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グルンガスト改/イルムガルト・カザハラ
自分らしくあれ

地球連邦軍伊豆基地へ帰還したヒリュウ改。

その乗組員たちは、
日々の任務の疲れを癒すべく、
各々がそれぞれの時間を過ごしていた。

新生PTXチームのイング・ウィッシュ、
リョウト・ヒカワ、リオ・メイロンは
伊豆基地の新生教導隊の一部メンバーと共に
雑談に花を咲かせるのであった。

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

ゼオラ「どう、イング? 新生PTXチームの空気には慣れたかしら?」
イング「ええ。皆さん良くしてくれますし、おかげでやっていけています」
リオ「…ねえ、イング」
イング「なんでしょう、リオ少尉?」
リオ「ちょっと思ったんだけど、私たちに丁寧すぎないかしら?」
イング「そう…でしょうか?」
リョウト「それは僕も感じていたよ。別に悪いことってわけじゃないけど」
アラド「新生PTXチームの一員になったんだから、もっと砕けてもいいんじゃないかなあ」
ゼオラ「…アラドにはもう少しイングの丁寧さを見習って欲しいけどね」
アラド「え? そこでおれに矛先が向くわけ?」「あ、イルム中尉!」
イルム「なんだ? みんなで休憩中か?」
アラド「イルム中尉、ちょうど良かった…! …じゃなくて、相談したいことがあるんスよ」
イルム「相談?」
イング「実は…」

イルム「なるほど…そういう話か」
イング「イルム中尉も同じ考えでしょうか?」
イルム「そうだな…。お前さんが少し固いのは事実かもしれないな」
イング「そうですか…」
イルム「………」「よし、いい機会だ。お前がもっと気楽に話しかけられるように、隊長の俺が特訓してやる」
イグ「特訓…ですか?」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ゼオラ「女性をデートに誘う会話の特訓…」
イルム「ああ、鋼龍戦隊は他の隊に比べて女性が多いからな」
アラド「いきなりレベルが高くないスか?」
イルム「とりあえず習うより慣れろだ。リオ、イングの相手役になってくれ」
リオ「わかりました」
イルム「じゃあ、イング。まずはリオをお茶に誘ってみろ」
イング「了解」「…お疲れ様です、リオ少尉」
リオ「こんにちは、イング。こんな所で会うなんて奇遇ね」
イング「少し休憩でも取ろうと思って。少尉は?」
リオ「私も…似たようなものね」
イング「よろしければ、ご一緒しても構わないでしょうか?」
リオ「いいわよ。ちょうどひとりだったしね」
イルム「…駄目だな」
ゼオラ「え? 今ので?」
リョウト「普通に誘えていたと思いますけど…」
イルム「悪くはないが、無難すぎる。相手に断る隙を与えてるしな」
アラド「断る隙…」
ゼオラ「強引さがないってことでしょうか」
イルム「そういうわけじゃないんだが…手本を見せてやるとするか」
イング「お願いします」
イルム「前提条件として相手は初対面、特に用事がないという設定にするからな」
リオ「わかりました」
イルム「じゃあ、行くぞ。…そこのお嬢さん」
リオ「あ、はい」
イルム「この辺りでおいしいお茶のお店をご存じないかな?」
リオ「はあ?」
イルム「ああ、ごめん。警戒させちゃったかな。僕は見ての通り、連邦軍の軍人で…」「そこの基地に赴任してきたばかりでね、この辺りに詳しくないんだ」
リオ「はあ…」
イrム「実は、お茶が好きな母親にプレゼントを贈りたいんだけど…Dコンが故障してて検索ができなくてさ」「もし君が地元の人なら、いい店を知ってるんじゃないかと思って…」
リオ「…この近くにインフォメーション・センターがありますから、そこで聞いてください」
イルム「実は、君に声をかけたことには理由があってさ。それは、君がとても魅力的だったからなんだ」
リオ「はあ…」
イルム「ああ、誤解しないで。素敵な君ならいい店を知ってるんじゃないかと思ったんだ」「僕は1時間後に基地へ戻らなきゃならないから、時間は取らせない。店を教えてくれるか、案内してくれるだけでいいんだ」「縁があって赴任してきたんだから、この土地のことを知りたいし、好きになりたい」「お願いできるかな、君に」
リオ「まあ、案内だけなら…」
イルム「…と、ここまでだ。どうだった、リオ?」
リオ「最初はいきなりで驚きましたけど、フランクに話しかけられたから、そこで拒絶しにくかったし…」「身元と目的も明確でしたし、時間の区切りも付けてくれましたし…」「後は…褒めてもらいましたし、少しの間ならいいかなって。とはいえ、私ならIDを確認しますけどね」
リョウト「それで…一緒に行くの?」
リオ「もちろん、案内するだけよ。自分が住んでる所の印象を悪くしたくないし」「だけど、下心が見えたらその時点でさよならだから」
イルム「ま、リオはそうだろう。しかし、柔らかな押しに弱い子なら、だいたいいける」「ちなみに、話に家族と土地を絡めるのがコツだ。あと、土地を知りたい、好きになりたいってのは…」「君のことも知りたい、好きになりたいと遠回しに言ってるのさ」
リオ「イルム中尉…この手で今までどれだけの女性を口説かれてきたんですか?」
イルム「あれ? そういう流れになる?」
イング「参考までに成功確率を知りたいです」
イルム「ええっと…さあ、次行くぞ、次! まだ特訓は始まったばかりだからな!」
リオ「逃げた…」
ゼオラ「逃げましたね…」
イング「………」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

イルム(やれやれ…終わった終わった。さてと、これからどうしたもんかね)
イング「イルム中尉」
イルム「どうした? 特訓ならさっき終わったはずだぜ。それとも延長戦をお望みか?」
イング「…今日はありがとうございました」
イルム「まさか…女性の口説き方を教えたぐらいでそんな感謝されるとはね」
イグ「口説き方の指南は単なる口実だったのでしょう?」
イルム「………」
中尉は「正式に鋼龍戦隊へ入って間もない僕に、皆さんとの交流を深める場を作ってくださいました」「正直、慣れないことをしましたから、色々と戸惑いましたけど…」「皆さんと過ごす時間を、僕は楽しんでいたんだと思います」
イルム「フッ、お前さんの深読みしすぎだよ」「これからの人生は長いんだ。女の口説き方のひとつやふたつぐらい覚えておいて損はないと思うぜ。じゃあな」
〔歩き去る足音〕
イング(それでも…ありがとうございます、中尉)
【シナリオデモ終了】


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