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ラインバレル/早瀬浩一&城崎絵美(水着2019夏)
ラヴバレル/大場真来梓(水着2019夏)
ペインキラー有機統一体/九条美海(水着2019夏)
ディスィーブV/遠藤シズナ(水着2019夏)
別れの変化

世界征服を企む加藤機関の野望を阻むために
活動する民間企業、JUDA。

ラインバレルを操る高校生早瀬浩一は、
巨大ロボットであるマキナのパイロット
『ファクター』としてJUDAに務めながら、
同じファクターの仲間たちと共に
正義の味方として加藤機関と戦っていた。

だが、本当の敵である
『ヒトマキナ』の襲来を機に、
加藤機関は自分たちのこれまでの行いを改めて、
早瀬浩一たちに協力をするようになる。

しかしその矢先、
ヒトマキナの拠点である月への奇襲作戦で
早瀬浩一が行方不明となってしまうのであった。

それから3年の月日が経ち…

マキナのファクターたちは加藤機関に合流後も、
人類を守るための戦いを続けていた。

しかし、加藤機関は世間の一部からは、
悪印象を持たれたままだった。

その結果、ある『不幸な事件』が起き、
JUDA特務室時代からの仲間である
遠藤イズナが死亡し、
同じくJUDA特務室時代からにお仲間である
九条美海が加藤機関から
去ってしまうのであった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

テロリスト「俺たち以外に、もう生き残りはいないのか…!」
テロリスト「く…くそぉ! この化物めぇぇぇ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

美海「全く…」「ファクター相手になんとか出来ると思うなんて、想像力の欠片もない人たちね」
〔金属音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕

テロリスト「がはっ…!」
〔人の倒れる音〕
テロリスト「ぐ…! この魔女め…!」「神の使者マキナを服従する大罪人め!」
美海「おかしな話よね…」「マキナは人を殺すただの機械よ。それのどこに、アナタたちの言う救いがあるの?」
テロリスト「この世界を我がモノとし愚行を繰り返してきた人間たちは、今こそ報いを受けねばならない!」「それこそが! マキナによる救済なのだ!!」
美海「フ…」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

テロリスト「ぐおっ…!?」
美海「別にね…機械であるマキナを信奉するコトも…アナタが世界そのモノに絶望してるコトも…私にとってはどうでもいいコトなの…」「でもね…その絶望を、何の罪も犯していない人たちに押しつけようとするのなら…」
〔金属音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕

テロリスト「ごふっ…!」
美海「ひとりで勝手に死ぬ勇気も無い…死んだ方がいい人間のアナタを、私が殺すわ」
テロリスト「………」
〔人の倒れる音〕
美海(…私は許されない罪を犯した怪物)(私は私を罵る人たちに対して、実際に行動に移すまでの殺意を抱いてしまった…)(そのせいで、死や殺意に共鳴するという超能力を持つイズナ君に、私が行うハズだった人殺しの罪を背負わせてしまった…)(あの時のコトは、悔やんでも悔やみきれない…。だから私は、誰にも理解されなくても、自分の中にある正義を…)

〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕

男(中年)「ひっ…!」
美海「アナタが…ここの集団のリーダーね?」
男(中年)「ま、待ってくれ! 誤解なんだ!」「私は奴らに脅されて、資金提供をしていただけに過ぎないんだ!」
美海「…武器を彼らに渡して、テロ計画を立案していたみたいだけど?」
男(中年)「そ、それは…」「だ、だが私ひとりではそれも無理だろう!? 私はホラ…最早武器も持たぬ無抵抗の市民だ!」「だ、だから見逃してくれ…ください! お願いしますから、生命だけは…!」
美海「………」「いいわ…。見逃してあげるから、行きなさい。その代わり、これからは心を入れ替えるのよ」
男(中年)「え…?」「ハ…ハハ…! あ、ありがとうございます! ありがとうございます!」「いやぁ、あなたはまるで女神のような…」
美海「………」
〔斬撃音〕
〔画面、赤に発光〕
〔水の吹き出す音〕

