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ハインヘルム強防型(カタリーナ機)/カタリーナ・カンパーニ(アイドル2017春)
ハインヘルム強防型(ベルタ機)/ベルタ・ベルンシュタイン(アイドル2017春)
情け知らずのアイドル道

火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。

新たなハインヘルムのお披露目会が成功し、
その話題性があるうちに次の宣伝活動を
検討するソリス上層部の男たち。

しかし、極秘であるはずのその会議の内容は
ある者の耳には筒抜けになっていた…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

男(中年)「では、次の議題ですが、先日に引き続きハインヘルム強防型の新たな宣伝方法についてです」
男(中年)「それなら前に決まりかけたアイドル路線でいいんじゃないか? 私は賛成だ!」
男(中年)「そうだな、世はまさにアイドル最盛期! 我々もその波に乗るべきだ!」
男(中年)「あっ! アイドルの格好をさせて、ライブをさせるのはどうでしょう?」
男(中年)「良い案だ! ただ、ひとりだと寂しいからふたり組のユニットにしよう!」
男(中年)「では、メンバーを選定するための、オーディションをしなくてはならないな…」

カタリーナ(私服)「…というところまでを会議室前でたまたま聞きました」
オリーヴ(私服)「その割には、随分と詳細でしたね…」
ベルタ(私服)「まさか、盗聴器でも仕掛けているのではあるまいな?」
カタリーナ(私服)「いえいえ、中年のアイドルトークを聞く趣味はないですから」
オリーヴ(私服)「その話からすると、近いうちにアイドルを決めるオーディションがあるみたいですね」
アヤメ(私服)「アイドル…いいですね」
ベルタ(私服)「ふむ…悪くない」
オリーヴ(私服)「アヤメさんもベルタさんもやる気みたいですね」「じゃあ人数もちょうどふたりみたいだし、アイドルはアヤメさんとベルタさんに…」
ベルタ(私服)「アヤメと組むなど死んでもお断りだ! こんなバーサーカーと一緒では、ライブが滅茶苦茶になるに決まっているからな!」
アヤメ(私服)「それは、こちらのセリフです! 人の話を聞こうとしないベルタに、まともなライブができるとは到底思えません!」
ベルタ(私服)「なんだとぉー!?」
オリーヴ(私服)「け、ケンカは駄目ですよ!」
カタリーナ(私服)「ふたりが組みたくないのはわかりました。じゃあ誰と組みたいんですか?」
アヤメ(私服)「オリーヴさんです!」
ベルタ(私服)「オリーヴがいい!」
オリーヴ(私服)「わ、私ですか!?」
カタリーナ(私服)「モテモテですね。でも、オリーヴさんは私のものですよ?」
オリーヴ(私服)「わざわざ、こじらせないで下さい!」
ベルタ(私服)「オリーヴと組むのは我だ! 共に冥界と地球を統べる究極のアイドルになるのだからな!」
アヤメ(私服)「いいえ、オリーヴさんはワッ太氏と組みます! おそろいの衣装を着て、一緒に握手会を開くのですから!」
カタリーナ(私服)「どっちも痛すぎますね」
オリーヴ(私服)「というか、私の意見は…」
ベルタ(私服)「あくまで譲る気はないということか…」「では、次の訓練のスコアが高かった方が、オリーヴと組む権利を得ることとする! それでどうだ!?」
アヤメ(私服)「ええ、わかりました!」
カタリーナ(私服)「いやいや、オリーヴさんは私のものですってば」
オリーヴ(私服)「だから私の意見は~!?」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「お疲れ様でした、ベルタさんもアヤメさんも…」
ベルタ「挨拶はいい! どちらのスコアが上だったのだ!?」
