サイバスター(精霊憑依Ver.)/マサキ・アンドー
解放の時へ
精霊界でマサキたちが体験したのは、
自分たち自身と戦うという修業であった。
そこで感じた戦いにくさから、
マサキは自らの剣に
迷いがあるのでないかと危惧する
その迷いを振り払うため、
マサキは今一度、精霊界へと向かうのだった
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
マサキ「なあ、ばあさん。悪ぃんだが、もう一度修業させてくれねぇか?」
イブン「何じゃと?」
リューネ「修業はうまくいったんでしょ? なのに、どうして…」
マサキ「今回自分自身と戦って、だいぶやりにくさを感じたからな」「これからのことを考えたら、やりにくさで剣が鈍るなんてことは、あっちゃならねぇと思ってよ」
リューネ「ふーん。なんか、考えすぎで、マサキらしくないけど…」
マサキ「あのなあ…俺だっていろいろ考えてんだよ」
イブン「ふむ…修業するのは構わんが、厳しい修業になるやもしれんぞ」
マサキ「望むところだ! それで強くなれるんならな!」
マサキ「さて、今度の相手は誰だ? さっきは自分自身が相手だったが…」
プレシア(※影)「………」
マサキ「ディアブロだと…!? まさか、プレシアが相手か!?}
プレシア(※影)「お兄ちゃんなんて嫌い! 大っ嫌いっ!! あなたなんてお兄ちゃんじゃないっ!!」
マサキ「この剣幕は…ゼオルートのおっさんがシュウに殺された時の…!」
プレシア(※影)「お兄ちゃんなんて、呼ばないっ!! どっか行っちゃえっ!!!!」
マサキ「くっ…こりゃ確かにやりづらいぜ!」
プレシア「お兄ちゃん! あたし、あんなこと思ってないよ! だって、あの時は…」
イブン「精霊界に現れるものには、見る人の主観が色濃く反映される」「言われた以上のことを言うのは、それだけ大きなショックを受けたということじゃ」
プレシア「そんな…お兄ちゃん…あの時のこと、そんなに…」
プレシア(※影)「お父さんのカタキ!!」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
プレシア(※影)「きゃああああっ!」
マサキ「攻撃だと!? 誰が、どこから…」
シュウ「ククク、私ですよ、マサキ」
マサキ「シュウだと!? てめぇ、何しに来やがった!?}
シュウ「決まているでしょう。あなたを援護しに来たんですよ」
マサキ「なんだと…まさか、てめぇと2人で、プレシアと戦えってのか!?」「チッ…! 確かにこれ以上、やりにくい状況はねぇぜ!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
プレシア「そこっ!」
〔銃声〕
マサキ「くぅっ…!」
シュウ「どうしたんですか、マサキ? さっきから有効な攻撃ができていませんよ」
マサキ「その程度わかってるっての!」
シュウ「それに、味方のはずの私と、一切連携をとろうとしませんね?」
マサキ「てめぇは信用できえねぇからな!」
シュウ「やれやれ…味方を敵に回す覚悟もなければ、敵を味方とする度量もないのですか?」
プレシア(※影)「そんなお兄ちゃん、魔装機神操者失格だよ!」
マサキ「なっ…!? 待て、プレシア! 俺はそんなつもりじゃ…」
????(※フェイル)「随分迷っているようだな、マサキ」
マサキ「その声は…フェイル殿下か!?」
フェイル「そうだ。久しぶりだな」
マサキ「チッ、いよいよやりにくい相手が出てきたぜ…!」
フェイル「やりにくい、か…何故そう思う? 私とは以前にも戦っただろう?」
マサキ「だからじゃねぇか。一度ならず二度までも、殿下を失うなんてことは…」
フェイル「何も失われてなどいない。私が遺したものは君が立派に受け継いでくれている」「何者にも屈しない、独立した意志。あらゆる脅威と戦いうる力。その全てが魔装機神にある」
マサキ「ああ、そうだった…魔装機神は戦い、護るために生み出されたんだ。だからこそ、俺は殿下を…」「そうか、そういうことか…」
フェイル「どうやら、思い出したようだな」
マサキ「わかったぜ、殿下。俺はいろんなことを考えすぎちまってたんだな」「その結果、とまどったり、ためらったり…それで、剣が鈍っちまってたんだな」「俺が戦うのは、俺の意志であり、サイバスターの意志でもあるんだ。だから…」
〔光の放射音〕
マサキ「!? この力は…!?」
リューネ「えっ!? 何が起きたの!?}
フェイル「君の意志とサイバスターの意志が同調し、ひとつになったのだよ」
ウェンディ「じゃあ、ひょっとして…ポゼッション!?」
シュウ「ほう、この数値は…あの時の再現、ですか」
プレシア「すごい…すごいよ、お兄ちゃん!」
フェイル「では、修業の仕上げだ。君の相手は私が務めよう!」
マサキ「…わかった。だったら、遠慮なく行くぜ!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
フェイル「くっ…見事だ!」
マサキ「いや、殿下のおかげだ。でなきゃ俺は、まだ迷って…」「うっ…なんだ? 力が…」
フェイル「ポゼッションで、プラーナを使い果たしたのだろう。そろそろ引き上げるといい」
マサキ「…みてえだな。そうさせてもらうぜ」「さよならは言わねぇ。また…会えるんだろう?」
フェイル「さあな…君がまた迷う様な事があれば、会えるかもしれないが」
マサキ「だったら会えない方がいいのかな?」
フェイル「迷わない人生など無いからな。特に君は方向音痴だし」
マサキ「はは、うまい事言うじゃん」
フェイル「ふ……ははは。では、いずれな」
マサキ「ああ……殿下」
ウェンディ「やったわね、マサキ! ポゼッションの再現に成功するなんて!」
リューネ「修業は大成功だったね!」
マサキ「ああ、そうだな…だが、俺はもう、限界みてぇだ…」
〔人の倒れる音〕
リューネ「マサキ!?」
イブン「む、プラーナが尽きたか。急いでプラーナを補給してやらねばのう」
ウェンディ「プラーナ補給…やはり、口移しで、ですよね?」
リューネ「く、口移し!?」
ウェンディ「ええ。だから、その…あれがそれをするかっていうのは…」
プレシア「あの…だったら、あたしがやります!」
ウェンディ「ええっ!?」
リューネ「プレシアが!?」
プレシア「あっちの世界のあたし、お兄ちゃんにひどいことをいろいろ言っちゃったから」「だから、そのお詫びに、あたしが…!」
ウェンディ「ぷ、プレシアはまだ、早いというか…」
リューネ「いろんな意味でマズいからダメー!!」
イブン「やれやれ、相変わらずじゃのう…」
テュッティ「それで、イブン様。マサキはポゼッションを会得できたのでしょうか?」
イブン「いや、あれは一時的なものだったようじゃ。あの程度の持続では、真に会得したとは到底言えまい」「それでなくても、プラーナ補給で毎度大騒ぎになるようではのう。ほっほっほっ…」
【シナリオエンドデモ終了】
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