グランティード/トーヤ・シウン
スウィート・スウィート
数奇な運命に導かれ、
謎のロボット『グランティード』と、
それに乗っていた3人の少女と出会ったトーヤ。
彼らは邂逅を果たした事件を解決後、
仲間たちと共に世界中を巡っていた。
そんな旅のある日のこと。
トーヤたちは、戦いの合間に
生まれた平穏を噛みしめていたが、
彼と3人の少女のひとり『メルア』の間には、
何やら不穏な空気が流れてた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
トーヤ「なあ、メルア…」
メルア「なんですか、トーヤさん?」
トーヤ「…いや、なんでもない…」
テニア「どうしたの、メルア? メルアがそんな態度を取るなんて珍しいね」「あっ、トーヤ! あんた、メルアに変なことしたんじゃないでしょうね!?」
トーヤ「なっ、するかよ…!」
メルア「…しました」
テニア「トーヤ、あんたやっぱり!」
トーヤ「だから、違うって!」
メルア「トーヤさん、グランティードのコックピットにお菓子を持って来るなって言ったんです」
テニア「お菓子?」
メルア「はい。それも絶対禁止って」
トーヤ「だってさ、コックピットに菓子くずとか落ちてたりしたら、俺がテニアたちに文句言われるんだぞ」
テニア「そうそう。あそこはあたしたちも乗るんだから、我慢してよ」
メルア「テニアちゃんだって、ご飯をたくさん食べるのを禁止されたら、嫌でしょ?」
テニア「うっ、それはそうだけど…」
メルア「もし食料が底を尽きそうで、食べる量を制限しなくちゃいけなかったら、我慢できる?」
テニア「も、もちろんできるよ…。…たぶんだけど」
トーヤ「どっちだよ…」
テニア「もう、うるさい! トーヤが責任取って、何とかしてよね!」
トーヤ「なんでそうなるんだよ!?」
〔軍の警報〕
トーヤ「! なんだ…!?」
〔ハッチの開閉音〕
カティア「みんな…! スプリッターが攻撃を仕掛けてきたわ! 私たちにも出てほしいそうよ!」
トーヤ「分かった…!」「一緒に出るのは…メルア、頼む」
メルア「! 私ですか…?」
トーヤ「カティアとテニアはこの間乗ったばかりだ。そう何度も立て続けには乗せられないだろ」
メルア「………」
テニア「ねえ、メルア。乗るのがツラいなら、あたしが…」
メルア「…大丈夫。私が乗ります」「行きましょう、トーヤさん」
トーヤ「ああ」
〔ハッチの開閉音〕
〔走り去る足音〕
カティア「あのふたり、何かあったの…?」
テニア「うーん、まあちょっとね…」(さっきのことがあるけど…大丈夫だよね、ふたりとも…)
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
トーヤ「くっ、スプリッターめ…! 今回は数が多いな!」
メルア「! トーヤさん、右です!」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
トーヤ「ぐうっ…!」
メルア「ご、ごめんなさい!」
トーヤ「謝らなくてもいい…! そっちはそっちのことに専念しててくれ!」
メルア「は、はい…!」
トーヤ「ここで艦を沈められちゃ何にもならない! やってやるさ!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
メルア「きゃああっ!」
トーヤ「ぐ…また直撃を…! 何やってんだよ…!」
メルア「ごめんなさい…!」
トーヤ「違う、今のはメルアじゃなくて、自分に言ったんだ!」
テニア「ねえ、カティア…。グランティードの動きが何だか…」
カティア「ええ。いつもに比べて反応が鈍いわね。もしかして、どこかに異常が…?」
テニア「…さっき喧嘩してたことが、何か関係してるのかも」
カティア「喧嘩? 出撃前に様子がおかしかったのは、それが原因だったのね」
テニア「そんなにひどい喧嘩ってわけじゃないけど、メルア、少し気にしてたから」
カティア「確かに、それが影響していないとは言い切れないわね…」
テニア「どうしよう!? 他のみんなも手一杯でトーヤ達たちの援護には回れないよ!」
カティア「落ち着いて、テニア」
テニア「でも…」
カティア「今は信じるしかないわ。トーヤ君とメルアを…」
テニア「………」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
トーヤ「はぁ、はぁ…こっちの方はあと何体残ってるんだ?」
〔レーダー反応〕
メルア「! 4時の方向に転移反応! スプリッターが来ます…っ!」
〔転移音〕
トーヤ「くっ、まだ来るのかよ…」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
トーヤ「ぐあああっ…!」
〔警報〕
メルア「うぅ、アラート表示がこんなに…。このままじゃ…」
トーヤ「あ、諦めてたまるかっ…。こんな所で死ぬなんてゴメンだ…!」
メルア「トーヤさん…」
トーヤ「メルア、お前だってそうだろ! ここでやられたら、あんなに好きなお菓子だって食べられなくなるぞ!」
メルア「! お菓子…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
メルア「! お菓子…」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
トーヤ「うぐっ、そうだ! あんなワケの分からない奴らに、それを邪魔されるなんて嫌だろ!」
メルア「もちろん嫌です!」
トーヤ「なら、ここを切り抜けて好きなだけ食べればいいさ!」「コックピットの中だろうと、どこだろうとさ!」
メルア「…その言葉、約束ですよ」「本当に約束しましたからね」
トーヤ「あ、ああ!」
メルア「わかりました…」」「やりましょう、トーヤさん!」
トーヤ「頼むぞ、メルア!」
〔オルゴン・クラウドの稼働音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
メルア「! エクストラクターの出力が上がっていく…!」
トーヤ「これなら、やれるっ!」「うおおおおおおーっ!!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
メルア「ふふ。ふたりとも、これ食べますか?」
カティア「ありがとう、いただくわ」
テニア「あっ、これおいしいね。そのお菓子、もうひとつちょうだい」
トーヤ「…なあ、いくら何でも多すぎじゃないか? どれだけ持ってきたんだよ」
メルア「トーヤさんが好きなだけ食べればいいって言いましたから」
トーヤ「そりゃ言ったけどさ…」「そんなに食べたら、その…太るんじゃないのか?」
メルア「…!」
カティア「………」
テニア「トーヤ、あんた…」」
トーヤ「! あ…」
テニア「女の子にそんなことを言うなぁぁぁーっ!!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
トーヤ「うぐっ!」
〔人の倒れる音〕
メルア「好きなだけ食べろと言って…トーヤさん、あんまりだと思います」
トーヤ「それは…」「…すまない」
テニア「まったく、次言ったら承知しないからね」
カティア「じゃあ仲直りという程でもないけど、トーヤ君も交えて、お菓子を食べましょうか」「いいわよね、メルア?」
メルア「はい。元々みんなで食べようと思ってた物ですから」「…それじゃあ、どうぞ、トーヤさん」
トーヤ「あ、ああ…ありがとう」(お菓子で始まって、お菓子で終わるか…)(色々とありはしたけど、こんな1日も悪くないかもしれないな…)
【シナリオエンドデモ終了】
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