ガンダムエクシアリペアⅣ/グラハム・エーカー
新生ソレスタル・ビーイング
西暦2314年…。
人類は異星体ELと遭遇した。
敵対的な行動を取り続けるELSに対し、
人類は彼らと敵性体と判断。
彼らとの全面戦争に突入する。
だが、刹那・F・セイエイが試みた対話により、
ELSが人類に助けを求めていることが判明。
彼らとの融和の道が開かれることになった。
絶望的な状況で掴んだ、人類の荒玉未来。
その未来は、
多くの犠牲のもとに成り立つものとなった…。
グラハム・エーカーも
そうして人類の未来をために犠牲となった者の
ひとりであった…。
だが…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
グラハム「こ…ここは…」「そうか…そうだったな…。私は少年を導くためにELSに…」「どうやら…私の生命もここまでのようだな…。だが…悪くない…」「少年を導き…守り…ELSと対話するという彼の願いを果たした今…私は…今こそ死を迎え入れてもいいと思う…」
????(※刹那)「その結論は早過ぎる」
グラハム「何…!?」
刹那「………」
グラハム「なんと…! 今際の際に少年が目の前に現れるとは…」「死を間近にした人間は走馬灯を見るというが、やはり君と私は運命の赤い糸で結ばれているようだ」「乙女座の私にはそれがわかる…」
刹那「違う…。俺は今、ここにいる。現存している」
グラハム「世迷いごとを…。私はブレイブごとELSに汚染され、特攻したはず」
刹那「だが生きている」
グラハム「何故だ…!?」
刹那「クアンタムバーストが発生させた量子空間の中にいるからだ」
グラハム「奇々怪々な! イノベイターでない者にもわかるよう説明を求む!」
刹那「…拡大した量子空間の中で、ELSがお前の思考を感じ取った。ELSは…お前と共に生きようとしている…」「何故だかわかるか? お前が…生きたいと願ったからだ」
グラハム「この期に及んで生きたいと願う?」「私は自らに課した使命を果たした…。もう思い残すことなど…」
刹那「空を飛びたいんじゃないのか!」
グラハム「…!」
刹那「お前の人生の絶頂は…MSWADの小隊長か?」
グラハム「何故、それを…」
刹那「俺には見える…。お前の人生の絶頂はまだ訪れていない」
グラハム「私にこの先がある!? こんな身体と成り果てた私に、未来があるというのか…!」
刹那「ある!」
グラハム「何がある!? 答えろ、少年!」
刹那「それは自らの目で確かめろ! そのためにも選べ!」「お前が同化しているELSを拒めば、お前の生命活動は停止する」「しかし、ELSとわかり合うというなら…」
グラハム「わかり合えたら…どうなるというのだ!?」
刹那「お前はグラハム・エーカーであって、グラハム・エーカーでなくなる」「人類とELS…ふたつの特性を持つ存在に生まれ変わる」
グラハム「生まれ…変わる…?」
刹那「選べ。選択するのはお前だ、グラハム・エーカー」
グラハム「フ…ハハハハ…」「フハハハハハハハハ…!」
刹那「何がおかしい…?」
グラハム「案ずるな、少年。私はすでに選んでいる」「選んだが故に、君の気持ちを察することもできた」
刹那「未来を…頼む…」
グラハム「いいだろう! その君の願い…! このグラハム・エーカーが引き受けた!」「さあ…心置きなく旅立つがいい!」
刹那「感謝する…」
グラハム「さらばだ、少年…」
刹那「帰って来るさ…」「いつになるかは…わからないが…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
アレルヤ「ミッションコンプリート。今回の事件はひとまずこれで解決だね」
ロックオン「まったく…ELSとの戦いが終わって、やっと復興の目処が立ってきたってのに、俺たちはしばらく休めそうもないな」
アレルヤ「世界に対して悪意を持つ人間はまだまだいるからね」
ロックオン「そのひとつが人間至上主義を掲げるヒューマレストか…」「ま、今回は奴らのテロを未然に防ぐことはできたけどな」
アレルヤ「でも、今度は彼らの思想に影響を受けた者たちが、また行動を起こすかもしれない…」
ロックオン「ああ…。とはいえ、俺たちのできることはここまでだ。後のことは連邦議員のクラウスたちに任せよう」
アレルヤ「そうだね。僕たちソレスタルビーイングは脅威であるだけでいい」「悪意の抑止力にさえなれば…」
ロックオン「咎を受けるのはまだまだ先になりそうだ」「今回のミッションの最大の功労者はティエリ…じゃない、レティシアだね」
ロックオン「ああ、あいつが提供してくれたデータのおかげで、ヒューマレストのアジトを割り出すことができたんだからな」
アレルヤ「ティエリアの記憶を引き継いだ、ティエリアタイプのイノベイド…か…」
ロックオン「あいつがいきなり俺の前に現れた時は驚いたぜ」「まったくティエリアの奴、余計な気を回しすぎだっての」
アレルヤ「そういえば、彼は今どこに…?」
ロックオン「補充人員を迎えにいてる。ガンダムマイスター候補だ」
アレルヤ「レティシアが迎えに行ったということはイノベイドかな?」
ロックオン「さあな、俺も詳しくは…」
アレルヤ「いったい…誰なんだろう…?」
