エルガイム/ファンネリア・アム
ラブ・ロード
13人衆のひとり、ネオ・モー・ハン率いる
ポセイダル軍との戦いに勝利した反乱軍。
その戦いの中でアムは、
ひとりで奮闘しようとするダバを助けるために
エルガイムに乗り、戦いに参戦する。
無事に帰還を果たしたアム…。
大勢の人々を守るために戦うダバに対し、
ダバひとりを守るために戦うことを決意し、
アムは戦いに身を投じる
覚悟を固めるのであった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
キャオ「よっし…! 修理完了!」
アム「わぁ…! すっかり綺麗に直ったわね!」
リリス「さすがね、キャオ」
キャオ「まあ、見た目の損傷は軽かったからな」
アム「まあ、私の腕が良かったからってのもあるわよね?」「秘めたる才能? とかあったんでしょうね。初めて乗ったエルガイムをここまで上手に扱うなんて…」
キャオ「調子に乗っちゃっているけどね、見た目のダメージは少なくても、中身の損傷はいつもより酷かったんだから」
アム「え、そうだったの…!?」
キャオ「そうなの。エルガイムのパワー係数は高いんだから、上手く扱わないとマシンに負担が掛かるのよ」
アム「そ、それはもちろん分かっているわ」
キャオ「いーや、分かってないね。エルガイムはダバだからこそ、今まで上手く扱えていたのよ?」「それを初戦闘で軽い損傷で戻って来られただけで才能だなんだのと浮かれていちゃあ、この先が思いやられるってもんで…」
アム「………」「何よお! ダバの足も引っ張らずに、しっかりサポートしてみせたじゃない!」「ちょっとくらい褒めてくれたって、いいじゃないのよぉ!」
〔走り寄る足音〕
リリス「待ってよ、アム…!」
〔妖精の羽音〕
キャオ「お、おい! どこ行くんだよ!」
アム「巡回よ! こうやって少しでもエルガイムの動きに慣れれば満足なんでしょ!」「フン…!」
〔バーニアの噴射音〕
キャオ「あちゃあ…機嫌損ねちまったよ」
アム「何よ、キャオの奴…!」
リリス「アム、あんなに一生懸命戦ったのにねぇ」
アム「そうそう…」「って、リリス…!? 付いて来ていたの!?」
リリス「だって、アムが心配だったんだもん」
アム「…ありがとう、リリス。リリスは優しいわね」「でも…」
リリス「アム?」
アム「キャオの言葉が間違っているわけじゃないのよね…。一生懸命戦ったって、負けたら死んでしまう…」「そんなことくらい私だって分かってるわ。私たちがやっているのは、戦争なんだもの。キャオだって…そうなのよね…」
リリス「アム…」
アム「…リリス。私はもうしばらく飛ぶんだけど、付き合ってくれる?」
リリス「もちろん! 言われなくたって、付き合うわ」
アム「ありがとう」
〔レーダー反応〕
アム「! レーダーに反応…!? ヘビーメタルが4機近付いてくる…! これって…!」
ギャブレー「やはりこの近くにいるようだな…!」「私の野望を果たすための手土産となってもらうぞ…! エルガイム!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
アム「ギャブレット・ギャブレー…!? こんなところまで追って来たっていうの…!」
ギャブレー「なんと…! エルガイムに乗っているのはアムか…!?」
ハッシャ「こりゃあ頭の出る幕じゃねえですよ。あんな女ひとり、俺たちだけで片付けておきますぜ」
アム「この…! 女だからって舐めてかかると、痛い目見るんだよ!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
ハッシャ「ぬおっ…!?」
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
ギャブレー「! なに…!?」
アム「ハアアァァァァァッ!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
リリス「凄いわ、アム…! ギャブレーの部下を3機も落としたわ!」
アム「やっぱり私、才能を持っているのかしら…!」「…!」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
アム「くうっ…!」