アヤメ「そうです! スコアは!?」
オリーヴ「え、えっと…アヤメさんの方ですね」
ベルタ「なに!?」
カタリーナ「ベルタは技を分けぶ分、時間のロスがありますから」
アヤメ「まあ、当然の結果ですね」
ベルタ「ぐぬぬ…」「く、悔しくなんかないぞ! こうなれば、我ひとりでアイドルをやるまでだ!」
カタリーナ「忘れたんですか? アイドルウはふたり組のユニットなんですよ」
ベルタ「なら、カタリーナ! お前が我と組め!」
カタリーナ「えー、面倒なんで嫌です」
ベルタ「なんだとー!」
アヤメ「ふふふ…これは戦う前から私の勝ちは決まったようなものですね」「行きましょう、オリーヴさん。スカートは何色がいいか、今から考えておきましょう」
オリーヴ「は、はい…」
〔歩き去る足音〕
ベルタ「ぐぬぬ…本来なら我とキャラ設定を考えるはずだったのにぃ…」「いや、我は諦めんぞ! カタリーナ、もう一度考え直せ!」
カタリーナ「何度考えても同じですよ。私は遠慮させてもらいます」
ベルタ「このままではアヤメがアイドルになるのだぞ! それで本当にいいのか!?」
カタリーナ「本当にいいです。客席から生暖かく見守ります」
ベルタ「うぅ~…でも、でもぉ~」「我もアイドルやりたいの! みんなにチヤホヤされるアイドルになりたいの!」
カタリーナ「こんなことで泣かないで下さいよ」
ベルタ「だってアイドルなんだぞ! キャーキャー言われて、ルンルン踊って、ファン投票で涙がキラリなんだぞ!」
カタリーナ「全然意味がわからないんんですが…」「はぁ、仕方ないですねぇ。変な設定盛り込みませんか?」
ベルタ「うん! 普通の冥王アイドルでいい!」
カタリーナ「歌とか真面目に歌いませんよ?」
ベルタ「うん! 我がひとりでデュエットする!」
カタリーナ「ランチ一年分奢ってもらいますよ?」
ベルタ「うん! 我がずっと…」「って! それ関係ないだろう!」
カタリーナ「録音してますからもう取り消せませーん」
ベルタ「ぐぬぬ…我としたことが…」「ええい、仕方ない! その分しっかりやってもらうからな!」
カタリーナ「ほーい。ヌルリ~ンと頑張りまーす」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(私服)「ではこれから、アイドルオーディションに勝つための秘密特訓をする!」
カタリーナ(私服)「秘密ってわりには、全然秘匿性のない場所ですね」
ベルタ(私服)「まあ、別に隠す必要もないからな」
カタリーナ(私服)「秘密って付けたかっただけなんですね」「それで、具体的にどんなことをするんですか?」
ベルタ(私服)「決まっている! アイドルと言えばダンスだ!」
カタリーナ(私服)「ダンス? でも私、踊れませんよ」
ベルタ(私服)「だから我が教えるのだ。自慢ではあるが、かなりの腕前だぞ」
カタリーナ(私服)「わ―、本当ですかー?」
ベルタ(私服)「なんだその棒読みは!?」「疑うならとくと見るがいい! この死人を地獄に叩き落とす、華麗なる冥王ステップを!」
カタリーナ(私服)「死体蹴りですか?」
ベルタ(私服)「まあ、黙って見ていろ」
カタリーナ(私服)「ほへ~」
ベルタ(私服)「クゥ~クックックッ! どうだ? 見事なダンスであったろう?」
カタリーナ(私服)「はい、こんなこともできるなんて。ほんとスペックは低くないのに、ベルタは色々と残念ですよね」
ベルタ(私服)「残念とはどういうことだ!」
カタリーナ(私服)「本当にわからないんですか?」
ベルタ(私服)「真顔で返すな!」
カタリーナ(私服)「でも、さっきのダンス…。あれって舞踏会とかで踊るやつですよね?」
ベルタ(私服)「ん? そうだが…ダメなのか?」
カタリーナ(私服)「アイドルが躍るものではないかと」
ベルタ(私服)「なに!? だが、我は他のダンスを知らんぞ! どうすればいいのだ!?」
