ハインヘルム改強防型(ドルテ機)/ドルテ・ドリーゼン
ベルちゃんといっしょ
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
そのソリスに所属するドルテ・ドリーゼンは、
仲間たちよりも一足早く、
オリーヴたちが訓練を続けている
施設へと足を運んでいた。
そんな彼女の目的とは…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
グーニラ「訓練基地への異動が3日後に決まったわけだが、片付けと移動の準備は終わったかな?」
エーメル「バッチリです、博士!」
フローリア「こちらも問題なしですわ」
グーニラ「エーメル君とフローリア君は大丈夫と。ドルテ君はどうなっているのかな?」
エーメル「………」
フローリア「………」
グーニラ「ん、あれ? そういえばドルテ君の姿を見えないようだが?」
エーメル「…ドルテ先輩なら」
ドルテ「ここが、ベルちゃんのいる訓練基地ね」「ベルちゃんに会うのも久しぶりだし、なんだか楽しみ」
男(※若者)「すみません、許可書をお見せいただけますか?」
ドルテ「キョカショ?」
男(※若者)「お持ちでない方は、この施設には入れない決まりとなっております」
ドルテ「大丈夫ですよ。私、この施設の関係者ですから。それじゃあ」
〔歩き去る足音〕
男(※若者)「いやいや勝手に行こうとしないでください!」
ドルテ「ですから、関係者なんですってば。ほら、パイロットスーツを着てるでしょ?」
男(※若者)「…確かに機動部隊のパイロットスーツ。しかしながら、許可書がないと通れないのは、規則ですので」
ドルテ「あらあら…」
〔歩き去る足音〕
男(※若者)「いやいやいや! ドサクサに紛れて行こうとしてもダメですよ!」
〔歩み寄る足音〕
男(※中年)「騒がしいな、どうしたんだ?」
男(※若者)「すみません、こちらの方が…」
男(※中年)「君は確か…。ドルテ・ドリーゼン君では?」
ドルテ「そうですそうです。ドルテ・ドリーゼンです」
男(※中年)「大丈夫だ、彼女は怪しい者ではない」
男(※若者)「は、はぁ…」
男(※中年)「しかし、君の着任は3日後のはずだでは?」
ドルテ「どうしてもベルちゃんに会いたくて、一足先に来たんです」
男(※中年)「…そう勝手にされては困るのだが」
ドルテ「心配いりませんよ。ちゃんと『先に行きます』ってみんなに手紙を残してきましたから」
男(※中年)「…そういう問題ではないのだが」
ドルテ「そうなんですか?」
男(※中年)「…まったく」「着任前に施設内を好き勝手に歩き回らせるわけにもいくまい。かといって放り出すこともできないならな…」
ドルテ「秋だっていうのに、なんだか今日は暑いですね」
男(※若者)「え? あ、はぁ…」
男(※中年)「とりあえず、グレーナー博士たちが来るまで、君は施設内で大人しくしていたまえ」
ドルテ「わかりました。では、ベルちゃんに会ってきます」
男(※中年)「いま大人しくしていろと言ったばかりだろうが。正式に紹介するまで、彼女たちとの接触は禁止だ」
ドルテ「あらあら…」
男(※中年)「では、部屋まで案内しよう」
ドルテ「うーん、困ったわねぇ…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ドルテ「接触はダメだって言われちゃったけど、見ちゃいけないとは言われていないものね」「ふふっ、ベルちゃんちゃんとやってるかしら?」
ベルタ「ううっ…」
オリーヴ「どうしたんですか、ベルタさん?」
ベルタ「なんだか、朝から寒気が止まらなくてな…」
オリーヴ「風邪ですか?」」
ベルタ「わからん…。少し違うような気がするが…」」
オリーヴ「あんまり無理をしないでくださいね? あとでなにか差し入れを持っていきますから」
