ガナーザクウォーリア（ルナマリア機）／ルナマリア・ホーク
己の役割
アカデミーを優秀な成績で卒業し、
ジュール隊へと配属が決まったルナマリア。
しかし、彼女に与えられた機体は、
後方支援機であるガナーウィザード装備の
ザクウォーリアだった。
決して得意とは言えない
射撃能力を必要とするポジションを任され、
ルナマリアはどう戦っていくのか…
［Ｅｐ．１］
【シナリオデモ開始】
ルナマリア「ガナーウィザードかぁ…」
〔歩み寄る足音〕
ディアッカ「こんな所にまで足を運んでくるとは、着任早々、仕事熱心だな」
ルナマリア「あ、ディアッカさん…すみません、近づいて来てたのに気づかなくて！」
ディアッカ「やれやれ…着任挨拶の時にも言ったろ。そんなにかしこまらないでいいって」
ルナマリア「でもディアッカさんは、ヤキン・ドゥーエの戦いでかなりの戦果をあげた、エースのひとりですし…」
ディアッカ「といってもイザークと違って、隊長になったわけでもない。俺はたまたま運が良かっただけさ」
ルナマリア「そんなこと…」
ディアッカ「それより何か悩みがあるんじゃないのか？ でなきゃ、あんな顔で自分の機体を見上げちゃいないはずだからな」
ルナマリア「…お見通しってわけですね…」
ディアッカ「ま、エースかどうかはさておき、場数だけは踏んでるからな」
ルナマリア「実は私、射撃が苦手なんです。バックを任されたっていうのに…」
ディアッカ「なるほどな。とはいえ、適性がなきゃ、そんなポジションを任されたりしないさ」「そうだな…射撃の時、身体に力が入りすぎてるんじゃないか？」
ルナマリア「力が入りもしますよ。みんなの援護をする為にも、私が敵を少しでも落とさなきゃって…」
ディアッカ「そりゃ、落とせるのが一番だと思うが、何も敵を落とすだけが、俺たちの役目じゃないさ」「意識を変えてみな。戦場では俺やイザークたちも戦ってるんだ。その手助けをするだけでいいんだよ」
ルナマリア「ディアッカさんや隊長たちを…」
〔ハッチの開閉音〕
イザーク「ふたりとも、ここにいたか。ウチの部隊にメガノイド迎撃の任務が出た。すぐに出撃するぞ」
ディアッカ「メガノイドの連中、相変わらず好き放題やってくれるぜ。行くぞ、ルナマリア」
ルナマリア「は、はい…！」（正直、さっきのアドバイスだけじゃうまく分からなかったけど、今はとにかくやるしかない…！）（シンやレイのふたりも、どこかの部隊で頑張ってるはずだもの！）
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ディアッカ「１機そっちに向かったぞ、イザーク！」
イザーク「ふん、全部仕留めておかんか！ だが…！」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ディアッカ「お見事…！ さてと、次はどいつからだ！？」
ルナマリア（すごい…あれがヤキン・ドゥーエの戦いを乗り越えた、エースの実力なの…？）
ディアッカ「ルナマリア、イザークたちが敵へ切り込む。うまくサポートしていこうぜ」
ルナマリア「！ 了解…！」
イザーク「各ポイントの残存兵力を掃討する！ １機も逃すなッ！」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．２］
【シナリオデモ開始】
ディアッカ「どうやら掃討は終わったみたいだな」
ルナマリア「ふぅ…何とかやったのね…」
〔転移音〕
〔画面、紫にフラッシュ〕
イザーク「！ あれはッ…！」
ディアッカ「やばい…！ 転送のフィールドが開いた！ 新手が来るぜ！」
ルナマリア「何なのよ、あの数…！ 中からどんどん敵が出てくる…！」
イザーク「こちらの戦力を計りきって、残る戦力を投入してきたか…！」
ルナマリア「まだ戦えないわけじゃないけど、このままやれるの、私たち…？」
イザーク「馬鹿者！ 弱音を吐いている暇があったら、さっさと迎撃せんか！」「敵の増援が現れたからといって、俺たちのやることは変わらん！」
ディアッカ「そういうこった…！ もう一踏ん張りといくぞ！」
ルナマリア「す、すみません！」（落ち着かないと…！ じゃないと、何の為に赤服を着てるのか…！）
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ザフト兵「う、うわぁぁぁっ！？」
ザフト兵「ぐあぁぁぁぁっ！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ルナマリア「み、みんな…！」「このままじゃ、私たちは…！ くっ…！」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ルナマリア「当たって…！ 当たってよッ…！」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ルナマリア「くっ、まだ…！」
ディアッカ「落ち着け、ルナマリアッ…！」
ルナマリア「…！？ ディアッカ…さん…？」
ディアッカ「バックを任されている俺たちが焦ってどうする？」
ルナマリア「わ、私…何とかしなきゃって…」
ディアッカ「出撃前にも言ったろ？ 敵を落とすだけが援護じゃない。果たせる役目は他にもある」「さっきの俺とイザークの戦い方を思い出せ」
ルナマリア「ディアッカさんと隊長の…」「！ あ…！」
ディアッカ「行けるな…？ 俺とお前で、イザークたちを援護するぞ」
ルナマリア「はい…！」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．３］
【シナリオデモ開始】
イザーク「各機が奮戦しているおかげで、何とか持ちこたえているが…」「だが、このままではいずれ限界が来る…。その前に勝負をつけられなければ…！」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
イザーク「…！」
ディアッカ「今だ、イザーク…！」
イザーク「もらったぁぁぁぁーっ！」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ディアッカ「うまくいったぜ…！ お前が敵の動きを牽制したおかげで、ルナマリア！」
ルナマリア「はい…！」
イザーク「さっきのはルナマリアが…？」
ルナマリア（私の実力じゃ確実に敵は落とせない。けど、敵を牽制することはできる…！）「それが役目なんだ…！ 今の私の…！」
〔ビーム砲の発射音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ディアッカ「イザーク！ 俺とルナマリアで敵の動きを縛る！ お前は他の奴らと各個撃破を頼むぜ！」
イザーク「了解だ…！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ルナマリア「ふぅ…生きて帰れたのね…」
〔歩み寄る足音〕
イザーク「今回の任務、ご苦労だった」
ルナマリア「！ 隊長…！？」
イザーク「配属されてすぐの戦闘だったが、部隊の動きに合わせた戦い方が多少はできていた」「だが、牽制しかできんようでは駄目だ。今後の為にちゃんと訓練を積んでおけ」
ルナマリア「は、はい…！」
〔歩き去る足音〕
ルナマリア「行っちゃった…。今のは…」
ディアッカ「褒めてんのさ。あいつなりにな」
ルナマリア「あ、ディアッカさん」
ディアッカ「それは俺も同じだぜ。今回みたいな感じにやってくれると、同じポジションの俺としても色々と助かる」
ルナマリア「そんな…」
ディアッカ「それだけよくやれてたってことさ」「改めてこれからもよろしく頼むぜ、ルナマリア」
〔歩き去る足音〕
ルナマリア「あ…」（褒められたんだ…あの隊長たちに…。私が…）（シン、レイ…。まだまだ未熟な私だけど、このジュール隊で頑張っていくわ）（いつか、３人一緒に戦う為に…）
【シナリオエンドデモ終了】
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