ガイアガンダム(アンドリュー・バルトフェルド専用機)/アンドリュー・バルトフェルド
虎の牙
かつて砂漠の虎の異名を持ち、
ザフトの英雄として活躍した
アンドリュー・バルトフェルド。
ザフトを離れた以降も、
彼は志を同じくする者と共に戦い、
当時と変わらぬ活躍を見せていた。
その彼のもとに送られた『ガイア』
ふたつの姿を持つこの機体は、
バルトフェルドに当時の愛機ラゴゥを
思い起こさせるのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
バルトフェルド「こいつがガイアか。ザフトで造られ、連邦に奪われ、ついぞこんな所に流れ着くとはねぇ」
ダコスタ「確かに経緯は複雑ですが、戦力としては申し分ありません。OSもすでに隊長用に書き換えてあります」
バルトフェルド「カラーリングも、だろう。この後の運用試験といい、そうまでして俺を乗せたいのね、君たちは?」
ダコスタ「アフリカにいた頃の隊長を知る者はみんなそう思っていますよ。こいつで思いっきり駆けてほしいと…」「まるでバクゥ…いえ、ラゴゥですからね、こいつの変形した姿は」
バルトフェルド「ラゴゥ…か」
ダコスタ「…? どうかしましたか、隊長?」
バルトフェルド「なんでもないさ。しかし、そう期待されたら応えんわけにもいかんな…」「久々に駆けるとしよう、砂漠の虎としてな」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ダコスタ「すごいですね、隊長。初めて乗った機体とは思えない数値ですよ」
バルトフェルド「まあ、砂漠の虎と呼ばれた身だ。これくらいはやってのけないとな」「それに、キラの足を引っ張りたくないんでね」
ダコスタ「この調子なら問題ないと思いますよ。砂漠の虎の復活ですね」
バルトフェルド「そう期待されても困るが…」「まあやってみせるさ。ひとりでもな」
ダコスタ「あっ…」「…そうでしたね。ラゴゥに似た機体というのは…」
バルトフェルド「そういう感傷的なのはなしだ、ダコスタ君。アイシャもきっと喜ばん」「それに使えるものは何でも使わないとな。でないとこの戦争、とても乗り切れんぞ」
ダコスタ「隊長…」
バルトフェルド「今日のところはもう良いだろう。撤収するぞ」「それに、少し疲れたしな…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ザフト兵「バルトフェルド隊長! 本日の演習、よろしくお願いします!」
ザフト兵「ザフト在籍時には毎日のように隊長の活躍を聞いておりました! ともに戦えることを嬉しく思います!」
バルトフェルド「そう堅いのはなしだ。今じゃあ俺も君たちと同じいちパイロットなんでね」「とはいえ、知人の亡骸は見るのは嫌なもんだ。死ぬのだけは勘弁してくれ」
ザフト兵「分かりました! 失礼します!」
〔歩き去る足音〕
バルトフェルド「ああいう志願兵が増えるようじゃ、この戦争も当分終わりそうにないか…」「いや、終わりなんてあるのかね? この戦争に…」
〔歩み寄る足音〕
ダコスタ「ここにいましたか、隊長。演習の準備が完了しましたよ」
バルトフェルド「………」
ダコスタ「隊長?」
バルトフェルド「ん? ああ、すまん。すぐ出るから少し待ってくれ」
ダコスタ「大丈夫ですか? 気分が優れないようでしたら…」
バルトフェルド「なーに、至って平静だよ。それに皆の機体に応えんとな」
〔歩き去る足音〕
ダコスタ「隊長…」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ダコスタ「お疲れ様でした、隊長。今のでガイアの運用試験は、すべて終了です」
バルトフェルド「そうか。なら、帰ってコーヒーでもいじるとしよう」
ダコスタ「………」
バルトフェルド「ん? どうした、ダコスタ君?」
ダコスタ「…隊長、何かあったんですか?」
バルトフェルド「ん?」
ダコスタ「先ほどから、その…上の空というか、隊長らしくないというか…」「何かお悩みでしたら話してもらえませんか? お力になれるかわかりませんが」
バルトフェルド「…気づかれるものだな」
ダコスタ「え?」
バルトフェルド「いや、君も成長したと感心してね。では参考までに聞かせてもらえるかな?」「君がなんのために戦っているのかを…」
ダコスタ「戦う理由…?」
バルトフェルド「いつ終わるともしれないこの戦い。その中に、なぜ自ら飛び込もうとする?」「君の中の何がそうさせるのか…それを教えてほしい」
ダコスタ「…戦いを止めたいという思いです」
バルトフェルド「思い…か。そうだな、ここにいる者は全てそんな思いを持つべきだ」「しかし、な…」
ダコスタ「もしかして、隊長…」
〔歩み寄る足音〕
????(※キラ)「じゃあ、バルトフェルドさんは、なぜ戦っているんですか?」
バルトフェルド「ん…?」
キラ「聞かせてくれませんか、その理由を…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
バルトフェルド「こっちに来ていたんだな、キラ」
キラ「少し用がありましたから。そしたら、ふたりの声が聞こえて…」
バルトフェルド「…戦う理由か。まさかあの時の少年にそんなことを聞かれるとはな」
キラ「バルトフェルドさん…」
バルトフェルド「…なあキラ。久しぶりに相手をしないか?」
キラ「え?」
バルトフェルド「見ただろ? こいつのもうひとつの姿…」「こんな機体に乗ることになったんだ。ここは昔に戻ったつもりになって、な」
キラ「バルトフェルドさん…わかりました。」
バルトフェルド「フ、ダコスタ君。演習許可をもらってきてくれ。派手にやると付け加えてな」
ダコスタ「派手、ですか?」
バルトフェルド「あの演習では少々物足りなくてな。今のままじゃあ、虎は虎でも牙なしだ」「君たちの期待に応えなくちゃな! 付き合ってもらうぞ、キラ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
バルトフェルド「勝負ありだな、キラ!」
キラ「ええ、僕の負けです。さすがですね、バルトフェルドさん」
ダコスタ「まさか、フリーダムに勝つなんて」
バルトフェルド「おいおい、なんだその言い方は。これが君らが望んだ虎の姿だろう?」「もっとも、誰かさんが手加減してくれなきゃ、こんな見せ場は作れなかったがな」
キラ「そんなことありません。やっぱり強いですよ、バルトフェルドさんは」
バルトフェルド「フ…ケバブ屋だ」
キラ「え…?」
バルトフェルド「作ってみると、コーヒーのように奥が深くてね。さっきは恥ずかしくて言えんかったが、俺はケバブ屋を開くために戦っている」「だから、さっさと終わらせんとな。この馬鹿げた戦争ってやつを…」
キラ「バルトフェルドさん」
ダコスタ「砂漠の虎、復活ですね」
バルトフェルド「開店したら、君たちに奢ろう。もちろん、味はヨーグルトソースだ」
キラ「楽しみにしてます。その日が来るのを…」
バルトフェルド(悪いな、アイシャ。しばらくそっちには行けそうにない)(まあ気長に待ってくれ。うまいケバブを持って行く日をな…)
【シナリオエンドデモ終了】
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