マジンエンペラーG/剣鉄也(Dver.)
屍を越え、屍の海原へ
スカラベス、ユリシーザー、ライガーン。
三将軍の同時進行により、
剣鉄也は絶体絶命の危機に陥る。
そんな窮地に現れたのは、
ゴードンヘルとの決戦の後、
行方不明になっていた兜甲児でった。
帰還した兜甲児は、自らが経験して得た、
驚くべき世界の真実を明かす。
壮絶なる円環の戦い、繰り返される終焉、
そして、倒すべき真の敵…
しかし、全てを知った剣鉄也の中には、
ある想いが渦巻いていたのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
さやか「甲児、マジンガーは問題ない?」
甲児「ああ。いよいよミケーネとの最終決戦なんだ、準備に抜かりはないぜ。新しいジェットパイルダーも含めてな」
ミネルバX「そのパイルダーには、Zの魔神化を抑える装置がついているんでしたよね」
甲児「ああ。だから大丈夫…」
〔歩み寄る足音〕
鉄也「そいつはどうかな?」
甲児「鉄也さん…」
鉄也「お前の話では、何度も世界をやり直し、差異次元の記憶を共有しているそうだが…」「俺はそれだけで、お前を信用するつもりはない」
さやか「甲児の話が、信用できないってこと?」
ミネルバX「確かに、信じがたい話かもしれません。ですが…」
甲児「いや、鉄也さんが言いたいのはそういうことじゃない」「もし俺が不甲斐なければ、ZEROが魔神化してしまう…それを心配しているんだろう?」
鉄也「そういうこった。ミケーネとの最終決戦は、半端じゃねぇ厳しい戦いになるだろう」「お前がそこで、背中を預けるに足る戦士かどうか、まだ判断できねぇな」
甲児「鉄也さんが言うことも、もっともだ」「だったら、どうすればそれを証明できる?」
鉄也「フッ、強さを証明する手段なんざ、ひとつしかないだろ?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
鉄也「おりゃああああああっ!!」
〔殴打音〕
甲児「うおおおおおおおおおっ!!」
〔殴打音〕
ミネルバX「強さを証明する手段、って…」
さやか「まさかガチンコの殴り合いとはね」
鉄也「体がサイボーグだとは聞いていたが…それ頼みってだけでもなさそうだな!」
甲児「俺はこの世界だけじゃない…差異次元の自分たちによって、支えられているんだ」「鉄也さんこと、生身で俺に対抗できるなんて…」
鉄也「生身と言えば生身だが…」「戦闘用のクローンとして、バージョンアップを繰り返してるんだ! 人間の枠から解き放たれてるんだよ!」
孤児「お互い、過去の自分たちに支えられてるってわけか…」
鉄也「そういうことだ!」「だが、俺は自身の境遇に感謝してるぜ!」「俺は世界の命運を背負った勇者だ! その俺を支えるのが俺自身というなら、そいつは本望ってもんだ!」
甲児「…鉄也さんらしいよ」
鉄也「お前はどうなんだ、兜!?」「マジンガーのパイロットに選ばれたせいで、何度も世界をやり直すことになったお前の運命!」「心の底じゃ、そいつを嘆いてるんじゃねえのか!?」
甲児「嘆く…か…。フ…くだらないことを聞くなよ…」「俺だってこの運命を背負ったのが、俺で良かったと思っているさ」「他の誰でもない…俺だったからこそ、ここまで来れた! そして俺だからこそ、この先にも進める!」
鉄也「そうこなくっちゃな…」「だが、言うは安しだ。その言葉が本当かどうか、お前自身の力で証明してもらうぜ!」
甲児「望むところだ!!」
鉄也「行くぜ、兜ォォォッ!!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
鉄也「はあっ、はあっ…なかなかやるじゃねぇか、兜…」
甲児「はあっ、はあっ…鉄也さんこそ、さすがは戦闘のプロだな…」
さやか「まったく…これから決戦だってのいうのに」
ミネルバX「でも、実力を確かめ合うお二人は、とても素敵に見えました」
甲児「やれやれ…まさかこの世界でも、かち合っちまうとはな…」
鉄也「他の世界でも、俺たちはこういう事をしてるってのか?」
甲児「ああ。俺たちはどの世界でも対立する。かち合っちまう…」
鉄也「かち合った、その後は?」
甲児「…必ず最後には並び立ち、巨大な敵に立ち向かっていくんだ」
鉄也「ヘッ…そうかだったら多少はアテにしてもよさそうだ」「兜! やるぞ! 俺たちで、ミケーネをぶっ倒すんだ!」
甲児「ああ!」
【シナリオデモ終了】
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