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マジンガーZ(INFINITY ver.)/兜甲児(INFINITY ver.)
グレートマジンガー(INFINITY ver.)/剣鉄也(INFINITY ver.)
選んだ未来

人類の生活を大きく変えた『光子力』

世界のどこよりもその研究を進めている
新光子力研究所では、よりより光子力を理解して
もらうための一般公開が行なわれた。

当初は参加しないはずだった甲児だが、
想定より早く仕事が終わったため、
そのイベントに参加することになるのだった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

男(中年)「皆様、新光子力研究所へようこそ! 今日は、もはや生活に欠かせない存在となった『光子力』について、存分に学んでいって下さい」「さて、このエリアでは本来、弓所長による『よく分かる光子力講座』を行う予定でしたが、勝手ながら登壇者を変更させて頂きました」「では早速上がって頂きましょう! 我らが地球を救ってくれた英雄を!」
〔歩み寄る足音〕
甲児「皆さんこんにちは、兜甲児です」
〔歓声〕
甲児「ありがとうございます。喜んでもらえて、とてもうれしいです」「弓所長のように上手くでできるかわかりませんが、一緒に光子力のことを勉強していきましょう」
〔歓声〕
リサ「うわー、すごい人気。プログラムの変更は成功のようですね」
さやか「プロモーターがどうしもっていうから、譲ったけど…確かに私じゃ、ああはならなかったかもね」「それにしても、あの甲児が講義だなんて…あの頃じゃあ想像もできないわね」
リサ「あの頃…というのは、Dr.へルらの率いる機械獣軍団と戦っていた頃のことですか?」
さやか「そうだけど…あの言葉だけでよく推測できたわね」
リサ「私の眠っていた遺跡を調べるためにも歴史については最優先で学習しましたから」「その中で、さやかさんの懐古的な発言に該当する時期は10年前の戦いと判断し、ピックアップしました」
さやか「10年…か…」「ふふ…ふふふ…」
リサ「…? どうかしましたか、さやかさん?」
さやか「ごめんなさい、昔の甲児を思い出しちゃって。今とあんまりにも違うから」「人がどう変わるかなんてわからないものね。まったく…本当に立派になっちゃって…」
リサ「…?」」
甲児「…これら光子力によって生活は大きく変わり、今が有史以来もっとも平和な時代になったと言ってもいいかもしれません」「数多くの戦いの後に訪れた平穏な時を、光子力とともに生きていましょう!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

甲児「ふう…やっと終わったか」
〔歩み寄る足音〕
鉄也「いい講義だったな、甲児」
甲児「鉄也…。やめろよ、環状線のアナウンスの言葉を真似ただけだ」
鉄也「それでもだ。不器用な俺には機体のデモンストレーションくらいしか出来ないからな」「しかし、その格好…懐かしいな」
甲児「無理矢理着せられたんだよ。マジンガーに載らないなら、せめて服でも…ってさ」
鉄也「ん? 乗らないのか? 機体も飾られてるから、俺はてっきり…」
甲児「同じことをさっきも言われたさ。だけど今更乗っても仕方ないだろ」「今の俺は研究者の兜甲児だからな」
鉄也「…そうか。なら、シローに謝らないとな」
甲児「シロー?」
鉄也「さっき通信で話てな、ひとつ頼まれたんだ」「仕事で行けない自分の代わりに、マジンガーに乗るお前の姿を撮ってほしいとな」
甲児「…そうか、変に期待させちまったかもな」
鉄也「気にするな、あいつももう子供じゃない。昔のように駄々をこねたりしないさ」
甲児「…そうだな」
〔通信のコール音〕
鉄也「おっと、もうこんな時間か」「じゃあ行ってくる。この後空いてるなら、待っててくれ」
〔歩き去る足音〕
甲児「マジンガーに乗る俺…か…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

甲児「………」
〔歩み寄る足音〕
さやか「こんなところで何してるの?」
甲児「さやか…そっちこそ、どうしたんだ?」
さやか「誰かさんのおかげで時間が空いたからちょっと散歩。で、甲児は?」
甲児「…少し、考え事をしてた」「この道を…選んで良かったのかって」
さやか「え…?」
甲児「俺はマジンガーを降りた。戦いではなく研究者として、平和を守るために…」「けど、他の可能性もあったと思うんだ。鉄也やシローと一緒に群に所属する未来や、光子力とは違う研究者を目指した未来…」「研究者や軍でもなく、普通の家庭をもつ大人になる未来…とかさ」
さやか「甲児…」
甲児「…なんてな。少し、らしくなかったかな?」」
さやか「…思慮深いのは研究者として良いことよ」「でもね、あなたが選んだ未来は…」
〔走り寄る足音〕
少女「あっ! やっぱり甲児さんだ!」
甲児「ん? どうしたんだ、お嬢ちゃん」
少女「あのね、さっきのお話すっごく面白かった! 光子力ってとってもすごいんだね」「だからね、お礼言いたかったの。あたしたちに光子力くれて、ありがとうって!」
甲児「…!」
少女「へへ、甲児さんと話しちゃった。ママに自慢してこよっと」
〔走り去る足音〕
さやか「良いご褒美もらえたじゃない。羨ましいな」
甲児「…そうだな」
さやか「…私も。ううん、多分人間はだれでもきっと一度は考えると思う。自分には他の可能性があったんじゃないかってね」「けど、あなた…神にも悪魔にもなれるマジンガーZのパイロット、兜甲児は今の道を選んだ…」「誰よりも多くの可能性を持つ甲児が、選んだ道だもの…そう悪い選択じゃないわよ、きっと」
甲児「『きっと』じゃない。『絶対に』…さ」
さやか「ええ」
甲児(それに…どんな道を選んでも、辿りつくところは同じかもしれないな)(俺が目指すものはみんなの笑顔が溢れる未来だから…)
【シナリオエンドデモ終了】


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