ハインヘルム改強防型(ドルテ機)/ドルテ・ドリーゼン(新Pスーツ)
ハインヘルム改強火型(グーニラ機)/グーニラ・グレーナー(新Pスーツ)
開戦前夜
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
地球連邦の発案した
火星奪還作戦に参加するべく、
宇宙へと上がったソリスの面々。
すぐ傍にまで迫っている戦いを
彼女たちは思い思いの形で待っていた。
そんな中、
ハインヘルムの最終チェックを行っていた、
グーニラとジギーは…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
グーニラ(※新Pスーツ)「戦いってのは、イヤなもんだね」
ジギー「どうした、藪から棒に?」
グーニラ(※新Pスーツ)「もうすぐ、メガノイドとの戦いが始まるだろ? なんだか徐々に実感が湧いてきてね」
ジギー「戦闘兵器を造ってる、博士の言葉とは思えないな」
グーニラ(※新Pスーツ)「私はマシンを造るのが好きなだけで、戦争が好きなわけではないよ」
ジギー「矛盾してないか、それ?」
グーニラ(※新Pスーツ)「そうかい?」
ジギー「まあ、好きだろうが嫌いだろうが、ここもいずれ戦場になる。覚悟だけはしておかないとな」
グーニラ(※新Pスーツ)「覚悟はしているよ。娘に乗ると決めた時からね」「それに火星には、あのオバサンがいるんだ」
ジギー「あのオバサン?」
グーニラ(※新Pスーツ)「クン・インユェ。私の先生だよ」
〔歩み寄る足音〕
ドルテ(※私服)「あら、博士。ベルちゃんを見かけませんでしたか?」
グーニラ(※新Pスーツ)「いや、見かけてないけど。なにかあったの?」
ドルテ(※私服)「もうすぐ戦いが始まるから、きっと不安に感じてると思うんです。だから、傍についててあげようかなって」
グーニラ(※新Pスーツ)「ベルタ君のことだから確かに緊張してるかもしれないけど、ひとりにしてあげた方がいいんじゃないかな?」
ドルテ(※私服)「どうしてですか?」
グーニラ(※新Pスーツ)「こう、ひとりで集中するとか色々あるじゃない」
ドルテ(※私服)「フフ、ないですよそんなの」
グーニラ(※新Pスーツ)「えっ、いま笑うところあった?
ドルテ(※私服)「それで、博士たちは闘いの前にデートですか?」
ジギー「その冗談、笑えねえぞ」
ドルテ(※私服)「あらあら。結構、お似合いだと思いますけど」
グーニラ(※新Pスーツ)「お似合いって…」
ジギー「機体の最終チェックをしてただけだ」
ドルテ(※私服)「そうですか。お疲れ様です」
ジギー「ちょうどいい。ちょいと、お前さんに聞きたいことがある」
ドルテ(※私服)「私にですか?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ドルテ(※私服)「スリーサイズとか、そういうプライベートなことはちょっと…」
ジギー「お前は、俺をなんだと思ってるんだ…」
ドルテ(※私服)「男の人って、そういうのを知りたいのかなって」
ジギー「いや、そうかもしれんが、このタイミングで聞くとかあり得んだろ」
ドルテ(※私服)「それじゃあ、なにを聞きたいんですか?」
ジギー「お前さんは、自分がちゃんと戦えると思うか?」
ドルテ(※私服)「そのためにいままで訓練を続けて来たんじゃないですか?」
ジギー「その通りなんだが、お前さんたちは実戦経験が少なすぎる」「にも拘わらず、こんな大規模な戦闘に参加させるってのが、どうにも心配でな」
ドルテ(※私服)「つまり、教官の訓練では不十分だったということでしょうか?」
グーニラ(※新Pスーツ)「なかなかいいところを突くね、ドルテ君!」
ジギー「俺は時間が許す限り訓練をさせたつもりだ。だが、訓練と実戦は違う。それは、お前さんもわかっているだろ?」
ドルテ(※私服)「確かにそうですね。けど、大丈夫なんじゃないでしょうか?」
ジギー「なにを根拠にそう思う?」
ドルテ(※私服)「オリーヴちゃんはとっても努力家で、火星に行くことに関しては、私たちの中で一番想いが強いです」「アヤメちゃんは戦うことを恐れない勇気がある。彼女がきっと先陣を切ってくれると思います」「カタリーナちゃんは、冷静に周りの状況を見渡す判断力があります。彼女が居れば不意を突かれることも少ないかと」「フローリアちゃんは強い責任感を持ってる。彼女の実力も相まって、みんなを引っ張ってってくれると思います」「エーメルちゃんはみんなを盛り上げてくれるムードメーカー。つらい戦いの中で、彼女は必要不可欠です」「博士は私たちのお母さんです。彼女が造った物には安心がある。そこに疑う余地はありません」「ベルちゃんは言わずもがなです」「そんな、私たちがやる気になって頑張るんです。できないはずが、ないじゃないですか」
グーニラ(※新Pスーツ)「ドルテ君!」「愛してるよ!」
ドルテ(※私服)「あらあら。よしよし」
ジギー「フッ…。お前さんに聞いて正解だったようだな」
グーニラ(※新Pスーツ)「私たちが抱き合ってる姿を見られたからかい?」
ジギー「…だから、俺をなんだと思ってるんだ」「少し迷ってたんだがな、ドルテを副隊長に任命する」
ドルテ(※私服)「えっ?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ドルテ(※私服)「私が副隊長って…」
ジギー「なにも起こらなければ、副隊長って肩書なだけだ」「ただ、万が一、俺が行動不能に陥ったら、お前さんが指揮を引き継いでくれ」
ドルテ(※私服)「指揮を引き継ぐなら、フローリアちゃんかオリーヴちゃんの方が相応しいと思いますけど」
ジギー「確かにあいつらはそれぞれの小隊のリーダーだ」「だが、自分の部隊を見るのが精いっぱいで、全体を見るのは難しいだろう」「だからこそ、全員の特性を理解している、ドルテに頼みたいんだ」
ドルテ(※私服)「私で本当にいいんですか?」
ジギー「はっきり言ってわからん」
グーニラ(※新Pスーツ)「…そこは嘘でも大丈夫だって言おうよ」
ジギー「今更、世辞を言っても仕方ないだろ?」「だが、俺の…ジギー・スターの勘がドルテにしろと言っているんだ」
グーニラ(※新Pスーツ)「勘ねぇ…」
ジギー「歴戦の戦士の勘だ。そう馬鹿にしたもんでもないさ」
ドルテ(※私服)「自分で言っちゃうんですね、それ」
ジギー「事実だからな」
ドルテ(※私服)「わかりました、拝命いたします」
ジギー「よろしく頼むぞ、ドルテ副隊長」
ドルテ「私が指揮する状況にならないことを、祈っていますけどね」「では、私はベルちゃんを捜しに行きますので」
〔歩き去る足音〕
ジギー「俺も一仕事終えたし、部屋に戻って昼寝でもするかな」
グーニラ(※新Pスーツ)「りょーかい。お疲れ様、ジギー君」
ジギー「博士もあんまり無理すんなよ」
〔歩き去る足音〕
グーニラ(※新Pスーツ)「…なあ、娘たち。これから戦争になるってさ。すまないな、君たちを傷つけることになって」「私がこんなことを言えた義理じゃないのはわかってる。けど、できるならば私の願いを聞いて欲しい」「…彼女たちを守ってあげてくれ」
【シナリオデモ終了】
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