男(画面オフ)「…え?」
美海(画面オフ)「…本当に、想像力の欠片もない人たちね」「悪であるアナタたちが見逃されると、本当に思っていたの?」「アナタたちに残された生命の価値なんて、私に殺される為に、自分から歩いてくるコトぐらいしかないのに」
男(画面オフ)「こっ、この…人殺…し…」
〔発光、収束〕
美海「………」(かつての私は、自分の感情を抑えきれず、許されない間違いを犯してしまった…)(だけど今は違う…私は感情ではなく、自分の中にある確固たる正義で、死んだ方がいい人間を殺すコトが出来るのよ…)「アハ…」「アハハハハハ…! アハハハハハハハハハハハッ…!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

城崎「…うん。それじゃあ、明日の昼にお台場ね」
浩一「理沙子の奴、なんだって?」
城崎「浩一クンが帰って来たコトを伝えたら、いきなりのコトでびっくりしていたけど…」「明日だったら、問題ないって言ってたよ」
〔歩み寄る足音〕
真来梓「おや、早瀬さんに城崎さん。なにやら楽しそうに話していますが、何かありましたか?」
浩一「ああ、実は明日さ、3年振り…俺にとっては数日ぶりぐらいのコトだけど…」「友達とお台場で会うコトになったんだよ」
真来梓「ほうほう…お台場と言うと、若い男女のデートスポットとして有名だと、この間テレビでも言っておりましたなァ」「ふっふーん…ほっほーう…」
城崎「え、えーと…。真来梓ちゃんも一緒に遊びに行く?」
真来梓「おおっ! 私もご一緒してよろしいのですか!?」
浩一「まあ、理沙子に降矢の奴なら、ひとり増えようが特に気にはしないだろうけど…」
真来梓「では早速参りましょう! 善は急げ! 正義の味方は止まりませんよ!」
〔飛び出していく音〕
城崎「ま、待って真来梓ちゃん! お台場に行くのは明日のコトで…!」
浩一「…人の話を聞かないな。あの女子マキナ」
城崎「ア、アハハ…。真来梓ちゃんは思い込みが激しいと言うか…」
浩一「にしても…3年かぁ…」「やっぱり理沙子の奴も降矢の奴も、結構見た目変わってる?」
城崎「それは明日のお楽しみってコトで」
浩一「………」
城崎「浩一クン…?」
浩一「あ…」「ゴメンゴメン…! あのふたりがどんな感じに成長してるのか想像しててさァ…!」
城崎「やっぱり…九条さんやイズナ君のコト、気にしてるよね?」
浩一「………」「まァ…さ。俺はその場にいなかったんだから、どうするコトも出来なかったってのは分かってる」「もしも、なんて言ったところで何も変わらない…」「そう分かってはいるけど、そこに居なかった自分が不甲斐なくて…悔しいよ」
城崎「浩一クン…」
浩一「ゴメン…城崎にそんな顔をさせるつもりじゃなかったんだ」
城崎「え…」
浩一「だからこそ大事なのは…これからどうするのかだ」
城崎「…!」
浩一「ヒトマキナだって地球に残っているし…問題は山積みだ」「悔しがっている暇なんて、俺にはないからな」
城崎「浩一クン…」
浩一「それに…久しぶりに会うのに暗い顔してたら、理沙子の奴にドヤされるか、イジけられて泣かれるだろうしな」
城崎「フフ…理沙子ちゃんも大人になったから、昔とは違うよ」
浩一「アハハ…」「………」「なァ…城崎。イズナのコトについては道明寺からだいたい聞かされたんだけどさ…」「そう言えばひとつだけ、聞きそびれたコトがあったんだよ」
城崎「…聞きそびれたコト?」
浩一「超能力のせいで、他人の殺意に共鳴してしまうイズナがさ…」「今まで人を殺さずにいられた理由って、なんなんだ?」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

