ラインバレル/早瀬浩一&城崎絵美
ヴァーダント/森次玲二
ペインキラー有機統一体/九条美海
エピソード・ゼロ
世界征服を企む加藤機関と
敵対する民間企業、JUDA。
マキナと呼ばれる巨大ロボットの中でも
特別な一機であるラインバレルを操る高校生
早瀬浩一は、表向きは医療企業であるJUDAに
マキナのパイロット――『ファクター』として
務めながら、同じファクターの仲間たちと共に
正義の味方として活動を続けていた。
早瀬浩一がラインバレルの
真のファクターとなり、
加藤機関の襲撃があってから数日…。
早瀬浩一は城崎絵美の父親である
城崎天児が自分に託した力の意味、
その意図について思いを馳せていた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
森次「早瀬」
浩一「森次さん…」
森次「考え事か? こんな所にひとりでいるとは」
浩一「ええ…天児さんのことを、ちょっと考えていました」「あの人は何を考えていたのかって…最期の時、何を思って消えたのか…」
森次「…私は城崎天児との会話ログの内容歯科知らないが、そこから推察するのならば」「お前に、希望を見いだしたのだろう」
浩一「希望…」
森次「最初の頃のお前のままなら、城崎天児は…ラインバレルの力に酔っていただけのお前を、ファクターとして認めるコトはなかっただろう」
浩一「ま、まぁ…当時は突然、力を持って浮かれてしまった中学生でしたからね」「でも、森次さんに本物の暴力を教えられて、矢島が死んだと思って…シズナたちを助けて、城崎を守る約束をして…」
森次「そうして、様々な壁にぶつかる度にお前は成長した」「その結果お前は城崎天児にとっても、正義の味方であるコトを望まれる存在にまでなったというコトだ」
浩一「…だからこそ、俺は思うんです」「あの人から託された希望に応えるためにも、今のままじゃいけない、って」
森次「…その為に必要となるのが加藤久嵩たち、というワケか」
浩一「人類を救うつもりなら俺たちに協力するよう加藤に伝えてほしいという天児さんの遺言…」「俺たちの本当の敵ってのが、どれぐらい強いのかは分かりません」「だけどその敵に立ち向かう力が、必要だと言うのなら…」
森次「私もお前の考えには賛成だ。何も言っては来ないが、石神社長も同じ考えなのだろう」「これから、社長の命でとある人物に会ってくる」
浩一「…それが誰なのか聞くのは、計画を支障を来す云々ってヤツですか?」
森次「ああ、その通りだ」
浩一「はぁ…ま、いいですケド…」「「にしても、今からですか? この後、JUDAのクリスマスパーティーもあるっていうのに…」
森次「なに。私のコトは気にせず、楽しむといい」「それでは早瀬、後のコトは任せたぞ」
〔歩き去る足音〕
浩一「なんかクリスマスだってのに、色々と忙しいよな…」「九条さんも今日は、スマッシュ・ドールの握手会だって言うし…」「こんな寒い日に、外で仕事ってのも大変だよなァ…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
男(※画面オフ)「はい、次の方ー」
男(※若者)「ミウミウ! こ、この前のライブ、とっても良かったよ!」
美海「ありがとう。この前のライブにも来てくれたんですね」
男(※若者)「も、もちろん! ミウミウが戦う姿も、とってもカッコ良かったよ!」「ホント、あの時は自分がまるで、夢を見ているんじゃないのかって思えて…!」
美海「そんな…私は大したコトしてないですよ…」(ホント…まるで夢いたい。間違った人たちのやり方に対して、我慢するしかなかった今までの私とは大違い…)(そう…私も早瀬クンと同じ、正義の味方としての力を手に入れたんだから…)「これからも、私のコトを応援して貰えますか?」
男(※若者)「もちろんだよ! アイドルとJUDAの活動の両立って難しそうだけど…」「俺はミウミウのこと、応援してるから!」
美海「ありがとう」(そう、私はなるの…。みんなを笑顔にする正義の味方…)(人類を救うアイドルに…)
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
城崎「あ…! 浩一クン、ここにいたんですね…!」
浩一「ああ…ごめん。もしかして、俺のコト探してたと…」「か!?」
城崎「そ、その…やっぱり変…でしょうか」「このサンタ姿…」
浩一「ううん!? ぜんッぜん! そんなコトないからッ!」「そ、その…すっごく…似合ってると、思うよ…」
城崎「あ、ありがとうございます!」「よかったぁ…」
浩一「…え、えーとさ。俺の勘違いだったら申し訳ないケド…」「もしかして…俺を探してた理由って、俺にその衣装を…その…見て貰いたかった、とか…?」
城崎「あ! そ、その! 確かに見ては貰いたかったんですケド、それだけじゃあないと言うか…!」
浩一「え!? ほ、本当にそうだったの!?」
城崎「い、いえ! 違うんです! 他にも用事はあって…!」「石神社長に頼まれたんです! 買い出しに行ってくれないかって!」
浩一「か、買い出し…?」「もしかして、その格好で…?」
城崎「は、はい…パーティーの雰囲気を作ろうって、みんなでサンタ服に着替えた後に、石神社長からどうしてもって頼まれまして…」「こんな格好だと不審者に絡まれるかもしれないから、浩一クンを連れていくと良いって…それで…」
浩一(こ、これはつまり…! 城崎からのクリスマスのデートのお誘い…!? しかも、ちょっと危険なサンタ姿の城崎と…!)(石神社長の悪巧みな感じはするけれども…! ナイスな展開じゃあないかッ!)
城崎「それでその、浩一クン…。どう、でしょうか…」
浩一「…もちろん。俺で良ければ喜んで付き合うよ、城崎」
城崎「あ、ありがとうございます!」
浩一「それじゃあ、行こうか」(この時の俺には、想像すら出来ていなかったんだ)(これがあの事件の、始まりになるってコトを…)
【シナリオデモ終了】
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