ハインヘルム強防型(オリーヴ機)/オリーヴ・オペール(新Pスーツ)
ハインヘルム強火型(カタリーナ機)/カタリーナ・カンパーニ(新Pスーツ)
宇宙に上がる少し前
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
その組織に所属する、オリーヴトカタリーナは、
訓練を終え部屋でまったりとした時間を
過ごしていた。
グーニラ博士が
笑顔でこの部屋に向かっていることに
全く気が付かないまま…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
オリーヴ(※私服)「ふんふふふ~ん♪ ふんふふふ~ん♪」
オリーヴ(※私服)「なんだか、ご機嫌ですね?」
カタリーナ(※私服)「このパンフレットを見てたら、テンションが上がっちゃいまして」
オリーヴ(※私服)「パンフレット?」
カタリーナ(※私服)「これですよ、これ。結婚式場のパンフレットです」
オリーヴ(※私服)「うん? 誰か結婚するんですか?」
カタリーナ(※私服)「なにを言ってるんですか、オリーヴさん。私たちの式に決まってるじゃないですか」
オリーヴ(※私服)「えっ?」
カタリーナ(※私服)「オリーヴさんは、どの式場がいいと思いますか?」「私はここがいいかなって思うんですけど、オリーヴさんの意見は最大限に尊重しますよ」
オリーヴ(※私服)「いやいやいや!」
カタリーナ(※私服)「あ、そうだ。私たちってふたりともドレスでいいんですかね?」
カタリーナ(※私服)「オリーヴさんがタキシードというのも、かなりアリな気もするんですよね」「でも、オリーヴさんだって、ドレスを着たいですよね?」
オリーヴ(※私服)「待ってください、カタリーナさん!」
カタリーナ(※私服)「ハネムーンはどこに行きましょうかね」「私は静かな場所でゆっくりしたいなって思うんです。それで、夜には…」
オリーヴ(※私服)「私たち、結婚しませんよ!」
カタリーナ(※私服)「えっ…」
オリーヴ(※私服)「そもそも、なんでそんなお話になってるんですか!?」
カタリーナ(※私服)「あの日、誓い合ったじゃないですか。ふたりの愛は永遠だって」
オリーヴ(※私服)「誓い合ってません!」
カタリーナ(※私服)「がーん」
〔歩み寄る足音〕
グーニラ「やっほー。君たち、暇してるかい?」
オリーヴ(※私服)「グーニラ博士」
カタリーナ(※私服)「全然、暇じゃないです。たったいま、修羅場に突入したところなので」
グーニラ「あらあら、なにがあったんだい?」
カタリーナ(※私服)「オリーヴさんが、私のことを苛めるんです」
オリーヴ(※私服)「えっ!?」
グーニラ「オリーヴ君、苛めは良くないよ苛めは。ちゃんと、カタリーナ君に優しくするように」
オリーヴ(※私服)「苛めてないんですけど…」
カタリーナ(※私服)「というわけで、ドロリンチョと結婚しましょう!」
オリーヴ(※私服)「だから、しませんってば!」
グーニラ「はっはっはっ! なんだかよくわからないけど、無事に解決したようだね」「というわけで、ふたりとも私の研究を手伝ってくれたまえ」
カタリーナ(※私服)「さっき訓練が終わったばかりなので、できればやりたくないんですけど」
グーニラ「カタリーナ君、キミはなにか勘違いしているようだね」「これは、お願いではない。命令だ!」
カタリーナ(※私服)「わーお、横暴」
オリーヴ(※私服)「それで、なにをお手伝いすればいいんですか?」
グーニラ「実は、新しいパイロットスーツを開発している最中でね」「そのテストを、君たちにしてもらいたいんだ」
カタリーナ(※私服)「パイロットスーツなら、自分でテストすればいいんじゃないですか?」
グーニラ「私が求めているのは、客観的な意見というやつだよ」「もちろん、この私が造っているのだから、最高傑作に間違いないがね!」
カタリーナ(※私服)「だったら、テストしなくていいのでは?」
オリーヴ(※私服)「あはは…」
グーニラ「では行くぞ、ふたりとも!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
グーニラ「ふたりとも、ちゃんと着替えてきたみたいだね。どうだい着心地の方は?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「いままでのものと変わらない感じですね」
カタリーナ(※新Pスーツ)「あの、ひとつ疑問があるんですけど」
グーニラ「なんだい、言ってみたまえ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「なんで布面積が減っているんですかね。こっちの方が、えっちな感じだからですか?」
グーニラ「いやいや、そんな理由なわけがないだろうが」「操縦時に君たちの動きを可能な限り阻害しないデザインに変えたんだよ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「そこのところは実際に動かしてみたいとなんともですけど、これで身体が守れるんですかね?」
グーニラ「モチのロンさ! 各所に空いている部分から、衝撃を吸収できる構造になっているんだ!」「どうだ、天才的だろ!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「確かに天才的ですね」
