ハインヘルム(ベルタ機)/ベルタ・ベルンシュタイン(水着2017春)
ハインヘルム(カタリーナ機)/カタリーナ・カンパーニ(水着2017春)
箱入り人魚と宇宙海賊冥王
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
訓練までの僅かな時間に、
交流を深めているベルタとオリーヴ。
彼女たちはまだ知らない。
これから小さな事件を引き起こす、
とある荷物が送られてくることなど…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ベルタ「…そこですかさず、我はこう言ってやったのだ」「貴様らの行く先は冥府の底だ、とな」
オリーヴ「へぇ、そんなことがあったんですね」
ベルタ「ああ、あったのだ。並み居る機体をバッタバッタとなぎ倒してな」「あれは5年くらい前のことか。フッ…随分と懐かしい話だ」
オリーヴ「凄いですね、ベルタさんって!」
ベルタ「我は冥王だぞ? これくらいできて、当然だ」
オリーヴ「あれ? でもベルタさん前に言ってましたよね。機動兵器を初めて操縦したのは、2年前のことだって…」「もしかして、生身で戦ったんですか!?」
ベルタ「そ、そうだ! 生身で戦ったのだ!」「いやあ、大変だったぞ生身で戦うのは! 凄い頑張ったからな!」
オリーヴ「本当に凄いです!」
ベルタ「そうだろう! はは…はははは…!」
〔ノックの音〕
男(※画面オフ)「お届け物ですー」
ベルタ「む、届け物だと。珍しいな…」
〔ハッチの開閉音〕
男(※画面オフ)「届け先のご確認をお願いします」
ベルタ「ああ、この部屋で間違いない」「しかし、実家からとは…。そんな連絡は受けてなかったが」
男(※画面オフ)「すみません、もうひとつ荷物があるので、こちらも確認お願いします」
ベルタ「でかっ!? なんだこれは!」
男(※画面オフ)「ここにサインをお願いします」
ベルタ「お、おう…冥王ベルタ・ベルンシュタイン…っと」
男(※画面オフ)「あざーした」
〔歩き去る足音〕
オリーヴ「なんだか、随分と大きな荷物ですね」
ベルタ「いったい、何を送ってきたのだ…。とりあえず、この小さい方から開けてみるか。よっこいしょっと」「おお、これは!」
オリーヴ「水着と海賊帽?」
ベルタ「幼い頃よく、これを着て海賊ごっこをしていてな」「随分と懐かしい。まだ、残っていたとはな」
オリーヴ「思い出の品なんですね。じゃあ、こっちの大きい箱も、なにかそういった物が入ってるんでしょうか?」
ベルタ「いや、まったく記憶にないのだが、なにかあっただろうか…。よっこいしょっと」
カタリーナ(※水着)「………」
オリーヴ「わわわっ!?」
ベルタ「なにやってんだ、お前は!」
カタリーナ(※水着)「………」
ベルタ「てか、なんだその格好は!?」
オリーヴ「大変です!」
ベルタ「ああ、大変なのは見れば分かる!」
オリーヴ「そうじゃなくて、ジュースがこぼれちゃってます!」
ベルタ「そこ重要か!? 他に色々おかしいところあるだろ!」
カタリーナ(※水着)「………」「トモダチ…トモダチ…」
ベルタ「怖ッ!?」「本当にどうしたんだ、カタリーナ…」
〔ハッチの開閉音〕
カタリーナ「やっぱり、ここに来てましたか」
ベルタ「えっ…? カタリーナがふたり?」
カタリーナ「いやいや、よく見て下さいよ。それ、人形ですから」
カタリーナ(※水着)「トモダチ…トモダチ…」
オリーヴ「…本当だ。これ、人形ですよ」
ベルタ「…どういうことだ?」
カタリーナ「オモチャ会社の社長をやっているオジサンが、試作品を作ったとかで送ってきたんですけど宛先を間違えたみたいで」
オリーヴ「あー、あのオジサンですか」
ベルタ「知っているのか、オリーヴ?」
オリーヴ「年末に、色々ありまして…」
カタリーナ「いらないから、送らないでいいって言ったんですけどね」
ベルタ「しかし、よくできているなこれ。本物と間違うくらいの作りだぞ…」
カタリーナ「そうですか? 全然似てないと思いますけど」
ベルタ「いやいやいや、似すぎて気持ち悪いくらいだ」
カタリーナ「なんか気に入ってるみたいなんで、それベルタにあげますよ」
