ヒステリカ/エンブリヲ
望む言葉
謎の男、エンブリヲ。
自らを調律者と呼ぶ彼は、
サリア、エルシャ、クリスの3人を
それぞれの方法で篭絡すると、
ラグナメイルを与え配下とした。
そんな彼は
彼女たちの通精神を盤石なものとするべく、
今日も甘言を弄するのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
クリス「はぁ、疲れた…」
サリア「だらしがないわね、クリス。たったの2時間訓練をしただけじゃない」
エルシャ「2時間は、たったじゃないと思うけど…」
クリス「早く部屋に戻って休もっと」
サリア「待ちなさい。これから訓練の反省会を…!」
エルシャ「あら、あれって…」
エンブリヲ「………」
サリア「エンブリヲ様!」「ちょっと行ってくるから、ふたりはここで待ってて!」
〔走り去る足音〕
クリス「行っちゃったし…。どうするの、これ…?」
エルシャ「休憩して待っていましょうか」
〔走り寄る足音〕
サリア「エンブリヲ様ー!」
エンブリヲ「うん?」
サリア「こちらに来てるんでしたら、言ってくだされば良かったのに」
エンブリヲ「サリア…。君達の会話の邪魔をしたくなかったんだが、失敗してしまったようだね」
サリア「邪魔だなんてそんな…!」
エンブリヲ「それで、ラグナメイルの方はどうかな?」
サリア「もう自分の手足のように操縦できます」
エンブリヲ「そうか。やはり私の見立てに間違いはなかったようだ」
サリア「見立てですか?」
エンブリヲ「君たちならば、必ず乗りこなしてくれるとね」
サリア「期待に添えられて良かったです」
エンブリヲ「私の期待以上だよ。サリアがリーダーをやってくれるおかげで、チームはとても素晴らしいものになっている」「ありがとう、私のサリア」
サリア「…! はい!」「実は、新しいフォーメーションを考えているんです!」
エンブリヲ「ほう、それはどんなものなんだい?」
サリア「上下から立体的に囲い込み、敵の逃げ場を奪う「その名も、ウォーターローズ・トライアングルです!」
エンブリヲ「素晴らしい。その陣形を見られるのを楽しみにしているよ」
サリア「わかりました!」「それでは、訓練の反省会をしてきます!」
エンブリヲ「頑張ってくれたまえ」
〔走り去る足音〕
エンブリヲ「さて、彼らの様子でも見に行くとしようか」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
〔走り寄る足音〕
エルシャ(反省会、長引いちゃったわね…。あの子たち、いい子にしてくれてるといいけど…)
少女「あ、ママだ!」
少年「おかえり!」
エルシャ「ごめんね、遅くなっちゃって。みんな、寂しくなかった?」
少女「うん、エンブリヲ先生がいたから!」
エルシャ「エンブリヲさんが?」
エンブリヲ「おかえり、エルシャ」
エルシャ「すみません、子供たちの面倒を見てもらってしまって」
エンブリヲ「気にすることはない。彼らはエンブリヲ幼稚園の大切な子供たちなのだからね」
エルシャ「ありがとうございます」
少年「エンブリヲ先生、かくれんぼしよーよ」
少女「私と、おえかきするの!」
エルシャ「はいはい。かくれんぼや、おえかきは私とやりましょうね」
少年「エンブリヲ先生がいい!」
少女「いい!」
エルシャ「エンブリヲさんを困らせちゃダメよ」
エンブリヲ「構わないさ。私で良ければいくらでも相手をさせてもらおう」
エルシャ「でも、色々とお忙しいでしょうし、これ以上、やってもらうわけには…」
エンブリヲ「次代を担う彼らと触れ合うこと以上に大切なものなど存在しない」「むしろ、私の方がお願いしたいくらいさ」
エルシャ「エンブリヲさん…」
エンブリヲ「…彼らが戦わなくてもいい世界を必ずや造らなければいけない。そのために手伝ってくれるね、エルシャ?」
エルシャ「はい」
少年「早く行こうよ!」
少女「はやく!」
エンブリヲ「おっと、すまない。それでは、行くとしようか」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
〔歩み寄る足音〕
クリス「………」
エンブリヲ「クリス、ちょうどいいところで会った」
クリス「どうしたの、エンブリヲ君。私になにか用事でも?」
エンブリヲ「君と出かけたくて、部屋まで誘いに行こうと思っていたんだ」
クリス「私と? なんで急に?」
エンブリヲ「友達を遊びに誘うのは、そんなに不思議なことかな?」
クリス「友達…」
エンブリヲ「なにか用事でもあったかな?」
クリス「…忙しいけど、エンブリヲ君がそう言うならいいよ」
エンブリヲ「ありがとう。では、行こうか」
エンブリヲ「この季節の森は、とても静かで気持ちがいいと思わないかい?」
クリス「うん…」
エンブリヲ「今度、テーブルと紅茶を持ってきて、ここでお茶会をしてみようか」
クリス「あのさ、エンブリヲ君」
エンブリヲ「どうしたのかな?」
クリス「なんで、こんなに良くしてくれるの?」
エンブリヲ「私はクリスから貰っているものを、ただ返しているだけにすぎないよ」
クリス「私はなにも上げたりしてないよ」
エンブリヲ「それは、君が気付いていないだけさ」「私はクリスと一緒に居ると、とても温かい気持ちになるんだ」」「気持ちは目で見ることはできない。けれども、物とは違い気持ちは永遠だ。クリスは私に永遠をくれているんだよ」
クリス「そうかな?」
エンブリヲ「そうだとも」「君が友達になってくれたおかげで、私はこういう気持ちを知ることができた」「ありがとう、クリス」
クリス「…私もエンブリヲ君と一緒にいると、とっても温かい気持ちになる」
エンブリヲ「一方的に与えるだけではなく、同じ想いを共有する」「友達とは、そういうものなのかもしれないね」
クリス「うん、私もそう思う」
エンブリヲ「さて、そろそろ戻ろうか」
クリス「…また、遊んでくれる?」
エンブリヲ「もちろんだとも」
クリス「良かった」「なんか、楽しいね」
エンブリヲ「ああ…」(サリア、エルシャ、クリス…彼女たちは、既に私の手の中にある…)(計画を実行に移す時は近そうだ…)
【シナリオデモ終了】
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