〔ハッチの開閉音〕
レティシア「ふたりとも、揃っているようだな」
ロックオン「お、噂をすればってやつか」
アレルヤ「お帰り、レティシア」
ロックオン「で、新しいガンダムマイスターってどこよ?」
レティシア「紹介しよう」「入ってきたまえ」
????(※グラハム)「失礼する」
ロックオン「なっ…!?」
アレルヤ「あ、あなたは…」
グラハム「この度、ソレスタルビーイングへ入ることになった元地球連邦軍ソルブレイブス隊隊長!」「グラハム・エーカー少佐であります!」
ロックオン「ウ、ウソだろ…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
アレルヤ「グ、グラハム・エーカー少佐って…確かユニオンの…!」
ロックオン「ミスター・ブシドーじゃねえか…!」
グラハム「ハッハッハッハッ! たしかにそんなこともあった! 懐かしい思い出だ!」
アレルヤ(思い出を美化している…)
ロックオン「あの…なんで身体の半分が銀色になってんだ…?」
グラハム「ハハ、私はELSと同化している」
アレルヤ「そういう人が生まれたって話は聞いてはいたけど…」
グラハム「私もそのひとりというわけだ。ガンダムマイスターとなるには、うってつけの身体だろう」
ロックオン「ELSとの戦いでソルブレイブス隊には世話になったが…いや、それでもこの人事はいきなり過ぎだろ」
アレルヤ「いいのかい、レティシア?」
レティシア「ヴェーダも推奨してるし、スメラギ・李・ノリエガも了承している」「そもそも彼のソレスタル・ビーイング入りを強く希望したのは刹那・F・セイエイだ」
ロックオン「刹那が…?」
グラハム「ウソではない。少年のガンダムが作り出した量子空間の中で、私は彼とわかり合った」「少年はELSとの対話の為に、彼らの母星へと向かおうとしていた…。しかし、彼にはまだ心残りがあった…」
アレルヤ「心残り…?」
グラハム「そう…この世界の行く末…。そして、君たちソレスタル・ビーイングだ」「故に少年は私に託したのだ! 少年が帰って来るまで、この世界を頼むと!」「ソレスタル・ビーイングのガンダムマイスターとして…世界の歪みを破壊してくれと…!」
アレルヤ「刹那が…旅立つ前にそんなことを…」
ロックオン「まったく刹那と言い、ティエリアと言い…」「アレルヤ、あいつら俺たちがよっぽど頼りないと思ってやがる」
グラハム「レティシア・アーデ。私のガンダムはどこにある?」「早く触れてみたいのだよ、私のガンダムに」
レティシア「今、見せよう。この機体が、君が乗る予定のガンダムだ…」
〔通信の開く音〕
グラハム「おお…! これは少年が最初に乗っていたガンダム! その改修型ではないか!」「さすがは少年! 後を託すと言った私に、意気な計らいをする!」
アレルヤ(偶然…じゃないかな?)
レティシア「グラハム・エーカー。この機体の正式名称はガンダムエクシアリペアⅣだ」
グラハム「そうか。ならば。今からこの機体をグラハムガンダムとする!!」
ロックオン「勝手に名前付けてやがる…入れ込みすぎだろ…」
〔通信の開く音〕
レティシア「スメラギ・李・ノリエガからの緊急暗号通信だ」
ロックオン「何があった、レティシア?」
レティシア「中東の小国リベラで軍事クーデターが起こったらしい」「ソレスタル・ビーイングはただちに武力介入せよとの指示だ」
アレルヤ「まったく凝りもせずに…」
ロックオン「アレルヤ、レティシア! ガンダムを出すぞ!」
グラハム「私も同行させてもらおう!」
ロックオン「あんたは来たばっかりだろう!」
アレルヤ「無茶ですよ!」
グラハム「心配ご無用! 脳量子波を通し、少年からガンダムに関するレクチャーは受けている!」
アレルヤ「刹那のレクチャー…?」
ロックオン「おい…絶対無理するぞ…」
グラハム「ハハハ、確かにそのきらいはある。私は我慢弱く落ち着きのない男だ」
ロックオン「落ち着けよ、頼むから!」
グラハム「いくぞ、フラッグファイター!」
〔歩き去る足音〕
アレルヤ「あ、勝手に行っちゃった! しかも、フラッグファイターって…!」
グラハム「何をしている! 急げ!」
レティシア「了解」
アレルヤ「レティシアまでその気に…!?」
ロックオン「フ…ハハハハ…ハハハハ!」
アレルヤ「ロックオン…?」
ロックオン「ったく、刹那の奴…とんでもねえ置き土産を残していきやがった」「行こうぜ、アレルヤ! 新生ソレスタル・ビーイング…新生ガンダムマイスターの初陣だ!」
アレルヤ「ああ…!」
アレルヤ「刹那とティエリアが戻ってくるまで…」
ロックオン「俺たちが世界と向き合う!」
アレルヤ「いこう!」
ロックオン「オーライ!」
アレルヤ「ガンダムハルート! アレルヤ・ハプティズム! 飛翔する!!」
ロックオン「ガンダムサバーニャ! ロックオン・ストラトス! 出るぜ!!」
レティシア「ガンダムデュナメスリペアⅢ。レティシア・アーデ…いきます!」
グラハム「グラハムガンダム! グラハム・エーカー…!」「世界の歪みを…破壊するッ!!」
【シナリオデモ終了】
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