オリーヴ(※新Pスーツ)「…なんで、私を見ながら言うんですか?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「天才的にエッチな感じだなって」
オリーヴ(※新Pスーツ)「…! そんな目で見ないでください!」
グーニラ「さあ、では次のスーツお試してもらおうかな」
オリーヴ(※新Pスーツ)「次のスーツですか?」
グーニラ「いま着てもらっているのは、あくまで基本型に過ぎないよ」「これに様々な機能を付け加えた物を造ったから、ひとつずつ試してみてくれたまえ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「わかりました!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「着替えてきましたけど、見た目は変わらないですね」
カタリーナ(※新Pスーツ)「このスーツには、どんな機能が付いているんですか?」
グーニラ「ふっふっふっ、スーツに呼び掛けてみたまえ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ええと、おーい」
オリーヴ君(※画面オフ)「なにか御用ですか?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「わわわっ、喋った!?」
グーニラ「どうだい。人工知能オリーヴ君をスーツに組み込んだんだ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「凄いとは思うんですけど、なんで私の声なんですか…?」
グーニラ「音声の素材が余っていたんでね。とりあえず入れてみた」
カタリーナ(※新Pスーツ)「これってなにができるんですか?」
グーニラ「様々な補助機能がメインになるだろうね。地形を確認したりとか、各パイロットの状況を音声で分かるようにしたりとか」「いまはまだ日常会話しかできないけど」
カタリーナ(※新Pスーツ)「日常会話ですか」「スーツさん、愛していますよ」
オリーヴ君(※画面オフ)「はい、私も愛しています」
カタリーナ(※新Pスーツ)「こ、これは!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「いまの日常会話ですか!?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「スーツさんの好きな人を教えてください」
オリーヴ君(※画面オフ)「それはもちろん、カタリーナさんです」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ふおおおおっ!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「絶対に日常会話じゃないですよね!?」
グーニラ「テストもできたし、次のスーツを試そうか」
カタリーナ(※新Pスーツ)「このスーツをください! 言い値で買い取りますから!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「私の声じゃなくしてください!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「さっきのスーツがあれば、充分だと思うんですけどね」
グーニラ「まあまあ、このスーツの機能もなかなか凄いんだ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「今度は、なにか背中に付いてますけど?」
グーニラ「それがこのスーツの肝なんだ。ここにパンを入れて、このダイヤルを捻る。それで数十秒経てば…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「…パン?」
〔爆発音〕
オリーヴ(※新Pスーツ)「なんか背中で爆発音がしましたけど!?」
グーニラ「大丈夫、大丈夫。そういう仕様だから」
カタリーナ(※新Pスーツ)「なんだか、いい匂いが」
グーニラ「おっ、カタリーナ君、気付いたかい? この背中のを開けると…」「ほら、トーストの完成だ!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「なんでトースト!?」
グーニラ「お腹が減った時にすぐに食べられるだろ?」
オリーヴ(※新Pスーツ)「いやいやいや…」
グーニラ「カタリーナ君、食べてみたまえ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「それで、はむっ」「…! お、美味しい…」
グーニラ「だろう? この焼き加減にするのは、なかなか苦労したよ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「オリーヴさんの味がします」
オリーヴ(※新Pスーツ)「変な言い方しないでください!」
グーニラ「それじゃあ、じゃんじゃんスーツを試していこうか!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「普通の機能がついているモノをお願いします…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
