マジンガーZ/兜甲児
正義の目覚め!マジンパワー炸裂!
世界征服を開始した
地下帝国の攻撃によって、
ロボット工学の権威、兜十蔵博士は
消息不明となってしまう。
その孫、兜甲児は
彼が遺したロボット、
マジンガーZに乗り込みDr.ヘル軍団との
戦いを開始する…
しかし、復讐に心を囚われた彼は
未だに自身が手に入れた力の意味を
知る事ができずにいた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
甲児「弓教授! どうしてマジンガーZを出させてくれないんですか!」「街では今も機械獣が暴れているんですよ!」
弓教授「機械獣の迎撃にはすでに軍が向かっている。君が戦う必要はない」
甲児「何を言ってるんですか! アイツらは俺が倒さなくちゃいけないんです! おじいちゃんを殺したアイツらは…!」
シロー「兄貴…」
さやか「落ち着いて、甲児君」
弓教授「分からないようならはっきりと言おう。私は、今の君がマジンガーZに乗って戦えば、負けると思っている」
甲児「マジンガーZはおじいちゃんの造った無敵のロボットだ! 機械獣なんかには負けませんよ!」
さやか「確かにマジンガーZは強いわ。でも、それを操る甲児君、あなたはどうなの?」「兜十蔵博士を殺された事で頭に血が上って、周りが見えなくなっているじゃない。そんな事でこれから戦っていけるの?」
甲児「それでも俺は今まで機械獣との戦いに勝って来たじゃないか!」
弓教授「あれはいくつかの偶然とマジンガーZの力によるものに過ぎん」「君がまだマジンガーZの力をほとんど使いこなせていない事は、戦った君が一番分かっているはずだ」
甲児「それは…そうですが…」
弓教授「私が最も恐れている事はマジンガーZが敗れる事ではない。あれがDr.ヘルに奪われる事なのだ」「破壊不能な超合金Zと莫大なエネルギーの光子力を併せ持つ、無敵のロボット…」「それがもし悪の手に渡った時、まともに対抗できるロボットが世界にいくつあるか…」
甲児「神にも…悪魔にもなれる力…」
弓教授「そういう事だ。分かってくれたかね、甲児君。君もマジンガーを悪魔にはしたくあるまい?」
甲児「………」
さやか「今は耐えるのよ、甲児君。いつかあなたがマジンガーを使いこなせれば、お父様だってきっと分かってくれるわ」
甲児「それでも…」「それでも…俺はアイツらを許すことはできないんだ!」
〔ハッチの開閉音〕
〔走り去る足音〕
さやか「待って、甲児君!」
弓教授「さやか、すぐに甲児君を追ってくれ! 彼をひとりで戦わせてはいけない!」
さやか「分かったわ、お父様!」
弓教授(今はまだダメなのだ、甲児君。君がマジンガーの真の力を知るまでは…)
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
甲児「ロケットパァァァンチッ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
甲児「あしゅら男爵! 今日こそ俺はお前を倒し、おじいちゃんの仇を取る!」
あしゅら男爵「軍の部隊は既に全滅させてやった! それでどうやって仇を取るつもりだ!?」
甲児「それが何だってんだ! 俺とマジンガーがいれば、お前たちとを倒すぐらい何てことはない!」
あしゅら男爵「ハハハハハハハ! 勇ましい事だな、マジンガーZ! そして兜甲児!」「だが、勇気と蛮勇は違う! 己の力を過信した事、その身を以て後悔するがいい!」
甲児「何だと…!?」
〔機体の歩行音〕
〔画面、震動〕
甲児「なっ…まだこんな数の機械獣が隠れていやがったのか…!」「だが、てめえらの攻撃なんか、このマジンガーには屁でもねえぜ」
あしゅら男爵「確かにその超合金Zは手強い。だが、破壊できぬ物ならば破壊しなければよいだけの事!」
甲児「「なにっ…!」
〔金属音〕
〔画面、震動〕
甲児「ぐはっ…! こ、これは…! 放しやがれ、機械獣!」