リリス「アム!」
ギャブレー「思ってよりかはやるようだな…! アム!」「だがこの私、ギャブレット・ギャブレーをあのようなザコ共と一緒にはするなよ!」
アム「このぉ…!」
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
アム「エルガイムが悲鳴を上げている…!?」
ギャブレー「やはりダバとは違うな!」
アム「私とダバで…何が違うっていうの!?」
ギャブレー「センスというヤツだ! 奴ならば考えなしの力押しで、私を跳ね除けようとはしなかったはず!」「奴には持って生まれたセンスがあった! そして奴は戦いの中でそれを磨いた! 主に強敵である私との激戦の中で!」
アム「自分で強敵とか言っちゃって、恥ずかしくないの!」
ギャブレー「そう言えるだけの実力が私にはある! アム! 貴様とは違ってな!」
アム「! そりゃあ…そうだって言うの…?」
リリス「アム! しっかりして!」
ギャブレー「私も女にこのような仕打ちを与えるのは決して本意ではないが…!」「ここで終わりだ、アム!!」
アム「!」「うっ…ううぅ…! 酷いわギャブレー…!」
ギャブレー「な…涙…!?」
アム「私だって本当は分かっているのに…! 女である私じゃダバや…男の人のギャブレーには勝てないんだってこと!」「だけど…! それをそこまでハッキリ言うことないじゃない! 酷いわ! あんまりだわ!!」
アム(※画面オフ)「うわぁぁぁぁん…!!」
ギャブレー「ま、待つんだアム…! 確かに私は酷いことを言ったかもしれないが、非情な戦いの中では仕方のないことであって…!」
アム「…隙あり!」
ギャブレー「なに!?」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
ギャブレー「ぬおぉぉぉ…!? ア、アム! 私を騙したな!?」
アム「女の涙ってのはね、男を騙すためにあるのよ! 次からは気をつけなよ、お坊ちゃん!」
ギャブレー「こ、この卑怯者めぇぇぇぇ!」
アム「あんたが言ったんでしょ! 非情な戦いの中では仕方のないことって!」
ギャブレー「アムめええええぇぇぇぇぇ!!」
〔破裂音〕
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ダバ「アム! 怪我はないか!」
アム「ダバ! 迎えに来てくれたのね!」
ダバ「アムが襲撃を受けたと聞いたからな。Mk-Ⅱで出ようとしていたところだったが…」
アム「それなら心配はいらないわ。敵は私がやっつけたもの!」
キャオ「ギャブレーとその部下もいたんだろ? よく倒せたものだよなぁ」
アム「え、ええ…」「スラスターを突いて追えなくしてから逃げて来ただけだから、本当は倒したわけじゃないけど…」
ダバ「いや、向こうは4人もいてしかもその内のひとりはギャブレーだったんだ」「これは間違いなくアムの実力だ。深追いせずに撤退した判断を含め、本当によくやってくれた」
アム「ダバ…」」
キャオ「こりゃあ、出て行く前にアムに言った言葉を撤回してやらなくちゃあいけないな」
アム「も、もぉ…! キャオまで…!」
キャオ「それで、どうやってあのギャブレーから一本取ったんだ? 詳しく聞かせてくれよ!」
リリス「それはね、アムが泣…」
アム「ま、待ってリリス…!」
リリス「きゃあ…!?」
〔足音〕
アム「…お願い。ギャブレーを泣き落としで私が倒したことはふたりだけの秘密にしておいてくれる…?」
リリス「…う、うん、わかったわ」
ダバ「…?」
キャオ「おーい! 結局どうやって倒したんだよ、アム!」
アム「そ、それがね! 無我夢中で戦っていて、どうやって倒したのか覚えてないのよねぇ!」「ホホホホホホホホ…!」
キャオ「そ、そうなの…か?」
ダバ「ギリギリの戦いならそういうことも…あるかもな?」
アム「そ、そうそう! そういうことなのよ!」(…今日の私じゃ、騙し討ちでしかギャブレーに勝つことは出来なかった…)(でもいつの日か…必ず私はエルガイムを扱えるようになってみせる)(ダバの敵を倒すために…これから先も、私がダバを支えていくためにも…)
【シナリオデモ終了】
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