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エルガイムMk-Ⅱ/ダバ・マイロード
ターニング・ポイント

ポセイダル軍の追撃を逃れる形で
トライデトアル星に降り立ったダバたち。

その星で反乱軍を指揮するセムージュは、
これまで幾度となくポセイダル軍と戦いながらも
生き延びてきたダバを、反乱軍のシンボルに
祭り上げようとしていた。

その事を感じながらも、
今まで通り戦いを続けるダバは、
今日緒奇襲を仕掛けてきたギャブレーを
迎え撃つのだった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

ハッシャ「か、かしらぁ! 今回は失敗だ! もう引き返しましょうぜ!」
ギャブレー「何を言う! 奇襲を仕掛けておいて、おめおめと帰れるものか!」
ハッシャ「そうは言いますけど…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ハッシャ「ぎゃあ!」
ギャブレー「ハッシャ・モッシャ!」
ダバ「まだやる気かい、ギャブレー君!」
キャオ「帰るんなら今のうちだぜ! 俺が造ったMk-Ⅱにダバが乗り込めば、怖いものなしだからな!」
アム「そうよ、そうよ! 大人しく尻尾巻いて帰っちゃいなさい!」
ギャブレー「くっ! この恥辱、忘れは…」
ハッシャ「かしらぁ、あっしは先に行ってますぜ!」
ギャブレー「ええい! 最後まで言わせんか!」
〔バーニアの噴射音〕
レッシィ「大人しく退いてくれたみたいね。みんな、ターナに…」
〔バーニアの噴射音〕
男(若者)「逃がすかよ! このまま追撃をかけようぜ!」
男(若者)「ああ! コテンパンにしてやらないとな!」
レッシィ「あなたたち! 勝手な行動は慎みなさい!」
男(若者)「あぁ!? なんでお前の言う事を聞かないといけないんだよ!」
男(若者)「ここは行くべきだよな、ダバさん?」
ダバ「…いや、ここはレッシィの言う通りに」
男(若者)「はぁ? あんたまで何言ってんだよ! セムージュさんなら絶対に追撃命令を出すぞ!」
男(若者)「もういい、俺たちだけで行く! ポイントを知らせるから、後で迎えに来てくれ!」
〔バーニアの噴射音〕
ダバ「おい! 待つんだ、みんな!」
キャオ「随分と張り切っちゃって、まあ」
アム「やらせとけばいいのよ。どうせギャブレーたちには追い付けないんだし」
レッシィ「ならなおさら、引き留めるべきでしょ! こっちの資源は限られているのに、何を悠長な…」
アム「ムッ! なにさ、その言い方! 元13人衆だからって軍師様になったつもり!?」
レッシィ「13人衆は関係ないでしょ!」
キャオ「おいおい、止めろよ。こんなところでヒスを起こすなって!」
レッシィ「あたしはヒスじゃない!」
リリス「止めてよ、ダバ」
ダバ「どうしたんだ、レッシィ? 最近少し変だぞ」
レッシィ「変? あたしが?」
ダバ「え…?」
レッシィ「………」「…そう、あなたまでそういうのなら」(ダバ、わかっているでしょ。あたしたちはポセイダル軍と戦っているのよ…)
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ダバ「本当に出ていくのか、レッシィ?」
レッシィ「ええ、ここにいてもポセイダルに勝てない。いつか殺されるのがオチ」「あたしは負けるとわかっている戦いはしたくない。死にたくないの、わかって」
ダバ「本気か?」
レッシィ「冗談はできないたちなの」
ダバ「俺だって本気になっている」
レッシィ「………」「なら、それを行動に移しなさい。今のままお飾りのシンボルをしていれば、あなたもいつか死ぬ」「それが嫌なら率先してリーダーでもやってみれば? 本気でヤーマン族を再興させる気があるならね」
〔ハッチの開閉音〕
ダバ「レッシィ…」「さよならは言わないでおく」

