超竜神/超竜神
その名は超竜神
地球防衛組織『GGG』の勇者ロボ
『氷竜』と『炎竜』。
このふたりは互いの超AIの同調率…
シンパレートの値が90%を超えたとき、
シンメトリカル・ドッキングが可能となり、
新たな勇者『超竜神』へと合体する。
しかし、ふたりの超AIは
未だ互いのシンパレートを高める事が
できずにいた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
命「シンパレート値、60で安定…。シンメトリカル・ドッキングまでにはまだ足りていませんね…」
麗雄「おかしいのう…。システムは正常に作動しているはずなんだが…」
氷竜「申し訳ありません…」
炎竜「今日こそは成功する気がしたのですが…」
牛山「気にするな、氷竜、炎竜。また次の機会に試してみよう」
麗雄「じゃがどうは言っても、凱がいない今、シンメトリカル・ドッキングなしでどこまで戦っていけるか…」
猿頭寺「戦力不足は否めませんね…」
炎竜「何、気にするなよ! 今までもやって来れたんだ!」「これからも僕たちの力だけで立派に日本を守っていくからよ!」
氷竜「楽観的すぎるぞ。みんなの言う通り、わたくしたちだけでは戦力不足なのは事実なのだ」
炎竜「僕はただ安心させようとして言っただけだ。呑気に構えているわけじゃない」
氷竜「どうかな、お前は熱くなって突っ走り過ぎるところがあるからな」「変な追加装備のせいでAIが熱暴走を起こしてしまっているんじゃないのか?」
炎竜「何だと…!? そっちこそ、フリーズシステムのせいでAIが凍りついちまっているんじゃないのか!?」
火麻「やれやれ…。ロボットのくせに喧嘩とはな」
猿頭寺「ま、それだけ仲が良いという事なんでしょうが…」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
牛山「なんだ…!?」
命「機械獣軍団が日本近海に出現! 進行速度から東京湾岸部に到達するのも時間の問題です!」
火麻「なんだと…! こうしちゃいられねえ!」「氷竜! 炎竜! すぐに出撃だ!」
氷竜「了解!」
炎竜「了解!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
命「氷竜、炎竜! 敵部隊との交戦を開始しました!」
火麻「今回も無事に終わってくれるといいんだがな」
大河「今は彼らだけが頼みだ。勇者たちの活躍に期待しよう」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
氷竜「遅れるなよ、炎竜!」
炎竜「お前の方こそな、氷竜!」
命「氷竜、炎竜のシンパレート、上昇していきます」
牛山「さっきまでの喧嘩がウソみたいだな」
火麻「なんとも単純な奴らだ」
大河「人間より人間らしいかもな」
火麻「この調子なら、何とかふたりで片づけられそうだ」
命「待ってください! これは…!」
大河「どうした、卯都木君!?」
命「機械獣の1体が異常なエネルギー上昇を起こしています!」
大河「何だとっ…!?」
猿頭寺「このエネルギー上昇…まさか奴は自爆するつもりじゃ…!」
牛山「付近にはコンビナートがあります! もし爆発を許してしまえば、それも巻き込む事に…」
スワン「そうなれば大変な被害が出てしまいマスっ…!」
大河「くっ…敵の狙いはこれかっ…! 防ぐ手段はないのか!?」
猿頭寺「奴を取り押さえて、エネルギー上昇させている箇所を取りだせば…!」
火麻「そう簡単に行くのか!? まだあんなに機械獣が残ってるんだぞ!」
氷竜「いえ、それでもやってみせます!」
炎竜「僕たち勇者は、こういう危機を乗り越えるために、生まれたんだろう!?」
大河「分かった…。君たちの勇気を信じようッ! 頼むぞ、氷竜! 炎竜!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
氷竜「もうあまり時間が残されていない!」
炎竜「やらせるものか! 街の人たちは絶対に…」
氷竜「わたくしたちの手で守り切ってみせる!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
炎竜「くそっ…! どきやがれ、お前ら!」
氷竜「爆発まで…もう時間がないというのに…!」
スワン「機械獣軍団に阻まれて、身動きが取れていません…!」
猿頭寺「エネルギー反応、さらに上昇…!」
大河「このままでは…!」
氷竜「ちょ、長官殿…! こちらに…イレーザーヘッドを射出してください…!」
大河「イレーザーヘッドを…!? 確かにあれを使えば、この状況を乗り切る事はできるが…」
麗雄「だが、あれはシンメトリカル・ドッキングを前提に開発された装備だ! 今のふたりでは扱えん…!」
炎竜「なら…僕たちがシンメトリカル・ドッキングを成功させれば済む話です!」
火麻「お前たちはまだ一度も成功させた事はないんだぞ! 今回だってうまくいく保証は…」
氷竜「保証なら…ありますッ…!」
火麻「…!」
炎竜「僕たちは…人々の生命を守るために生まれた…勇者…!」
氷竜「その使命を果たすためなら…どんな危機でも乗り越えてみせるッ!」
〔光の放射音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
命「これは…! 氷竜と炎竜のシンパレートが急激に上昇していきます!」
スワン「氷竜! 炎竜!」
麗雄「シンパレート、100ッ!」
大河「これが君たちの覚悟というわけか…! ならば…人々の未来を、君たちに託す!」「シンメトリカル・ドッキング! 承認ッ!」
氷竜&炎竜「うおおぉぉぉぉ!」「シンメトリカル・ドッキングッ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔衝撃音〕
超竜神「ちょぉぉりゅぅぅじんッ!!」
命「氷竜、炎竜、合体成功です!」
大河「火麻君ッ!」
火麻「よっしゃああぁぁぁっ! イレーザーヘッド、射出ッ!」
超竜神「イレーザーヘッド到達まで奴へ近づく!」「この街の人々は私が守る! いくぞ、機械獣軍団!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
超竜神「うおおおおぉぉぉぉー! ダブルガンッ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔撃破音〕
牛山「すごい…! あっという間に機械獣を…!」
命「周辺の機械獣軍団の全滅を確認! 道が拓きました!」
スワン「でも、もう時間がありません!」
大河「イレーザーヘッドは…!」
猿頭寺「間もなく到達します!」
超竜神「来たかッ…!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
超竜神「装着完了ッ!」
スワン「機械獣内部のエネルギー急上昇…! 爆発しますっ…!」
超竜神「うおおおおぉぉぉぉぉぉっ! イレイザァァァヘッドォォォッ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、爆発音〕
命「………」
大河「超竜神は…?」
超竜神「任務完了…」
命「爆発のエネルギー…すべて大気圏外への放出を確認!」「イレーザーヘッド…稼動成功です!」
麗雄「よっしゃぁぁぁ!」
火麻「よくやったぜ、超竜神!」
超竜神「GGG憲章、第5条、12項…いかなる危機的な状況においても、常に人類の未来を考えなくてはならない」「私はその理念のままに行動したまでです」
牛山「超震動を発生させてエネルギーを瞬時に大気圏外へ放出する事ができるメガトンツール『イレーザーヘッド』…」「あれがなければ、今回の作戦は成功していませんでしたね」
大河「ああ、だが今回の作戦を成功させたのは、何よりも彼らの勇気によるものだ」「新たなる勇者の誕生だな」
超竜神「これで私も真の勇者のひとりとなれた…」「待っていてください、凱機動隊長。いずれ私もあなたの下へと向かいます! 人類の未来のために!」
【シナリオエンドデモ終了】
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