ガーベラ・テトラ(キララ専用機)/キララ
私が自分で造るモノ
世界大会が開催される中、
選手へのインタビューの仕事を任されたキララ。
ニルスへのインタビューの最中、
話はニルスがセイとレイジと
戦った時の話になり…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
キララ「それでは最後の質問で~す☆」「ニルス君は、惜しくの試合では敗れてしまいましたが…」「何か心境に変化があったと聞いてます。どんな変化があったんですか?」
ニルス「そう…ですね…」「今まで、僕が研究の手段としてしか見ていなかったものが、実は本当に好きだったものだと気付いた…」「そんなところでしょうか」
キララ「………」「へぇ~…なるほどぉ~…」
ニルス「これも全部、セイ君やレイジ君たちのあのまっすぐな気持ちのおかげで気づけたんですけどね」
キララ「………」
ニルス「あの、どうかしましたか…?」
キララ「あ、いやいや、なるほど、なるほど…! それは興味深い話ですねぇ~」「あぁ~っとっ!! もっとお話ししたかったんですが、お時間が来てしまったようです!」「それでは、本日ご紹介したのはアーリージーニアスの異名を持つ若き新鋭、ニルス・ニールセン君でしたぁ~!」
ニルス「ありがとうございました」
キララ「次回のインタビューは、誰が来るのか1 お楽しみに~!」「………」「はいっ! あ、OK出たみたいですねぇ~。お疲れ様です、ニルス君」
ニルス「こちらこそ、ありがとうございます」「あまり、人前でこういったことをするのは慣れてないんですが…大丈夫でしたか?」
キララ「もぅ、全然バッチリ! OKですよぉ~! キララ感激ぃ~!」
ニルス「そうでしたか、それはよかった」「では、僕はこの辺で…」
キララ「あー…あのニルス君!」
ニルス「はい?」
キララ「…あー…ううん」「研究、頑張って下さいねぇ~☆」
ニルス「…?」「はい、ありがとうございます」
〔歩き去る足音〕
キララ(手段としてしか見ていなかったはずのものが…ねえ…?)
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ミホシ「………」
フェリーニ「ご一緒にいかがですか、お嬢さん?」
ミホシ「…私、スッピンなんだけど?」
フェリーニ「それは誘わない理由にはならないだろう?」
ミホシ「じゃ、お嬢さんじゃないから無理」
フェリーニ「つれないねぇ…」
ミホシ「って言いながら結局座るんじゃない…」
フェリーニ「何、黄昏てるんだ?」
ミホシ「別にぃ…」「ちょっとセイ君とレイジン君の試合にあてられただけ…」
フェリーニ「あてられた…?」
ミホシ「今までトップアイドルになるために色々してきたけど…」「なーんか、あの子たちを見てるとちょっと後ろめたい気持ちになるのよねぇ…」
フェリーニ「ほぉ…。そんなことを言うなんて、珍しいじゃないか」
ミホシ「…同感」「どんな手を使ってでも、私はトップアイドルになるつもりだったし、それを後悔することもない…」「そのはずなんだけどねぇ…」
フェリーニ「え?」
ミホシ「…あー、駄目ね…今日はもうお終い。部屋に戻るわ」
フェリーニ「おいおい、もう帰っちまうのか?」
ミホシ「そうよ。そんなに持ち合わせもないし」
フェリーニ「待て待て、酒なら俺が…」
ニホシ「おあいにくさま。今日は奢られる気分じゃないの」
フェリーニ「…本当、どうしちまったんだよ。らしくないぞ…?」
ミホシ「らしくない…?」「そんなことない。私が私なのは変わらない…変わらないわ…」「マスター、お代ここに置いておくから」
〔ドアノブを回す音〕
フェリーニ「あ、おい…!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ミホシ「………」
フェリーニ「おい、待てよ!」
ミホシ「何よ、どうしたの…?」
フェリーニ「それはこっちの台詞だろ…」「何だってんだ一体…?」
ミホシ「何なのかしらね、本当に…」「…ねえ、フェリーニ。好きなものを好きって言えるのは幸せなことね」
フェリーニ「なんだそりゃ…。そんなもん素直に言えばいいんじゃないか?」
ミホシイ「大人になる程、素直に言うのって難しいでしょ」「元々そんな好きだったわけでも無いのに…気が変わって、今さら…だなんて…尚更じゃない?」
フェリーニ「何の話かはよくわからんが…」「そんなことはないだろ。俺たちを見てみろよ。好きな物は好きだ! って、大人でも子供でもちゃんと言ってるだろ?」
ミホシ「いや、それはあんたたちが特殊なのよ…」
フェリーニ「特殊なもんか。遊びだろうが何だろうが、何かに全力になることにどうして迷いがある?」
ミホシ「…!」「そうね…。まぁ、そういう人たちの近くにいたからかなぁ…」
フェリーニ「ん? 何がだ? というか…さっきから何の話をしてたんだ?」
ミホシ「私の考えが変わるかもって話」
フェリーニ「全然わからんぞ…?」
ミホシ「いいのよ、わからなくて」「まぁ、あえて言うなら…ずっと気になってた心残りをやってみようかしら、って話よ」
フェリーニ「…?」「まぁ、なんだかよくわからんが、吹っ切れたようだな」
ミホシ「ええ、悩んでたのが馬鹿みたい」「フェリーニ…」
フェリーニ「ん?」
ミホシ「ありがと」
フェリーニ「へっ…」「それじゃ…まぁ、帰りますか。送ってくぜ」
ミホシ「いいの? あんた確か、飲みに来てたんじゃ…」
フェリーニ「良いんだよ。レディをひとりで帰しちゃ男が廃るってもんだ」
ミホシ「ふふっ…このお人好し」
【シナリオデモ終了】
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