レッシィ「………」
アム「なによその顔。未練があるなら残ればいいでしょ」
レッシィ「アム…あたしはいつまでもあなたみたいに乙女チックではないわ」「優柔不断なダバに、怖い思いをしてまで気を寄せる気はないの」
アム「今更そんな言葉、信じると思う?」
レッシィ「これがあたしの本心よ。あなたも早く、あんな男見限ったら?」
アム「あんたねえ!」
〔平手で叩く音〕
〔画面、フラッシュ〕

アム「もういいわよ! あんたなんか出て行っちゃ…」
レッシィ「それで終わり?」
アム「え…」
レッシィ「こんなんで終わりなの? こんな事で、ダバを支えられるの?」「もう子供の喧嘩みたいな戦争ごっこをやってる場合じゃないのよ」
〔歩き去る足音〕
アム「…どっちが子供よ。意地張って…」「レッシィ…」

レッシィ(画面オフ)「今までありがとう、ダバ。あなたと一緒にいた日々、あたしは忘れない」「逃げる事ばかりの戦いも、あなたがいたから耐えることができた。あなたが…いたから…」「………」「これからどうすればいいの? ねえ、ダバ…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

ダバ「そっちの状況はどうなってる?」
男(若者)「作戦通り上手くいきました。誘導したところを仕掛けたおかげで、こちらの被害はありません」
男(若者)「ここで罠を張っていればもう2、3機は落とせます。許可を下さい」
ダバ「駄目だ。敵だってバカじゃないんだ。次も上手くいくとは限らない」
男(若者)「しかし…」
ダバ「駄目だと言っている。どうしても残るというのなら、俺が行って無理やりにでも帰らせるぞ!」
男(若者)「す、すみません。すぐに帰還します!」
〔通信の閉じる音〕
キャオ「おお、コワ! あのふたり、かなりビビッていたぜ」
ダバ「帰ってくるならいい。死なれるよりずっとましさ」
リリス「でも前のダバなら、あんな風に言わなかった」
ダバ「しょうがないでしょ。今はダバ・マイロードであると同時に反乱軍のリーダーをしなきゃいけないんだから」
キャオ「ま、そのうち奴らも慣れるさ。セムージュたちだってずっと協力的になったしな」
ダバ「…ああ」(だが、もっと早く変わるべきだった。そうすればレッシィは…)
アム「あー!その顔、またレッシィの事考えてる!」
ダバ「…そんなことないよ」
アム「あんな勝手な女の事なんてさっさと忘れちゃいなよ。ダバにはあたしがいるんだからさ」
キャオ「とか言って、本当は剣か相手がいなくなって寂しいんだろ?」
アム「誰が寂しいって!?」
キャオ「ま、待て! 俺に代わりは務まらないって!」
ダバ「そこまでにしなよ。それにレッシィを忘れることなんて、出来ないさ」「いつか帰って来た時、『あなた誰?』って言うのは可哀想だろ?」
アム「甘すぎよ、ダバ!」
リリス「けど、それがダバの良いところ」
キャオ「ま、それでもあっちの見た目と中身が思いっきり変わってたら、意味ないけどな」
ダバ「なら、こっちも変わったところを見せてやるさ。今度こそ、見限られないように」
〔通信のコール音〕
キャオ「ん? 偵察隊からの連絡か」「ポセイダルの奴らが商船に攻撃? これは…アマン商会のホエールか?」
リリス「どうする、ダバ?」
ダバ「ここで貸しを作っておくのも悪くない。利用できるものは何でも利用しないとな」「俺がMk-Ⅱ、アムがエルガイムで出る。ホエールにはもう少し耐えてくれと送ってくれ」
キャオ「りょーかいっと!」
ダバ「よし、行ってくる!」(少しずつだけどわかってきた。打倒ポセイダルのために、何をしなければいけないのか…)(次に会う時は前よりも頼りがいのある男になってみせる。だからまた会おう、レッシィ…)
【シナリオデモ終了】


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