カタリーナ(私服)「私、教えてもらう立場なんですけど」
ベルタ(私服)「ぐぬぬ…」
カタリーナ(私服)「もう手詰まりですか。やっぱり諦めませんか?」
ベルタ(私服)「うるさい! この程度のこと、路線変更すればなんてことはない!」「今から我らが目指すのは戦うアイドルだ! 街で戦い、ステージでも戦い、365日戦い続ける今までにないアイドルだ!」
カタリーナ(私服)「それはアイドルじゃなくて、ただの戦士です」
ベルタ(私服)「そうと決まれば、早速戦闘訓練だ! 行くぞ!」
カタリーナ(私服)「はぁ…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ(私服)「訓練が終わって早々、今度はなんですか」
ベルタ(私服)「しー! 静かにしろ、敵情視察の最中だぞ」
カタリーナ(私服)「視察? オリーヴさんたちを?」
ベルタ(私服)「うむ、奴らがどんな対策をしているのかわかれば、勝つことは容易いからな。クゥ~クックックッ!」
カタリーナ(私服)「そうでもしないと、勝てそうにありませんもんね?」
ベルタ(私服)「うるさい! それより、あっちを見ろ!」
オリーヴ(私服)「できました! 今度はどうです、アヤメさん?」
アヤメ(私服)「………」「ダメです。このサインには魂がこもっていません。8回前と同じように書いて下さい!」
オリーヴ(私服)「同じ感覚で書いたつもりなんですが…」
アヤメ(私服)「いいですか、オリーヴさん! サインとはアイドルとファンを結ぶもの! とても大事な絆なのです!」「ただのアイドルで終わらず、永遠のアイドルを目指すのならば、魂のこもったサインを書く必要があるのです!」
オリーヴ(私服)「私たち、本業パイロットですよね!?」
〔歩み寄る足音〕
ベルタ(私服)「クゥ~クックックッ! 我がライバルはこの程度だったか…」
アヤメ(私服)「なっ!? なぜベルタたちが!?」
ベルタ(私服)「貴様らの視察をな。だが必要はなかったようだ。こんなことをやっているのだからな…」
アヤメ(私服)「何を言います! いざサインが必要となってから練習したのでは遅いではないですか!」「アイドルになる以上、ひつうようなものは全て完璧にしなければいけないのです!」
カタリーナ(私服)「他にやることはなかったんですかね…」
ベルタ(私服)「その通り。今更サインの練習など、アイドルの風上にも置けん!」「見ろ! サインとは、常日頃から練習しておくものだ!」
〔画面、フラッシュ〕
アヤメ(私服)「なっ! こんな輝きを放つとは…なんてサイン…!」
カタリーナ(私服)「ここにもバカがいましたね」
オリーヴ(私服)「やっぱりベルタさんは達筆ですね」
アヤメ(私服)「く、悔しいですが確かに見事です…」「あのシンプルな文字の中に可愛さと美しさを織り込みながら、ファンのハートを掴む小悪魔のようなイタズラ心を混ぜ込むとは…」
カタリーナ(私服)「サイン鑑定士か何かですか…」
アヤメ(私服)「ですが、私も負けません! サササのサッサー!」「てりゃー!」
〔画面、フラッシュ〕
ベルタ(私服)「な、なんというサインだ…!」「力強い文字の中に見え隠れする乙女心! アイドルでありながら、普通の少女の純朴さを備え持っているだと…むむむ…」
カタリーナ(私服)「なんなんですか、あなたたちは…」
ベルタ(私服)「だが、我は負けん! 次はクールでツンデレなドジっ子風のサインを見せてやる!」
アヤメ(私服)「なら私はお節介だけどいないと寂しい隣の家に住む幼なじみ系を披露しましょう!」
カタリーナ(私服)「…やっぱり、このふたりで組んだ方が、いいんじゃないですかね…」
オリーヴ(私服)「ですよね…」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ「アイドルの話が出てから、随分経ちましたけど、全然オーディションの話は来ないですね」
