デスティニーガンダム／シン・アスカ
動き出す運命
度重なる混乱が重なったことにより、
ひとまずの休戦を迎えることとなった、
地球連邦とザフト…。
だが、戦いによって生み出された憎しみは、
簡単に消えることがなく、ようやく訪れた
その仮初めの平和でさえも、
快く思わない者たちがいた…。
プラントに迫る危機を止める為、
今、デスティニーと共に、
シン・アスカが立ち上がる…
［Ｅｐ．１］
【シナリオデモ開始】
メイリン「各員、今回の作戦はプラントに接近する敵対勢力の排除です」「なお、これは極秘任務となります。事態が拡がる前に、迅速に敵を排除してください」
シン「ブルーコスモスの奴らめ。もう戦いは終わったって言うのに…！」
レイ「だからこそ、仕掛けて来たんだろう。休戦協定が結ばれたといっても、一時的なものだ」「プラントが攻撃されたとなれば、すぐにまた開戦となることも、あり得るからな」
シン「そうまでして戦争がしたいのかよ！ アイツらは…！」
レイ「そういう連中も存在するということだ。だからこそ、俺たちはここにいる」
シン「ああ、そうだな」
ルナマリア「でも、あんまり力み過ぎないでよ。アカデミーの成績が良かったと言ってもあなたは今回が初めての実戦なんだから」
シン「分かってるよ。少し早く実戦を経験したからって、先輩面するなよな」
ルナマリア「私は心配して言ってあげてるの！」
レイ「ルナマリアの言うことはもっともだ。ただでさえ扱い辛い機体に乗っているのだから、慎重にいけ」
シン「分かってる…」
メイリン「デスティニー、発進どうぞ」
シン「了解！」「俺の戦いはこれから始まるんだ…。見ていてくれ、マユ…」「シン・アスカ！ デスティニー、出る！」
〔バーニアの噴射音〕
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
メイリン「敵第１波の撃破を確認」
タリア「まずまずといったところね」
アーサー「ええ、アカデミーの成績も中々のものらしいですからね」「さすがは、新型のデスティニーを与えられただけのことはありますよ」
タリア「ええ、そうね…」
アーサー「でも、不思議ですよね。いくらアカデミーの成績がいいからって、いきなり新型を与えられるなんて…」
タリア「………」
アーサー「なんですか、艦長？」
タリア「いえ、あなたにしては随分、勘が冴えてると思ってね」
アーサー「ひどいな…」
タリア「ごめんなさい。確かにあなたの言う通りよ」「デスティニーのパイロットに、シンを選出したのは、議長の判断…。いったい何を考えているのか…」
メイリン「敵モビルスーツ部隊、第２波が来ます！」
タリア「もしかしたら…この戦闘で何か分かるかもしれないわね…」
アーサー「艦長…？」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．２］
【シナリオデモ開始】
シン「はぁ…はぁ…。なんて機体だ…！ 振り回される…！」「シミュレーションは何度もしたのに！ 実戦だとこうも違うなんて…！」
ルナマリア「熱くなり過ぎないで、シン！ すぐにうまくできるわけじゃないんだから！」
シン「分かってる…！ でも、これじゃダメなんだ…！」
〔レーダー反応〕
レイ「第２波が来たか。この数、先程の比ではないな！ こちらが本命か…！」
シン「くっ…！」
〔バーニアの噴射音〕
ルナマリア「シン…！ どこに行くつもり！？」
シン「あんな奴らぐらい…！ 俺ひとりで倒せないと…！」
ルナマリア「シン…！ もう…！ 熱くなり過ぎるなって言ったのに…！」
レイ「俺がフォローに回る！ ルナマリアはミネルバの護衛を頼む！」
ルナマリア「了解！」
シン「ダメなんだ、これじゃ…！ 俺はもっと…！ そうでないと…！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ティターンズ兵「くっ…！ ザフトの新型か！ 奴ら、あんなモノまで造っていたとはな！」
ティターンズ兵「だが、単機で突出してくるとは好都合だ！ プラント共々、ここで葬ってくれる！」
シン「くっ…！ こんな奴らに…！」
レイ「デスティニーが囲まれている…！ だから、慎重に行けと…！」
ティターンズ兵「おっと！ お前も先には行かせないぜ！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
レイ「くそッ…！ 小賢しい真似を…！」
シン「レイ…！」
ティターンズ兵「余所見している場合かよ！」
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
シン「ぐはっ…！」
ティターンズ兵「その機体、やらせてもらうぞ！ 新型ぁッ！」
シン「やられる…！」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．３］
【シナリオデモ開始】
ティターンズ兵「死ねぇぇぇ！ コーディネイターッ！」
シン「クソ…！ 」こんな所で、やられるのか…。俺は…！」「マユ…！」
〔画面、発光〕
マユ「どうしても行くの、お兄ちゃん？」
シン「ああ、連邦とザフトの戦争は、どんどん激しくなっていってる。俺たちだっていつ戦争に巻き込まれるか…」「そうなった時、俺がマユを守ってやらなくちゃいけないからな」
マユ「お兄ちゃん…」
シン「俺は強くなって帰ってくる。どんな時でもマユを守れるぐらい、強く…」「だから、マユは安心して、ここで待っててくれよ」
マユ「うん、約束だよ！」
シン「ああ、約束だ！」
〔画面、発光〕
シン（そうだ…。俺は約束したんだ…）（それなのに…！ それなのにぃぃぃぃぃ！）
〔ＳＥＥＤ覚醒〕
シン「はああぁぁぁ…！」
〔バーニアの噴射音〕
〔画面、フラッシュ〕
ティターンズ兵「かわした…！？ あのタイミングで…！」
レイ「今の動きは…！」
シン「俺は守れなかったんだ…。何もできなかったんだ…」「だから、俺はせめて…！」
〔バーニアの噴射音〕
ティターンズ兵「なっ、速い…！」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
ティターンズ兵「ぐわああぁぁぁ！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
シン「誰も泣かない世界を創る！ お前たちのような奴を倒して…！」「その為にも、こんな所で立ち止まっていられるかぁぁぁ！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
シン「お前で、終わりだぁぁぁぁ！」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
ティターンズ兵「うわあああぁぁぁ！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
シン「はぁ…はぁ…」
ルナマリア「すごい…あの数をほとんどひとりで…」
レイ（あの動き…。ギルの言う通り、やはりシンは…）
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
デュランダル「そうか。私の見込んだ通りの活躍を見せてくれたか」
レイ「ええ、あれならばデスティニーを完全に乗りこなす日も、そう遠くはないでしょう」
デュランダル「そうあって欲しいものだな。彼にはそれだけの才能がある」「種は芽吹いた。ならば、次は花が咲く時を楽しみにしよう」
レイ「………」
シン（やったよ、マユ…。俺、ちゃんと戦えた…）
〔歩み寄る足音〕
ルナマリア「シン」
シン「ルナ…」
ルナマリア「初めての出撃なのに、すごい戦果じゃない。さすが、期待のエースパイロットってところかしら」
シン「そういうのやめろよ…」「それに俺はまだ…」
ルナマリア「シン…？」
シン「いや、なんでもないさ…」（俺はもっと強くならないといけないんだ…。誰も悲しませることがないように、もっと…）（オーブも守れなかったような、不甲斐ない奴らとは違う…。もっと強く…）（だから、見ていてくれよ、マユ…）
【シナリオエンドデモ終了】
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