ベルタ「は?」
カタリーナ「いらないなら、捨てても構いませんから」
ベルタ「待て待て! お前の物だろ! 持って帰れ!」
カタリーナ「あ、訓練の時間だ。そろそろ行かないと」
〔歩き去る足音〕
ベルタ「こんな時ばかり、やる気を見せるな! 待てカタリーナ! おーい!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ベルタ「この人形が気になって、全然訓練に集中できなかった…」
カタリーナ(※水着)「トモダチ…トモダチ…」
ベルタ「ああ、捨てたい…。怖すぎるから、早く部屋から追い出したい…」
カタリーナ(※水着)「怨怨怨怨怨怨…」
ベルタ「ひぃぃぃ!? 嘘、嘘だから! 捨てないから!」
カタリーナ(※水着)「トモダチ…トモダチ…」
ベルタ「なんなんだ、こいつは…」
カタリーナ(※水着)「…ズット、ソバニイルヨ」
ベルタ「やめろぉぉぉぉ!」「はぁ…はぁ…。なんの用途で作られたんだ、コイツは…」
カタリーナ(※水着)「マニュアル…マニュアル…」
ベルタ「マニュアル? もしかして、この箱に入ってるやつのことか?」
カタリーナ(※水着)「………」
ベルタ「肝心なことは教えてくれんのか…。まったく、使えんヤツめ…」
カタリーナ(※水着)「呪呪呪呪呪呪…」
ベルタ「嘘です、すみませんでした!」
カタリーナ(※水着)「………」
ベルタ「マニュアルを読めば、こいつを黙らせる方法が書いてあるかもしれん。とりあえず読んでみるか」「なになに…。この人形、言葉を覚える機能が付いているのか」「まずは首の後ろに手刀を当てて、それから覚えさせたい言葉を耳に吹き込む…」「大丈夫なのか、この方法は…」
カタリーナ(※水着)「………」
ベルタ「もの凄く我のことを見ているが、試してみるか」「まずは、首の後ろを…てりゃ!」
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕
カタリーナ(※水着)「ぎゃあああ!」
ベルタ「本当にあってるのか、これ!?」「と、とりあえず、言葉を吹き込んでみるか。ええと…ベルタ天才っと…」
カタリーナ(※水着)「ベルタテンサイ…ベルタテンサイ…」
ベルタ「おお、覚えた!」
カタリーナ(※水着)「ベルタテンサイ…ベルタテンサイ…」
ベルタ「クゥ~クックックッ! これは、色々と楽しめそうではないか!」
カタリーナ(※水着)「ベルタヘンタイ…ベルタヘンタイ…」
ベルタ「おい、なにかおかしくなってるぞ!」
カタリーナ(※水着)「ベルタテンサイ…ベルタテンサイ…」
ベルタ「…まあいい。これからお前には、みっちりと吹き込んでやる!」「クゥ~クックックッ! クゥ~クックックッ!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ベルタ「ふんふふ~ん♪」
アヤメ「随分と上機嫌ですね。なにかいいことでもあったのですか?」
ベルア「いいや、なにもないぞ。我はいつも通りだ!」
アヤメ「いつも通りですか…?」
カタリーナ「機嫌がいいのはいいですけど、私たちを巻き込むような事故は起こさないでくださいね?」
オリーヴ「もう、そんなイジワル言っちゃダメですよ!」
カタリーナ「意地悪じゃなくて、注意ですよ、注意」
ベルタ「我がそんなミスを犯すはずがあるまい!」
カタリーナ「充分にあり得ると思うんですけどね?」
ベルタ「そうか? なら気を付けるととしよう」
カタリーナ「あれれ?」
アヤメ「いつもなら怒って言い返しそうなものですが…。具合でも悪いのですか、ベルタ?」
ベルタ「なにを言ってる。我は元気バリバリだ!」
アヤメ「元気バリバリ…」
カタリーナ「ちぇー、ベルタの反応がつまらないですね」
オリーヴ「カタリーナさん、怒りますよ!」
ベルタ「そう言ってやるな、オリーヴ。我は微塵も気にしてないのだからな!」
カタリーナ「ほへ~?」
ベルタ「さあ、皆の者! 今日も訓練を頑張るぞ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アヤメ「そんなに変でしたか?」
