ゴウザウラー/峯崎拳一
ゴウザウラーはいらない!?
全宇宙を支配しようと目論む、機械化帝国。
その魔の手から地球を守るため、
光の戦士エルドランは春風小学校の生徒たちに
巨大なロボット『ゴウザウラー』を与えた。
突然、地球を守る役目になり、戸惑い槌も、
ゴウザウラーを動かす事になった
6年2組の子供たちは、
自らを『ザウラーズ』と名乗り、
機械化帝国へと立ち向かう。
そして今日も、機械化獣との戦いを終え、
春風小学校へと帰っていくのだが…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
拳一「いやー、今日も勝った、勝った! 大勝利ぃー!」
しのぶ「もう、なにが大勝利よ」
浩美「拳一君、勝てたからいいけど、もう少し効率よく戦わないと、エネルギーが足りなくなっちゃうよ」
拳一「何いってんだよ、浩美。最初から全力でいかないと、早く倒せないだろ! 給食抜きは絶対にごめんだからな!」
しのぶ「あっきれたー! そんな理由であんな戦い方してたの!」
拳一「そんな理由ってなんだよ! 大事なことだろ!」
しのぶ「それでやられちゃったら元も子もないでしょ!」
拳一「勝ったんだからいいだろ!」
浩美「ふ、ふたりとも落ち着いてよ。もうすぐ学校に着くんだから」
拳一「ふんっ!」
しのぶ「ふんっ!」
浩美「はぁ、もう…」
〔バーニアの噴射音〕
拳一「よし、さっさと帰って給食、給食!」
浩美「そうだね、ん…」「あれ? なんか校舎におっきい布が敷かれてない?」
拳一「布? なんでそんなもんが? 運動会はまだ先だろ?」
しのぶ「待って! 何か書いてある! えっと…」「『ゴウザウラーは帰ってくるな』!?」
拳一「なにぃー!?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
拳一「おい、しのぶ! なんで校舎に戻さないんだよ!」
しのぶ「あんなの敷かれたままじゃ戻せないでしょ。事情を聞かないと」
拳一「あのなあ、早くしないと給食が…」
浩美「あ、誰かくる」
〔歩み寄る足音〕
少年「おい、あの文字が読めなかったのかよ」
拳一「は? なんだ、こいつ?」
女(※若者)「びっくりさせて、ごめんね。この子は私のクラスの子で、ザウラーズのみんなにどうしてもって…」
少年「もうゴウザウラーを発進させるなよ! すっげー迷惑してるんだぞ!」
しのぶ「迷惑?」
少年「そうだよ! 発進する度に教室が揺れて、授業が止まったり、先生の声が聞こえなくなったりするんだぞ!」「今日なんて、図工で作ったロボットの人形が壊れちゃったんだからな!」
浩美「え…それであんなことを?」
拳一「なんだよ、デカいことやっといてその程度のことかよ」
少年「その程度ってなんだよ! このしもぶくれ!」
拳一「し、しもぶくれ!? 人が気にしてることを…」
浩美「お、落ち着いてよ、拳一君! 下級生だよ」
しのぶ「あのね、確かに迷惑してるかもしれないけど、あたしたちも街を守るために…」
少年「そんなの関係ないよ! ゴウザウラーなんていらないんだ!」
拳一「こいつ、言わせておけば…」
〔爆発音〕
しのぶ「なに、今の音!?」
浩美「見て! 町から煙が! もしかして、機械化獣が出たんじゃ!?」
拳一「はあ!? さっき倒したっていうのに、またかよ!」
少年「あ…」「あの煙…僕の家の方からだ…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
拳一「ぐわああああああっ!」
しのぶ「拳一!?」
拳一「ちっ! 機械化獣のやつ! いい気になりやがって!」
浩美「ダメだよ、拳一君! ヘタに攻撃するとエネルギーが!」
しのぶ「けどこのままじゃ押されるだけ! なにか方法を考えないと!」
拳一「くっ…」
浩美「拳一君! やっぱり機械化獣が暴れてるって、教授が!」
拳一「あー! 休みも給食もなしだけど、しょうがねえ、行くぞ!」
少年「ま、待って!」
拳一「あ? お前の文句に付き合う暇は…」
少年「お願い! 町を守って!」
しのぶ「え…」
少年「さっき言ったこと全部謝る。何回だって謝る!」「だから、町を…僕の家を守って!」
拳一「お前…」
少年「………」
拳一「………」「わかったよ、約束してやる」
少年「え…」
拳一「任せとけって言ったんだよ! この拳一様とゴウザウラーによぉ!!」「いくぜ! ゴウザウラー出撃だ!!」
拳一「…一気に決めるぞ」
しのぶ「え…」
拳一「このまま戦ってもエネルギーが減るだけだ! ザウラーマグマフィニィッシュで一気に決めてやる!」
浩美「そんなっ! もしそれで倒せなかったら…」
拳一「ゴウザウラー以外に誰が機械化獣を倒せるっていうんだよ!」「俺たちザウラーズ全員で守るんだ! この町も、この地球も! 弱気なこと言ってる暇なんかねえぞ!」
しのぶ「拳一…」「そうね、やりましょう!」
浩美「うん! 僕も信じるよ! ゴウザウラーの力を!」
拳一「よし、いくぜ!」「ザンラァァ! キャノォォン!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
浩美「機械化獣が怯んだ!」
しのぶ「今よ! 拳一!」
拳一「ザウラー! マグマフィニィィィィシュッ!!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
拳一「熱血最強! ゴウザウラー!」
しのぶ「はぁ、なんとか勝てたけど、今回は危なかったわね」
浩美「うん、またこういう事もあるかもしれないし、これからはもっとエネルギーを大事にしないと。ね、拳一君?」
〔腹の虫〕
拳一「…そうだよなぁ、腹が減ったら力でないよなぁ。あぁ、俺の給食…」
しのぶ「もうっ!」
〔歩み寄る足音〕
女(※若者)「給食なら大丈夫よ。私が校長先生にお願いしておいたから」
拳一「えっ! 本当かよ、先生!」
女(※若者)「ええ、この子も頑張ってくれたしね」
少年「ありがとう、ザウラーズ! 町を守ってくれて!」
浩美「お礼なんていいよ。それがザウラーズの役目だからね」
しのぶ「でも、できればもう「いらない」なんて言わないでほしいな」
少年「言うもんか! ザウラーズは町を守るヒーローなんだから!」
拳一「へっ! 調子のいいやつだぜ!」
少年「僕、次の工作でゴウザウラー作るよ! だから完成したら見に来てね!」
拳一「ああっ! けどかっこよく作れよ!」「この町と地球を守る熱血最強のゴウザウラーなんだからな!」
【シナリオデモ終了】
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