カタリーナ「このままお流れだといいんですけどね」
ベルタ「何を言っている! そんなの我は許さんぞ!」
アヤメ「そうです! こちらはいつオーディションがあってもいいように準備しているのですから!」
カタリーナ「心構えはもうアイドルなんですね」
男(私服)「………」
アヤメ「あれは…!」
カタリーナ「お偉いさんですね。訓練でも見に来たんですかね?」
ベルタ「違うな、わざわざここに足を運んだのだ。おそらく…」
アヤメ「ええ! オーディションのために来たに決まっています!」
〔走り寄る足音×2〕
オリーヴ「あっ! 落ち着いて下さい!」
男(私服)「な、なんだお前たち!? 急に走り出して…!」
ベルタ「気にすることはない。それよりも我の姿をもっと見よ」「どうだ? 見えるであろう? 人を惹きつける魅惑のオーラが」
男(私服)「は?」
アヤメ「今日は一生懸命頑張りますので、是非よろしくお願いします!」
男(私服)「う、うむ…」
カタリーナ「まったく、なにをしてるんだか」
オリーヴ「…なんだか様子がおかしくないですか? 本当にオーディションしに来たんでしょうか?」
カタリーナ「まあ、なんでもいいですよ」
男(私服)「何をしているんだ、お前たち。早く訓練の準備をしないか」
ベルタ(なるほど、つまり…)
アヤメ(訓練で勝った方がアイドル…!)
ベルタ「いいだろう! この勝負に我の全てを懸ける!」
アヤメ「勝つのは私です! そして、あの夢の舞台へ…!」
〔走り去る足音×2〕
カタリーナ「やっぱりふたりでやればいいんじゃないですか…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ「はぁ…はぁ…。必殺技の口上を捨ててでも、スコアを取りに来るとは…」
ベルタ「はぁ…はぁ…。これは絶対に負けられぬ戦い。四の五の言ってられんからな」
オリーヴ「ふたりとも、すごい高スコアです!」
カタリーナ「でも同点なので、勝負は引き分けですね」
ベルタ「ならば次こそ、決着をつける!」
アヤメ「さあ! 次のオークション内容は何ですか!」
〔歩み寄る足音〕
男(私服)「なかなか良い訓練内容だったな。さてと…」「ベルタ、カタリーナ。お前たちにはハイヘルムの宣伝のため、近々アイドル活動をしてもらう」
ベルタ「へ…?」
アヤメ「なっ! 先ほどの勝負は互角だったはずです! オーディションなら他の審査も行い、総合的に決めるのが筋ではないですか!」
男(私服)「勝負? オーディション? 何のことだ?」
オリーヴ「これはどういうことなんでしょうか?」
ベルタ「さ、さあ?」
男(私服)「話はわからんが、アイドル活動については前からそのふたりにやらせると決めていた。今日来たのはそれを告げるためだ」
ベルタ「じゃあオーディションとはなんだったのだ!?」
男(私服)「さっきからなんの話をしているんだ。私はそんな話は知らんぞ」「とにかく、正式な辞令は後日出す。しっかりと準備をしておくように」
〔歩き去る足音〕
アヤメ「…元々オーディションなんてなかった…? なら今までの努力は…」
ベルタ「おい、カタリーナ! これはどういうことだ!?」
カタリーナ「おかしいですね? そう聞いたはずなんですけど」「まあ、私の勘違いだったってことで、テヘペロリ~ン」
ベルタ「ふざけるなー!」
アヤメ「カタリィィィナァァァァ!」
カタリーナ「では、私はドロリンしまーす」
〔走り去る足音〕
アヤメ「逃がしませんよ!」
ベルタ「冥府の底まで追ってくれるわ!」
〔歩き去る足音×2〕
オリーヴ「はぁ…結局、カタリーナさんに振り回されただけでしたね…」
【シナリオエンドデモ終了】


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