カタリーナ「そりゃもう、かなり変でしたよ。ちゃんとベルタのことを見てますか?」
アヤメ「私には、いつもと同じに見えましたが」
カタリーナ「いやいやいやー」
アヤメ「もし、カタリーナの言うように、ベルタの様子がおかしかったとしても、さすがに部屋を覗きに行くのは、やり過ぎでは?」
カタリーナ「なにを言っているんですか。もし様子が変な理由が悩みによるものだったら、手を貸してあげるべきでしょう?」
アヤメ「そうかもしれませんが、それは覗いてわかるものなのでしょうか?」
カタリーナ「もちろんです。私の目は誤魔化せませんよ。ぴろりぴんぴ~ん」
アヤメ「ただ、あなたが楽しんでるだけですよね?」
カタリーナ「静かにベルタの部屋の前に着きましたよ」「さてさて、なにを悩んでいるのかな?」
アヤメ「悩んでいるのは確定なんですね…」
ベルタ(※水着)「クゥ~クックックッ! 我こそが銀河の海を股にかける、宇宙海賊冥王! ベルタ・ベルンシュタインだ!」
カタリーナ(※水着)「ベルタサマ、カッコイイ」
ベルタ(※水着)「そうであろう、そうであろう! この我に敵うものなど、宇宙広しといえどもどこにもおるまい!」
カタリーナ(※水着)「ヒエー、マイリマシター」
ベルタ(※水着)「ところで、カタリーナよ…。お前、訓練前に我のことを馬鹿にしたな?」
カタリーナ(※水着)「キオクニ、ゴザイマセン」
ベルタ(※水着)「しらばっくれても無駄だ! 我の冥府耳を誤魔化せると思うな!」
カタリーナ(※水着)「オユルシヲ…ナニトゾ、オユルシヲ…」
ベルタ(※水着)「ならば、我を崇めよ! 宇宙海賊冥王である、この我をな!」
カタリーナ(※水着)「ベルタテンサイ…ベルタテンサイ…」
ベルタ(※水着)「クゥ~クックックッ!」
カタリーナ(※水着)「ベルタテンサイ…ベルタヘンタイ…」
ベルタ(※水着)「いま変態って言っただろ!?」「なぜだ…。この部分だけうまく覚えさせられんな…」
カタリーナ(※水着)「ベルタヘンタイ…ベルタヘンタイ…」
ベルタ(※水着)「うるさーーーいっ!」
アヤメ「…なんですか、あれは?」
カタリーナ「宇宙海賊ごっこですかね?」
アヤメ「いや、ベルタのことではなく、人魚の格好をしたカタリーナのことです」
カタリーナ「人魚の人形です」
アヤメ「雑な説明ですね…」
カタリーナ「それにしても、なかなかいいモノが見れましたよ」
アヤメ「そうですか? 私は頭が痛くなってきましたけど…」
カタリーナ「さて、早く戻って準備しないと」
〔歩き去る足音〕
アヤメ「はぁ…。もっと頭の痛くなることにならないといいのですが…」」
〔画面、発光〕
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ベルタ(※水着)「今日もカタリーナに馬鹿にされた…」「だが、我にはお前がいる! そうだろう、カタリーナ!」
カタリーナ(※水着)「トモダチ…トモダチ…」
ベルタ(※水着)「馬鹿者ぉぉぉぉっ!」「何度言えば、わかるんだ! お前は我の友達ではない! 我の部下だ!」
カタリーナ(※水着)「ほへ~? そういう設定なんですか」
ベルタ(※水着)「ん? なにか言ったか?」
カタリーナ(※水着)「キノセイ…キノセイ…」
ベルタ(※水着)「あれ、そんな言葉教えたか…?」
カタリーナ(※水着)「キニシナイ…キニシナイ…」
ベルタ(※水着)「まあいいか…。では、今日もこの宇宙を征服するべく、星々を滅ぼしに行くぞ!」
カタリーナ(※水着)「チョットマッテ」
ベルタ(※水着)「我を待たせるとはいい身分だな」「しかし、我は心の広い宇宙海賊冥王だ。話を聞くだけ聞いてやろう」
カタリーナ(※水着)「ウチュウノマエニ、ホロボスモノガアル」
ベルタ(※水着)「滅ぼすものだと? なにを滅ぼすと言うんだ」
カタリーナ(※水着)「ソレハ…」「オマエダァァァァ!」
ベルタ(※水着)「なにー!? 反乱しただとぉぉぉ!」
カタリーナ(※水着)「上が無能だと、部下は疲れますからね。ここからは、立場を交換させてもらいますよ?」
ベルタ(※水着)「お、お前…」「普通に喋れたのか…」
カタリーナ(※水着)「もちろんです」