カタリーナ「…なんだか頭が痛くなってきました。喉も痛いし、お腹も痛いし、節々が痛い…。これは風邪です風に間違いありません」「だから、オリーヴさん。私に愛の看病を…」
アヤメ「はいはい、訓練を始めますよ」
ドルテ「ベルちゃんたら、いつの間にかあんなに大きくなっちゃって…。お姉ちゃんとっても嬉しいな」「あ、そうだ。写真を撮っておかないと」
〔画面、フラッシュ×3〕
ベルタ「…! なんだ、いまの光は!?」
オリーヴ「光?」
ベルタ「いま光っただろ、パシャパシャっと」
アヤメ「いえ、気付きませんでしたが?」
ベルタ「気のせい、なのか…?」
カタリーナ「あらら、本格的に調子が悪そうですね?」
ベルタ「む、むう…」
ドルテ「いけないいけない、バレないようにしないとね」「あ、そうだ。折角だし、ベルちゃんが訓練をしている間に、お部屋の掃除をしておいてあげよっと」
〔歩き去る足音〕
オリーヴ「今日の訓練、お休みしますか?」
ベルタ「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
〔ハッチの開閉音〕
ベルタ「どうにも、スコアが上がらなかった…。どうやら本格的に具合が悪いようだ…」「こんな時はすぐに寝てしまおう…」「はぁ、冥王ともあろう者が風邪など情けない…。もっと身体を鍛えなくてはだな…」「そういえば、この感覚。昔、どこかで…」「………」「………」「………」
〔物音〕
ベルタ「…!? な、なんだ、急に息苦しく…!?」「こ、こえはまさか…」「金縛りというヤツか!?」「お、落ち着け! 金縛りなど、ただのストレスに決まっている! そうだ、そうに違いない!」
ドルテ「すーすー…」
ベルタ「なんだ、いまの声は!? この部屋には我しかいないはずだろ!」
ドルテ「ベ…ちゃ…」
ベルタ「べちゃ!? べちゃっとどうするつもりだ!?」
ドルテ「…来ちゃった」
ベルタ「来るなー! 頼むから、帰ってくださいぃぃぃぃ!」(こ、こうなったら、我が脱出するしかない、3、2、1で布団をめくっ、一気に部屋から脱出するしかない…!)「い、行くぞ…3…2…1…」「布団をがばっと!」
ドルテ「…あれ?」
ベルタ「お、お、オバケぇぇぇぇ!」
〔ハッチの開閉音〕
ドルテ「いけない、いつの間にか寝ちゃってたみたい…。ちゃんと自分の部屋で寝ないとね」
〔ハッチの開閉音〕
ベルタ(※画面オフ)「本当だ、本当にオバケがいたんだ! こう髪の長い…」
オリーヴ(※画面オフ)「わ、わかりました…。怖いけど、確かめてみますね…」
ベルタ(※画面オフ)「た、頼む、オリーヴ…」
オリーヴ(※画面オフ)「…いきますよ。えいっ!」
〔ハッチの開閉音〕
オリーヴ「あ、あれ? なにもいないみたいですけど?」
ベルタ(※画面オフ)「ほ、本当か?」
オリーヴ「はい…」
ベルタ(※画面オフ)「そんなはずは…」
〔歩み寄る足音〕
ベルタ「あ、あ…」
オリーヴ「ど、どうしたんですか、ベルタさん!?」
ベリタ「部屋が綺麗になっている!」
オリーヴ「ええ~!?」
ドルテ「みんな、お疲れ様」
グーニラ「ダメじゃないか、ドルテ君。勝手にひとりで行っちゃ」
ドルテ「ごめんなさい。ついつい」
エーメル「もう、心配したんですからね?」
ドルテ「次から気を付けるわね」
フローリア「それで、なにか問題は?」
ドルテ「んー?」「特になにもなかったかな」
ベルタ「だから本当なんだ! 部屋にオバケが!」
カタリーナ「はいはい、その話は何度も聞きましたよ」
ベルタ「ウソじゃないんだ! ひとりじゃ怖くて寝られないよ~!」
アヤメ「子供ですか、あなたは…」
オリーヴ「あははは…」
【シナリオデモ終了】
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