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キャトフヴァンディス/チコ・サイエンス
トップなんかでいさせない

バスターマシンを駆って
宇宙怪獣との戦いを続けるトップレス。

その見習いであるノノは
バスターマシン・キャトフヴァンディスの
パイロットであるチコのもとを
訪れていた。

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

チコ「あたしがここに来た頃の話を聞きたい?」
ノノ「はい、そうです!」
チコ「またなんでそんな…」
ノノ「だってチコさんはここに来た頃から、お姉さまと一緒に戦ってるんですよね!?」「チコさんから見たお姉さまって、どんな風だったんだろうなーって思って」
チコ「それ…あたしじゃなくて姫の話を聞きたいってことじゃない…」「やだよ、面倒くさい。あたしは別に暇じゃないんだ」
〔足音〕
ノノ「お願いしますー! そんなこと言わずに聞かせてください! 知りたいんですー!」
チコ「分かった…! 分かったから…! 話してやるから抱きつくな!」
ノノ「本当ですか!?」
チコ「はあ…まったく…」「姫と会った頃か…。あれは…」

チコ(画面オフ)「出会い方としては割と最悪なほうだったんじゃないかな?」「姫がテレビで宣誓式をやってるの見てたから、最初から大嫌いだったし」「あたしも、絶対あんなのやめさせてやるって息巻いてたから」「若気の至りって言うのかな? ま、そんなこと言う程、歳もとってないけどさ」

チコ「どうも。今日からメガネビュラに来たチコ・サイエンスです」「よろしくー」
ラルク「あんたが新入りか。私はラルク。ディスヌフのパイロットだ」
チコ「知ってるよ。最高スコアのトップレスさん。優等生なんだよね」
ラルク「ん…?」
チコ「近くで見ると意外と普通じゃん。これならあたしでもすぐに追い抜けそうかな」
ラルク「どういう意味…?」
チコ「我々はートップレスによりー全人類を降伏と繁栄に導くことをここに誓いまーす」「毎年の宣誓でアンタが読んでるやつ。あれ、ムカツクんだよね」
ラルク「だから…?」
チコ「だからさ…」「やめさせてやる。あたしが最高スコアのトップレスになって」
ラルク「ふーん…」
チコ「………」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

チコ(画面オフ)「それからはずっと姫に突っかかってばかりだったな」「向こうはどう思ってたか知らないけど、姫の我関せずって態度が余計にあたしをイラつかせてさ」「転機があったとするなら、私が初めて木星急行に遭遇した時だと思う」「スコアを稼ぐのに躍起になってた私は、ヘマをして姫とふたりで部隊から、孤立したんだ…」

チコ「くー…やられた…。まさかこんなところでドジ踏むなんて…」
ラルク「だから言っただろ。出過ぎだって」
チコ「偉そうに言わないで。自分だってボロボロになってるクセに」
ラルク「でも、あの時、私も出て行かなかったら、あんた死んでたよ」
チコ「別に、あたしは助けてなんて頼んでない!」
ラルク「そう、まあいいけど。ともかく早いとこ、みんなの所にもどらないと。このままじゃふたりともお陀仏だ」
チコ「無理だよ…。周りはもうアイツらに完全に囲まれてる」「今の状態じゃ、包囲を突破する前にやられるだけだ」
ラルク「なーんだ。私を抜くとか言ってたのに、そんなもんなんだ」
チコ「何、それ…? 喧嘩売ってるの?」
ラルク「いっつもつっかかってくるのはそっちだろ」「あんたさ、なんで私に絡んでくるんだよ?」
チコ「別に…あんた自身が嫌いなわけじゃない。ただ…私はあの宣誓式が嫌いなだけ…」「トップレスはなんだってできる万能な力なんかじゃない…」
ラルク「ふーん。じゃあ私を追い越すことなんて百年たってもできやしないね」
チコ「え…?」
ラルク「自分の力を信じられない者に、バスターマシンは力を貸したりしない」
チコ「自分の力を…?」
ラルク「そうさ! だから…!」
〔発光音〕
〔画面、青に明滅〕

ラルク「私は信じてる! トップレスである、私自身の力を…!」
チコ「…前言撤回。その上から目線、やっぱりムカツク…」
〔発光音〕
〔画面、青に明滅〕

チコ「だから…絶対負けてやるもんか!」
ラルク「へえ、根性はあるんだ」
チコ「嫌な言い方…」
ラルク「つっかかるのはいいけど、まずはあっちが先だろ」「敵の群れの一点だけを狙う! 残ったエネルギーを全部叩き込んで、そこを一気に突破するぞ!」
チコ「勝手に仕切らないで!」「こんなところで死んでたまるか! 私は絶対にトップになるんだから!」
〔バーニアの噴射音〕
〔画面、発光〕

【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

ラルク「まったく今回は偉い目にあった。これじゃ次の戦闘は出られそうもないな。今月のスコア大丈夫かな」
チコ「…今回のこと…。借りを作ったなんて思わないで…」
ラルク「別に…貸しだなんて思ってないよ。私はやることやっただけだし…」
チコ「…ほんと…優等生には敵わないな…」
ラルク「その優等生ってのはやめて。なんかムカツク」
チコ「そう…? じゃあ…」「姫だね」
ラルク「何それ?」
チコ「別に…。ただ姫は姫だなーって思っただけだよ」
ラルク「その呼び方はもっと嫌なんだけど…」
チコ「じゃあラルクのあだ名は姫ってことで」
ラルク「あんた、私の話聞いてないだろ」
チコ「ふふふふ…。よろしくね『ラルク姫』…」

チコ「っと、まあ…そんな感じかな」
ノノ「くぅー、素晴らしいですー! それでおふたりはトップレス同士の熱い友情で結ばれたわけですね!」「感動です! 青春バリバリって感じです!」
チコ「バリバリって…。どう聞いたらそういう風に取れるのさ」
ノノ「私も早く宇宙パイロットになって、お姉さまと一緒に熱い友情を築きたいですー!」
チコ「だから、あんたじゃバスターマシンには…」「………」
ノノ「チコさん…?」
チコ「…まあ、せいぜい頑張ってみれば?」
ノノ「! はい…! がんばります!」
チコ「ふふ…」(トップレスだからってなんでもできるわけじゃない。その考えは今も変わってない)(でも、自分を最後まで信じられる奴なら…もしかしたら…)
【シナリオエンドデモ終了】


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