ベルタ(※水着)「くっ…! 我を騙していたというのか! あのカタコトな感じが良かったのに!」
カタリーナ(※水着)「ベルタヘンタイ…ベルタヘンタイ…」
ベルタ(※水着)「そこだけカタコトになるな!」
カタリーナ(※水着)「それにしても、あれですね」
ベルタ(※水着)「な、なんだ…」
カタリーナ(※水着)「子供の時の水着をそのまま着られるとか、どうなってるんですか?」
ベルタ(※水着)「ち、違う…。これは子供の時に大きめのを買ったから、まだ着られるだけで…」「というか、なんでお前がそのことを知っているんだ!」
カタリーナ(※水着)「キニシナイ…キニシナイ…」
ベルタ(※水着)「気にするわ!」
カタリーナ(※水着)「そんなことよりも本当に大きめの水着だったんですか?」
ベルア(※水着)「本当だ…。我が嘘など吐くはずがあるまい…」
カタリーナ(※水着)「へぇ」
ベルタ(※水着)「や、やめろ…胸を張るな…」
カタリーナ(※水着)「そんなことしてませんよ? 私は普通にしているだけです」
ベルタ(※水着)「ちゃんと成長してるもん…おっきくなってるもん…」
カタリーナ(※水着)「ふぅん」
ベルタ(※水着)「う…ううっ…」「うわあああん! バーカ! バーカ!」
〔ハッチの開閉音〕
〔走り去る足音〕
カタリーナ(※水着)「あらら、ネタバラしする前に出て行っちゃいましたか」「まあいいか。私の訓練は終わったし、ゆっくりと戻ってくるのを待っていれば」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔走り寄る足音〕
ベルタ(※水着)「うわああああん!」
オリーヴ「え? え? いま、ベルタさんが水着で走っていったような…」
アヤメ「気にせず、私たちは訓練を続けましょう」
オリーヴ「いいんですか!? というか、危なくないんですか!?」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
カタリーナ(※水着)「全然帰って来ませんね。どこまで行っちゃったんでしょうか」「それにしても、なんだか眠くなってきましたね。ちょっと横に…なろうかな…」「………」
ベルタ(※水着)「やはり、こんなモノは我に部屋においておいてはダメだ」「送り主の所へと返却するとしよう」
カタリーナ(※水着)「すぴー」
ベルタ(※水着)「人形のくせにイビキをかくとは…。ほら、箱の中に入れ」
カタリーナ(※水着)「え? まだ入れるんですか? 結構チャレンジャーですね」
ベルタ(※水着)「ぐっ、結構重いな…。人形なんだから、もっと軽く作っていいだろ…」
〔人の倒れる音〕
ベルタ(※水着)「ふぅ…。なんとか入ったか」
〔ノックの音〕
男(※画面オフ)「運送係です」
ベルタ(※水着)「おお、ベストなタイミングだったな」
〔ハッチの開閉音〕
ベルタ(※水着)「この荷物の配送を頼む」
男(※画面オフ)「了解しました。では、ここにサインを」
ベルタ(※水着)「うむ。宇宙海賊冥王ベルタ・ベルンシュタインっと」
男(※画面オフ)「あざーした」
〔歩き去る足音〕
ベルタ(※水着)「これでまた平穏が訪れる…。やはり平和が一番だな」
〔ノックの音〕
ベルタ(※水着)「またか…。なにか忘れ物でもしたのか?」
〔ハッチの開閉音〕
オリーヴ「こんばんは」
ベルタ(※水着)「オリーヴか…って、い!? なにを背負っているんだ、お前は!」
オリーヴ「カタリーナさん人形ですけど」「すぐそこに置いてありましたよ。もしかして落としたりしましたか?」
ベルタ(※水着)「落とすも何も、たったいま箱につめて、送り主に返却したところだ…」
オリーヴ「おかしいですね。近くに箱なんて落ちてなかったですけど」
ベルタ(※水着)[いやいや、馬鹿な…。そんなことがあってたまるか…」
オリーヴ「もしかして、ベルタさんが送ったのって…」」
ベルタ(※水着)「やはり、そう思うか?」
オリーヴ「はい、そうだと思います…」
ベルタ(※水着)「うわあああああ! 待ってくれ、運送係ぃぃぃぃ!」
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