シズナ「おーい、道明寺ー! 遅なってゴメーン!」
道明寺「………」
シズナ「で、どないしたん? 長崎まで来るなんて」
道明寺「…俺に出来る仕事をしようと思ってね」
シズナ「なんや? 新型の作業でも手伝ってくれるのかいな」
道明寺「いや…」「お前の憑きモノを落としに来た」
シズナ「………」

城崎「イズナ君が持つ超能力を、ディスィーブがナノマシンで抑えていたんじゃないか、って牧さんは言っていたけれど…」
浩一「ディスィーブがそんなコトをしていたってのは…つまりマキナの原則に、イズナの超能力が引っかかったってコトなのか?」
城崎「…ディスィーブに関する資料だと、イズナ君はその能力のせいで、科学者の父親からつらく当たられていて…」「だから目の前緒生命を守る為に、ディスィーブはイズナ君をファクターにして、超能力を封印しようとしたんじゃないか、って…」
浩一「イズナをほっといたら死ぬかもしれないって、ディスィーブが判断したってコトか…」「そこら辺は九条さんと似ているな…」
城崎「だけどイズナ君がファクターになったその直後…」「共鳴の力で殺意に反応したイズナ君によって、イズナ君の父親はディスィーブに殺されたらしいの」
浩一「…あれ?」「それって、何かおかしくないか?」
城崎「どういうコト? 浩一クン」
浩一「当時のディスィーブはまだヒトマキナじゃないんだよな?」
城崎「うん…九条さんのライブの時に初めて、ヒトマキナとして覚醒したのは間違いないらしいけど…」
浩一「イズナは九条さんの殺意に共鳴して観客を殺してしまったワケで、九条さんを殺そうとしたワケじゃない…」「なら、イズナの父親が殺された時…イズナは父親の殺意に共鳴したわけじゃない」
城崎「あ…」
浩一「ディスィーブもヒトマキナじゃない限り、人間に危害は及ぼせない…」「…イズナは一体、誰の殺意に共鳴したんだ?」

道明寺「お前だったんだな、シズナ」
シズナ「………」
道明寺「勘違いするな。俺は、お前が父親に対し殺意を抱いたコトを咎めるつもりはない」「今も昔も、お前はただずっと弟を守りたいだけだった」「だから縁もゆかりも無い関西弁を使ってまで、勝気な姉を演じてたんだろ?」
シズナ「…っ」
道明寺「ただ、あの時はタイミングが悪かった」「繰り返しイズナに強く当たる父親に対してお前が殺意を抱いた時、イズナはそれを実行出来る状態になってしまっていた」「ただそれだけの…」
シズナ「違うよッ!」「どんな理由があっても、イズナにお父さんを殺させたのは私なんだよッ!」「でも私はそれが怖くて、イズナの所為だけにして…!」
道明寺「………」
シズナ「全部分かってたんだよ…私は…。だから絶対イズナは守らなきゃって…」「そんなコトでイズナに背負わせた罪は無くなったりしないのに…。なのに私は…」「イズナが死んで、ちょっと安心しちゃったんだよ…」
道明寺「………」
シズナ「怪物は私の方だったんだよ…」
道明寺「…だからひとりで戦うって決めたのか?」
シズナ「…怪物に相応しいコトをするって決めただけだよ」
道明寺「そうか…」「お前が怪物そのモノだと言うなら、俺はもう落とすコトは出来ない…」
シズナ「そうだよ…」
道明寺「なら…」「俺も一緒に怪物になるしかないな」
シズナ「…!」
道明寺「聞こえなかったか?」
シズナ「聞こえたケド…」
道明寺「英治さんとこで造っている新型機、それに俺も一緒に乗ってやる」「それが、イズナが俺に託した遺言なんだよ」
シズナ「………」
シズナ(画面オフ)「ごめんね…」
【シナリオデモ終了】


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