グーニラ「ふたりのおかげで、随分とテストができたよ。本当にありがとう」
オリーヴ(※新Pスーツ)「さすがに疲れました…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「数十着は試したと思いますけどオリーヴさんの声が出るの以外は、ロクなのがありませんでしたね」
グーニラ「そうかい? リモコンで操縦できるスーツとか、色々と使い道がありそうな気がするけど?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「そういえば、そんなのもありましたね。あれはあとで1着ください。オリーヴさんに着てもらいますので」
オリーヴ(※新Pスーツ)「…私に着させて、なにをするつもりですか?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「なにもしませんよ。抱きついてもらおうなんて、全然考えていません」
オリーヴ(※新Pスーツ)「やっぱり、するつもりじゃないですか!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ほへ~?」
グーニラ「さて、これからが本番だ」
カタリーナ(※新Pスーツ)「げろ~ん。まだやるんですか?」
グーニラ「安心したまえ。もうオリーヴ君に着てもらっている!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「これがですか? どこも変わらないように見えますけど…」
グーニラ「そうだろう、そうだろう。ところがドッコイ、こうして水をかけると…」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ッ!?」
グーニラ「あら不思議! 溶けて消えてしまうんだ!」
オリーヴ(※新Pスーツ)「ななな、なんてモノを造ってるんですか!?」
グーニラ「面白いだろう、これ?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「博士は天才的ですね、えいえい」
オリーヴ(※新Pスーツ)「話しながら水をかけるの、やめてください~!」
グーニラ「元のスーツの強度はそのままに、材質だけを水に溶ける物に変えるのは苦労したよ」「まさに、天才の私だからできた業さ!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「これも買取りでお願いします、えいえい」
オリーヴ(※新Pスーツ)「だから、水をかけないでくださいってば~!」
グーニラ「奥に別のスーツがあるから、着替えてきたまえ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「わ、わかりました!」
〔歩き去る足音〕
カタリーナ(※新Pスーツ)「それにしても、なんであんなスーツを造ったんですか?」
グーニラ「なぜと聞かれれば、こう答えるしかないだろうな」「ただの悪ふざけだよ!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「ナイス、悪ふざけ」
オリーヴ(※画面オフ)「きゃああああ!?」
カタリーナ(※新Pスーツ)「どうしましたか?」
オリーヴ「このスーツ、布の面積が極端に少ないんですけど!?」
グーニラ「そんな遠くにいないで、こっちに来て私に見せておくれよ」
オリーヴ(※画面オフ)「無理です! こんなの見せられません!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「仕方ありませんね。私がちょっと行って見てきます」
〔歩き去る足音〕
カタリーナ(※画面オフ)「ほう、これはこれは」
グーニラ「凄いだろう? どこまで減らせるかの限界を見てみたくて、かなり頑張ったからね」「スーツは脆くなってしまったが、面積を80%もカットすることに成功したよ!」
オリーヴ(※画面オフ)「見ないでください~!」
カタリーナ(※画面オフ)「いいじゃないですか。私とオリーヴさんの仲なんですから」
オリーヴ(※画面オフ)「私とカタリーナさんの仲でも、ダメなものはダメです~!」「というか、博士。なんでこんなすーつを造ったんですか!?}
グーニラ「さっきも言ったけどね、悪ふざけだよ!」
オリーヴ(※画面オフ)「悪ふざけしないでください~!」
グーニラ「今度こそ本当に終わりだ。ふたりとも、お疲れ様」
オリーヴ(※新Pスーツ)「本当に疲れました…」
グーニラ「今日の結果を元にスーツを完成させるから、楽しみにしていてくれたまえ!」
カタリーナ(※新Pスーツ)「リモコンで操れて面積が小さくて、それで水に溶けるスーツにしてください」
オリーヴ(※新Pスーツ)「そんなスーツ、着ませんからね!」
グーニラ「現場の意見として考慮しておこう」
オリーヴ(※新Pスーツ)「考慮しないでください!」
グーニラ「それでは、あでゅー!」
〔歩き去る足音〕
オリーヴ(※新Pスーツ)「本当に大丈夫なのかなぁ…」
カタリーナ(※新Pスーツ)「楽しみですね、新しいスーツ」
オリーヴ(※新Pスーツ)「私は不安です…」
【シナリオエンドデモ終了】
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