ガイキング・ザ・グレート/ツワブキ・ダイヤ
燃え上がれ!ガイキング!
中学生の少年、ツワブキ・ダイヤ。
5年前に失踪した父親を捜す彼は、
地球の内側にあるダリウス界で
巨大な機会の竜『大空魔竜』の
47番目のクルーになり、巨大人型ロボット
ガイキングのパイロットとして
地上を狙うダリウス軍と戦っていた。
そして、多くの戦いを乗り越え、
ダイヤたちはついに次大帝プロイストを
打ち倒す。
ダリウスと地上に平和が訪れた今、
大空魔竜は新たな道を
歩み始めようとしていた…。
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ダイヤ「ふー、食料は大体運び終わったなー」
ルル「もう少しで大空魔竜の修理も終わるし、私財の搬入が済んだら、いよいよ出発だね」
リー「ダリウス界での戦いが終わったと思ったら、今度は宇宙への旅か」「本当にこの艦にいると、飽きないことばかりだぜ」
ダイヤ「ちぇー、いいよな、リーさんは。みんなと一緒に旅に出られるんだから」
ルル「ダイヤ君はお父さんから、地上に残るように言われたんだもんね」
ダイヤ「ああ、まだ地上で学ぶことがあるからって…。だから、大空魔竜での仕事もこれが最後になるな」
リー「ダイヤ…」
ダイヤ「ホント、今思い返すと夢みたいだよ。大空魔竜で過ごしたこれまでの日々が…」「ルルには感謝してるよ。あの日、君が誘ってくれなければ、俺は今でも怪獣小僧のままだった」
リー「お前が初めてガイキングに乗った時か。あの時は驚いたぜ」「やっと見つかったガイキングのパイロットが、こんな子供だなんて思わなかったからな」
ルル「でも、ダイヤ君は初めてと思えないくらい、立派に戦ってくれたわ」
ダイヤ「無我夢中だっただけだよ」「思えばあの戦いから俺のダリウス界での戦いが始まったんだ」
ルル「本当に色んなことがあったね」
ダイヤ「うん、たくさんの仲間に出会えたし、ノーザたち四天王のような強敵とも何度も戦った」
リー「思い返してみると大変な旅だったぜ。こうしていられるのが不思議なぐらいさ」
ダイヤ「でお、俺たちは勝った。プロイストを倒して、ダリウス界と地球に平和を取り戻したんだ」「きっと、それは誰かのおかげじゃない。俺たち48人、全員がいたから掴めた勝利なんだ」
ルル「うん、私もそう思う。たくさんの苦難を乗り越えてこられたのも、みんなで力を合わせたからだって」「辛いこともあったけれど、みんなで旅してきた日々は、これから私の中で大切な思い出になると思う」
ダイヤ「思い出か。改めて言葉にすると、旅は終わったんだなっ実感しちゃうね」
リー「寂しいのか、ダイヤ?」
ダイヤ「寂しくないといえば嘘になる。でも、これから何をすればいいかわからないって方が大きいかな」「父さんを見つけることが俺の夢だったから」
リー「まあ、平和になって時間もたっぷりあるんだ。じっくり見つけていけばいいさ」
ノーザ「ここにいたかツワブキ・ダイヤ」
ダイヤ「ノーザ…? 珍しいな、お前の方から声を掛けてくるなんて…」
リー「別れの挨拶でも言いに来たか?」
ノーザ「やり残していたことを思い出した」
ダイヤ「やり残していたこと?」
ノーザ「ツワブキ・ダイヤ! 俺はお前に決闘を申し込む!」
ルル「け、決闘…!?」
ノーザ「…俺はこれから宇宙に上がる。お前ともしばらく会うことはないだろう」「だからその前に、貴様と戦士としてのケジメだけはつけておきたい」
ダイヤ「フ、なるほどな。確かに俺たちの決着はまだついていなかったな」「わかったぜ、ノーザ! その決闘、受けてたってやる!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ダイヤ「久しぶりだな。こうしてお前と戦うのも」
ノーザ「俺はずっとこの時を待っていた。最高の戦いにしようじゃないか!」「いくぞ、ガイキング! ダイヤ!」
ダイヤ「来い、ノーザ!!」
〔画面、フラッシュ〕
ダイヤ「うっ! すげえ気迫だ!」
ノーザ「そう! これが今の俺の力だ! 貴様たちと相まみえることで得た俺の全力!」「力を出し惜しみしている暇などないぞ! ツワブキ・ダイヤ!」
〔画面、フラッシュ〕
ダイヤ「ぐっ…なるほど…。以前とはまるで別人ってことか…」
ノーザ「そういうことだ。わかったら、さっさと立て」「全力の貴様に勝たなくてはなんの意味もない。さあ、お前の力を俺に示せ!」
