ソルバーニア/ニア・テッペリン(サンタ2017冬)
ヴィルキス/アンジュ(サンタ2017冬)
堕とされし姫たち
螺旋王ロージェロムの娘として
育てられながらも、追放された第一王女
『ニア・テッペリン』
グレン団がロージェロム打倒を果たした後も、
彼女はシモンらと共に暮らすことを決め、
平和なカミナシティで成長していった…。
そんなある日、
彼女はある女性の話を聞くのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ニア「ダリー、次はこれを運べばいいんですか?」
ダリー「あっ! いいですよ、ニアさん。そういう重いのはギミーが…」
ニア「大丈夫です。私はお手伝いに来たのですから、これくらい…」
〔画面、震動〕
ニア「はい。終わりました」
ギミー「すっげー。俺でも大変なのに軽々と…」
ニア「お城にいた頃は王女として、体力作りもやっていましたから」
ギミー「あ、そういえばニアさん、王女だったんだっけ。いつも一緒だから忘れがちだけど…」
ダリー「そう? 私は時々感じてたわよ。やっぱり気品みたいなものがあるから」
ニア「? ダリー」「気品…ってなんですか?」
ギミー「…おい、これでもか?」
ダリー「あはは…。まあ、ちょっと天然なところはあるけどね」
ギミー「けど気品か…。まあアンジュに比べたら、ニアさんの方が全然あるのは確かだな」
ニア「あんじゅ?」
ダリー「少し前にアルゼナルに配属されたメイルライダーの方です。なんでも元皇女らしくて…」
ギミー「けど乱暴だし、自分勝手でワガママ。ニアさんとは正反対みたいな人なんですよ」
ニア「アンジュさん…」「もっと聞かせてくれませんか? そのアンジュさんのこと」
ギミー「えっ? いいですけど…」
ダリー「もしかして、興味持ちました?」
ニア「はい! 会ってみたいです、アンジュさんに」
アンジュ「はくしゅん!」
モモカ「大丈夫ですか、アンジュリーゼ様! また風邪を引いたんじゃ…」
アンジュ「ううん。別に寒気とかはしてないし」「誰かが噂でもしてるんじゃない? 私の悪口をね」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ジャスミン「大量購入、毎度あり。なくなったらまた来な」
モモカ「ア、アンジュリーゼ様。ここまで買わなくてもよかったのでは…?」
アンジュ「仕方ないでしょ、もう着られる分ないんだし。予備も含めて買っておかないとね」
ヒルダ「随分たくさん買ったじゃないか、イタ姫様。下着、袋から溢れてるぜ」
モモカ「あなたは…! 自分が駄目にしておいてよくも」
アンジュ「いいのよ、モモカ。これは虫食いみたいなものだしね」
ヒルダ「は? 虫食い?」
アンジュ「私も知らなかったわ。ここのゴキブリは下着荒らしが好きだって」
ヒルダ「…てめぇ」
エルシャ「二人ともやめなさい。前にサリアちゃんから言われたでしょ」
ヴィヴィアン「ケンカは禁止。見つかったら罰金だー!」
ヒルダ「ちっ!」
〔歩き去る足音〕
アンジュ「さすが逃げるのも速いわね、ゴキブリは」
エルシャ「アンジュちゃんも。言いすぎると逆効果よ」
ヴィヴィアン「そうそう。ニアだったらきっと、もっと上手く説得するよ」
アンジュ「ニア? 誰よ、それ?」
ヴィヴィアン「アンジュと同じ元お姫様。カミナシティの孤児院でよく会うんだ」
エルシャ「今度話してみたらどうかしら? 幼年部の子たちを預かってもらうことになったから、会う機会も増えると思うし」
モモカ「元お姫様…。確かにアンジュリーゼ様と話があいそ…」
アンジュ「結構よ。どうせ上品な言葉で取り繕って相手のご機嫌を伺うタイプでしょ」「もうそういう女と話す気ないの。虫唾が走るから」
〔歩き去る足音〕
モモカ「あっ! アンジュリーゼ様!」
〔走り去る足音〕
エルシャ「あの様子だとニアさんともぶつかりそうね」
ヴィヴィアン「そうかな~。アンジュとニアなら結構合うと思うよ」
エルシャ「あら? どうして?」
ヴィヴィアン「う~ん…」「なんとなく!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ニア「えっ? アンジュさんがここに!?」
ブータ「ブイッ! ブイッ!」
ヨーコ「うん。もう少ししたら、シモン宛ての書類を持って来るって」「ダリーから聞いてるわよ、アンジュに会いたがってるって。シモンの代理に来て正解だったわね」
ニア「…会えるんですね、アンジュさんに」
ヨーコ「そ、そんなに楽しみなの?イメージ壊すようで悪いけど、元皇女とは思えない性格してるわよ?」
ニア「聞いてます。でも、やっぱり楽しみです」「私とアンジュさんは似てると思いますから」
ヨーコ「似てる…?」(むしろ真逆のような気がするけど…)
ブータ「ブイ?」
〔走り寄る足音〕
少女「ヨーコ先生! またアルゼナルの子がケンカしてる!」
ヨーコ「またか…懲りないわね」
ニア「私が行ってきます。前みたいに話せば、きっとわかってくれますから」
ヨーコ「悪いわね、お願い」
ニア「では案内してください。一緒にその子を仲直りさせましょう」
ブータ「ブイブイッ!」
少女「うん、私の頑張る!」
〔歩き去る足音〕
ヨーコ「…アンジュだったら、きっと子供にああは接しないし…」「やっぱり似てないわよね」
少女「違うもん! 私はノーマなんかじゃない! すぐにママが迎えに来てくれるもん!」
少女「嘘つけ! お前はママに捨てられたって聞いたぞ!」「もういないのt一緒だ! 僕たちと同じなんだよ!」
少女「違うもん! ママは来てくれるもん!」
〔歩み寄る足音〕
アンジュ「ギャーギャーうるさいから来てみれば、くだらない言い争いしてるわね」
少女「アンジュさん…」
アンジュ「ええ、あなたはノーマなの。どんなに意地を張ってもそれは変わらない」「だからお母さんも迎えに来ない。本当は、わかってるんでしょ?」
少女「…でも…ママは…ママは…」「うぅ…」
少年「………」
アンジュ「…だからね、目の前にいる人を大事にしなさい」
少女「え…」
アンジュ「お母さんは作れないけど、ここなら友達をたくさん作れる」「折角こんな恵まれた環境にいるんだもの。意地張ってるとバカ見るわよ?」
少女「アンジュさん…」
少年「あ、あのさ…ごめん」
少女「え…」
少年「僕、羨ましかったんだ。生きてるママがいるお前が…だから…」
少女「ううん…私もごめん」
アンジュ「…もうケンカしちゃ駄目よ。次に見つけたら怒るからね」
少女「うん! ありがとう、アンジュさん」
少年「怒られたくないもんな。アンジュさんにもニアさんにも」
アンジュ(ん? ニア?)
少年「なあ、ご飯まであっちで遊ぼうぜ!」
少女「うん!」
〔走り去る足音〕
アンジュ「…またニア。誰なのよ、それ?」
【シナリオデモ終了】
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