戦国アストレイ頑駄無/ニルス・ニールセン
ガンダムX魔王/ヤサカ・マオ
天才の災難
アーリージーニアスと呼ばれた
天才理学少年のニルス・ニールセンは、
自身の技術を向上させるため
京都の流派を受け継ぐ、
ヤサカ・マオを自身のラボに招待していた。
そこでお互いの技術を高め合い、
更なる技術の発展を
目論んでいたニルスだったが、
話は思いも寄らない方に発展していった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ニルス「マオ君、今日は来てくれてありがとう。君の流派の技術を学べることに感謝します」「僕も自分の技術をもっと磨くため、勉強してみようかと思っていたんです」
マオ「いえいえ、気にせんといてください。わいもニルスはんに聞きたいことがありましたさかい、お互い様ですわ」
ニルス「聞きたい事?」
アオ「ええ、むしろ今日来たんはそっちがメインというか…」「とにかく、ニルスはん!」
ニルス「ど、どうしたんですか…?」
マオ「ニスルはんはどないして女の子をその気にさせはったんです!?」
ニルス「………」「はい?」
マオ「聞ぃーてくださいよー! 最近ミサキちゃんが、なんや冷たいんです!? これが倦怠期ってやつなんやろか…」「あーーーーー! ミーーサーーキーーちゃーーん!!」
ニルス「ちょ、ちょっと落ち着いてください!」「なぜ、指南役が僕なんですか!? 僕より適任な人はいるでしょう? セイ君だって…」
マオ「なに言うてはりますの。ニルスはんには婚約者さんがおりますやろ? ほら、金髪の女の子の!」
ニルス「キャ、キャロラインとの関係性が外部に広まっている!?」
マオ「頭良いニルスはんのことやから、ビビっとくる手練手管やったんやろなぁ~是非ともわいにそれを教えてほしいんです!」
ニルス「ち、違います! 彼女とはそんなんじゃ…」「…そもそも研究に打ち込んできた僕が、恋愛のイロハなんて知るわけがないですよ!」
マオ「またまたぁ~。そんな謙遜なんかしはってぇ~」
ニルス「謙遜じゃありません!」「それに僕とキャロラインの場合は特殊なのできっと参考にはならない…」
マオ「特殊!? 一体どんな手を使うたんですか!?」
ニルス(ダメだ! なにを言っても彼の中で僕=恋愛上手、その方程式が成り立ってしまっている…!)
マオ「ニルスはん! お願いします! 婚約者はんを落としたその手腕を是非、わいに!」
ニルス「う、うぅ…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
マオ「さあ! さあ!」
ニルス(ぼ、僕に何を言えと…ッ!?)(いや、考えろ。無ければ絞り出すしかない…!)「は、花と一緒に想いを伝える…なんてどうでしょうか?」
マオ「花…花ですか? 母の日やないんですから、そないありきたりな…」
ニルス「バラの花束は送る本数で意味合いが変わると言いますし…」
マオ「そうなんですか!?」「ミサキちゃん、バラは嫌いやないはず…」「そうやバラや…歳の数のバラの花束…これや! これならミサキちゃんは…!」
〔画面、発光〕
マオ「ミサキちゃん、これ…」
ミサキ「え。これを私に?」「わぁ、素敵なバラ…」
マオ「歳の数で花束を作ってみました」
ミサキ「マオ君…」
マオ「ミサキちゃん…わいに…毎朝お味噌汁を作らはってください!」
ミサキ「!」「…はい」
マオ「不肖ヤサカ・マオ…この旅館、竹屋を守ります!」
〔画面、発光〕
マオ「むふふふふ…」「これや! この方法しかない!」
ニルス(妄想がだだ漏れている…)「でもマオ君、歳の数の本数を嫌がる女性も…なにより今のはプロポーズになっていますがそれはいいんですか?」「問題は確か、相手の方が冷たくなったと…それでは本質的な解決には…」
マオ「ありがとう、ニルスはん! 逆転の一手が見えてきましたわ!」
ニルス「は、はぁ…逆転…?」「とにかく解決したのであれば本題に…」
マオ「早速、花束の準備しますさかい、今日はおいとましますわ!」
ニルス「!?」
マオ「すんません、ニルスはん! 堪忍してください!」「ほな、また連絡しますわ!」
ニルス「ちょ、ちょっとマオ君…!」
〔走り去る足音〕
ニルス「い、行ってしまった…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ニルス「結局くたびれもうけか。何をしているんだ僕は…」(いや待て、待つんだ…あのまま彼を呼び止めてやぶ蛇をつつけば、また恋愛指南だ、なんだと言われていたはず…)(彼の技術を学べないのは残念だけど、今日はこれで良かったんだろう…)
キャロ「ニ~ル~ス♪」
ニルス「うわぁ!?」「あ、キャ、キャロラインですか。いつのまに…」
キャロ「うふふ♪」
ニルス「どうしたんですか。ラボに御用でも?」
キャロ「なにを寝ぼけたことを言っていますの。あなたを迎えに来たにきまっていますでしょ?」
ニルス「え…? いえ、僕はひとりでも帰れますので…」
キャロ「…一緒に帰ってくださいませんの?」
ニルス「え、あ…」
キャロ「く・だ・さ・い・ま・せ・ん・の!?」
ニルス「い、いえ…か、帰ります…」
キャロ「あは☆」
ニルス(キャロライン…相変わらず強引な方だ)
〔風の音〕
ニルス「うっ…寒い」
キャロ「ほら、ごらんなさい、そんな薄着だから。夜はまだ冷えますわよ。迎えに来て正解でしたわ」
ニルス「…その…ありがとうございます」
キャロ「かまいませんことよ。おーっほっほっほ!」「あ…!?」
ニルス「危ない!」
キャロ「! 支えてくださったのね…」「ありがとうニルス、危うく転ぶところでしたわ」
ニルス「いえ…」
キャロ「その身のこなし…さすが武道の達人ですわね」
ニルス「…前にも説明しましたが、合気道をかじっているだけですよ」
キャロ「それよりニルス?」
ニルス「はい?」
キャロ「今日は随分と大胆ですのね。抱きしめたままなんて」
ニルス「!?」「こ、これは…し、失礼しました!」
キャロ「良いんですのよ。私はあなたの…」「婚約者ですもの~~~!」
ニルス(は、ははは…これは尻に敷かれそうだ…)「って、僕はなにを考えているんだ…!」
キャロ「ニルス、なにを突っ立ってますの? 帰りますわよ!」
ニルス「は、はい!」
【シナリオデモ終了】
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