ダイヤ「ノーザ、やっぱりすげえよお前は。初めて戦った時、お俺は正直お前にびびった。こんな奴に勝てるのかってな…」
ノーザ「だが、貴様は俺に勝った。俺の方が力は上回っていたというのに」「その時に、俺は知ったのだ。本当の強さとはなんなのかをな…!」
〔画面、フラッシュ〕
リー「くっ、こんな所まで衝撃波が…! あいつら本気でやりあってやがるな」
ルル「うん、ふたりともこれまでのすべてを出し切ろうとしてる」
リー「勝負は気迫の面でノーザが優勢か…」
ルル「ダイヤ君…」
リー「なあルル、この決闘どうして許可したんだ? いつもだったら止めそうなもんだけど」
ルル「うまく言えないけど…最後にもう一度見ておきたかったんだと思う。ダイヤ君がガイキングで戦う姿を…」「それはきっと、私だけじゃない。大空魔竜のみんながそう思ってると感じたから…」
リー「なら、サイトは勝利で終わらせてやらないとな。応援してやろうぜ、ルル。そうすりゃあいつはきっと勝つ」
ルル「はい…!」「頑張って! ダイヤくーん!」
ダイヤ(伝わってくるぜ、ルル…お前の…それに大空魔竜のみんなの声が)「これだけ応援されちゃ負けるわけにはいかねえよなあ!!」
ノーザ「やっと調子が出てきたようだな、ツワブキ・ダイヤ!」
ダイヤ「笑うな、ノーザ。俺ばっかり応援されてるみたいでよ」
ノーザ「気にするな。お前と戦っている時から、こういう空気にはなれている」
ダイヤ「そうかい…。なら、あの時みたいに見せてやらねえとな。この俺の全力を…!」
ダイヤ「うぉぉぉぉっ! ハイドロブレイザー!!」
ノーザ「はあぁぁぁっ! エレクトロブレイザー!!」
〔画面、フラッシュ〕
ダイヤ「はぁ…はぁ…」
ノーザ「フ、フフ…まだ…戦えるな…?」
ダイヤ「ああ…当たり前だ…」
ノーザ「そうこなくてはな! そう、最後に勝つのは強い方ではない!」
ダイヤ「諦めない奴が勝つんだぁぁぁぁ!!」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
リー「おー、おー、派手に壊したもんだな」
ダイヤ「ごめんなガイキング、折角修理したのにまた壊しちまって」
ルル「そんなこと気にしないで」
リー「良い物、見せてもらったぜ」「…それにあいつも満足できたみたいだしな」
ノーザ「ダイヤ、俺は答えを得た。これで…思い残すことはない」
ダイヤ「ああ、俺も身体を動かして、色々吹っ切れたよ」
ノーザ「俺は今よりさらに強くなって帰ってくる。お前もせいぜい腑抜けんようにな」「地球に還ってきた時、存分にやり合える相手がいなくては、つまらんからな」
ダイヤ「なんだよ、思い残すことはないんじゃなかったのか?」
ノーザ「それとこれとは話が別だ」
ダイヤ「ふたりとも、俺のわがままに付き合ってくれて、ありがとう」
ルル「ホントは心配だったんだからね。ダイヤ君にもしものことがあったらどうしようって…」「でも、これが最後だからって私…」
ダイヤ「いや、最後じゃないよ。俺たちはいつまでも一緒さ」
ルル「一緒…?」
ダイヤ「…ルルの声、聞こえたよ。俺はひとりで戦ってるんじゃないんだってどんどん力が湧いてきた」
リー「他のみんなも大空魔竜から応援してたぜ」
ダイヤ「うん、感じたよ。プロイストと戦った時と同じ、みんなの炎が俺の炎とひとつになる感覚」「たとえ場所は離れていても、胸に炎が燃え続けている限り、俺たちは繋がってるんだって」
ルル「そっか、想い合ってさえいれば、私たちはいつでも一緒なんだね…」
ダイヤ「なあ、俺決めたよ。ノーザが言ってたみたいに、地上に戻っても修行を続けてもっと強くなる」「いつかまたみんなと一緒に戦えるようにさ。俺は大空魔竜47番目のクルーなんだからさ!」
リー「ダリウスとの戦いは終わったけど、俺たちの旅はこれからも続いていく」「永遠の別れじゃないんだ。地上でやるべきことが終わったら、また一緒に旅をしようぜダイヤ」
ルル「うん、私もその時を楽しみにしてる」
ダイヤ「ああ…!」
ルル「じゃあ戻りましょう、大空魔竜に! 私たちの家に!!」
ダイヤ(たとえどれだけ離れていても、大空すら隔てていても。この約束が、いつかまた俺たちを繋ぐ)(だって俺たちは…世界を超えて共に戦った48人の仲間なんだから)
【シナリオデモ終了】
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