじゃってるじゃないですか」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

カタリーナ「連携を組んでも、所詮は付け焼き刃でしたね」
ベルタ「く、くそ~!」
カタリーナ「ではでは、私は逃げます」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「大丈夫ですか、ベルタさん!?」
ベルタ「む、むう…。訓練を続けるには問題はない」
アヤメ「それ以外は問題があるのですね」
ベルタ「ちょっとボコボコにされすぎたな…」
アヤメ「既に訓練機を使って包囲を狭めています。カタリーナをあぶり出したところで、3人で一気に叩いてしまいましょう」
オリーヴ「了解です!」
ベルタ「さっきの借りを返してやるぞ、カタリーナ!」
カタリーナ「人海戦術で包囲を狭めるつもりですか。避けようがないし、どうしますかね?」
アヤメ「あなたは完全に包囲されています。出てくるなら、いまのうちです」
カタリーナ「立てこもり犯にでもなった気分ですね。ちなみに、投降したらどうなるんですか?」
ベルタ「優しく借りを返してやろう」
カタリーナ「じゃあ、このまま戦いを続けたら?」
ベルタ「圧倒的戦力で借りを返してやろう!」
カタリーナ「逃げ道はなさそうですね。こんなことになるのなら、オリーヴさんを人質にしておくんでした」
オリーヴ「なんで、私なんですか!?」
カタリーナ「一番、大人しいですから」
オリーヴ「わ、私だって怒る時は怒るんですよ!」
カタリーナ「うーん。怒られてみたいですねぇ」
アヤメ「ならば、私が代わりに怒ってあげましょう」
カタリーナ「遠慮しておきます」
ベルタ「ノータイムで返したな…」
カタリーナ「もうすぐ、3時ですか。長い訓練ですね」
オリーヴ「3時といえば、今日の日替わりおやつは特製プリンだって、食堂のおばちゃんが言ってましたよ」
アヤメ「むっ!」
ベルタ「プリン!」
カタリーナ「うーむ。売り切れる前に終わらせたいところですが…」「…! あの時計塔…」「この際、使っちゃいますかね」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep3]
【シナリオデモ開始】

アヤメ「どうしました、カタリーナ。射撃の精度が下がっているようですよ」
カタリーナ「これだけ撃ち続けていれば、誰でもこうなりますよ」
ベルタ「ならば、おまえに休養をやろう。永遠の休養をな!」
カタリーナ「わお、まさに悪役って感じのセリフですね。さすが、冥王サマ」
ベルタ「クゥ~クックックッ!」
アヤメ「…馬鹿にされてますよ、ベルタ」
ベルタ「なんだと!? ええい、覚悟しろカタリーナ!」
オリーヴ「隠れられるような場所は、どこにもありません。もう降参してください」
カタリーナ「降参したい気分なのですが、あとで、うるさいふたりになにを言われるか、わかったものじゃないですから」
ベルタ「当然だ、降参など許すはずがなかろう。お前はこの我が、直々に倒してくれるわ!」
カタリーナ「ほらね?」
オリーヴ「決着をつけるしかないってことですね」
カタリーナ「そうなっちゃいますよね」
アヤメ「覚悟はいいですか、カタリーナ。そろそろ終わりにしましょう」「おやつのプリンのために!」
カタリーナ「そうですね。その意見に同意しますよ」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ベルタ「馬鹿な!? これでも倒せないだと!」
カタリーナ「倒せないんじゃないです。私の勝ちですよ」
〔光線の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

オリーヴ「なんで、地面なんか撃って…!?」
アヤメ「クッ…! 足場が、崩れる…!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「わわわっ!? ハインヘルムの足が、地面にはさまっちゃいました!?」
ベルタ「我々の自由を奪って、どうするつもりだ!」
カタリーナ「はいはーい。動かないでくださいね?」
〔光線の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ「時計塔を撃って…まさか!?」
〔画面、震動〕
ベルタ「お、おい…」
オリーヴ「時計塔が! 時計塔が!」
〔画面、発光〕
ベルタ(画面オフ)「わー!?」
アヤメ(画面オフ)「無念…」
オリーヴ(画面オフ)「ちょ、ちょっとー!」

カタリーナ「作戦通り時計塔に巻き込まれて、訓練機は全滅しましたね。あとは…」
ベルタ「けほッ…けほッ…」
オリーヴ「わわわっ…」
カタリーナ「これで、ゲームセットです」
アヤメ「狙撃を外していたのは、これを狙っていたからですか?」
カタリーナ「バレないようにやるのは、割と難易度が高かったですね」
ベルタ「しかも、我々にはダメージはなしか…。どうなってるんだ、お前は…」
アヤメ「我々の負けです。訓練、お疲れ様でした」
カタリーナ「それでは、プリンを食べに食堂に行きますか」
〔通信の開く音〕
メカニック「まあ待て、カタリーナ。お前には俺からプレゼントがある」
カタリーナ「ほへ~? ひとりでたくさん頑張ったからですかね?」
メカニック「そうだな、お前はよく頑張った。…人の話を全く聞かないでな!」
カタリーナ「まさか?」
メカニック「勝ち負けは関係ないって言っただろ! だいたい、訓練場をこんなにしちまってどうするつもりなんだ!」
ベルタ「た、確かに大惨事だな…」
メカニック「すぐに戻って来い! 始末書を用意して待ってるからな!」
カタリーナ「あの、おやつのプリンは?」
メカニック「そんな物、あるわけないだろうが!」
〔通信の閉じる音〕
カタリーナ「げろーん」
アヤメ「安心してください、カタリーナ。私たちがあなたの分まで食べておきます」
カタリーナ「あれ、みんな行っちゃう感じですか?」
ベルタ「当然だろう。我らは関係ないからな」
カタリーナ「連帯責任はどこに?」
アヤメ「では、始末書頑張ってください!」
ベルタ「ゆくぞ、オリーヴ!」
オリーヴ「ちょちょちょっ!」
カタリーナ「あー本当に行っちゃいますか、そうですか」
〔風の音〕
カタリーナ「テンションさがるー」
【シナリオエンドデモ終了】


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