あしゅら男爵「壊せぬのなら捕らえてしまえばよいのだ。いくらマジンガーが強くとも、乗っているのは所詮素人!」「貴様ではその機械獣をふりほどく事もできまい! 終わりだな、マジンガーZ!」
甲児「く、くそぉぉぉぉっ…!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
甲児「汚ねえぞ、あしゅら男爵!」
あしゅら男爵「吠える事しかできぬとはな! マジンガーが使えなければお前など恐れるにも値しない!」「虎の威を借りる狐! いや、マジンガーZの威を借る兜甲児とはまさにこの事!」
甲児「貴様っ…!」
さやか「甲児君を放しなさい!」
〔ミサイルの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
あしゅら男爵「むぅ! アフロダイA…! マジンガーZを助けに来たのか!」
甲児「どうして…勝手に出てきた俺を…」
さやか「当たり前でしょ! 今の私たちは一緒にDr.ヘルと戦う仲間なんだから!」
甲児「仲間…」
あしゅら男爵「フン、小賢しい真似をしてくれる。だが、所詮はゴミがひとつ増えただけの事。我らの力の前には足下にも及ばぬわ」
さやか「甲児君! 真正面からぶつかっても勝ち目はないわ! 身を隠しながら1機ずつ倒していきましょう!」
甲児「俺がマジンガーを使いこなせてれば…あんな奴らなんかに…!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
甲児「はぁ…はぁ…! クソッ…いつまでもキリがねえ!」
あしゅら男爵「そろそろ限界のようだな! さあ、遊びは終わりにさせてもらおうか!」
〔金属音〕
〔画面、震動〕
さやか「きゃああっ…!」
甲児「うわああぁぁぁ!」
あしゅら男爵「捕らえたぞ、マジンガーZ! アフロダイA!」
甲児「ちっ…放しやがれ!」
あしゅら男爵「ハハハハハ! いくら暴れようとも無駄な事だ! だが、念には念をという言葉もある…!」「兜甲児、今すぐパワーを落としてマジンガーZを降りろ。そうすれば弓さやかは助けてやる」
甲児「なにっ…?」
さやか「ダ、ダメよ、甲児君。あんな奴の言う事を聞いちゃ…」
あしゅら男爵「黙れっ…!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
さやか「きゃああぁぁぁぁ!」
甲児「さやかさん…!」
あしゅら男爵「さあ、どうする…! 早くしなければアフロダイAもろとも、弓さやかの生命は…」
甲児「くそっ…! どうすればいい!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
あしゅら男爵「さて、マジンガーを渡すのか渡さないのか、はっきりしろ! 兜甲児よ!」
さやか「うぅぅ…私の事はいいから…。それよりもマジンガーを…あれを悪魔の手に渡しては…」
甲児「………」「分かった…。パワーを落とす…」
さやか「! 甲児君…!」
あしゅら男爵「ハハハハハ! いいザマだな、兜甲児!」
甲児「ごめんよ、さやかさん…。俺が未熟で…怒りに我を忘れていたせいで…俺は君を危険に晒してしまった…」「いや、君だけじゃない…。俺の無茶な戦いのせいで、もしかしたら他にも…」
さやか「甲児君…」
甲児「だから、俺はもう間違えない。こいつの力を正しく使ってみせる!」「復讐のためなんかじゃない! 今は君を守る為に…!」「そして、悪魔を倒す魔神となるために…! マジイイイイィィィンパワアアァァァ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
あしゅら男爵「あの数の機械獣をまとめて投げ飛ばしただと…!?」
甲児「さやかさんから、手を放しやがれ! 光子力ビィィィィム!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
甲児「大丈夫か、さやかさん!」
さやか「ええ、ありがとう…甲児君…」
あしゅら男爵「なんだ…! 先ほどまでとはパワーが違う! いったい…何が…!」
さやか「あれがお父様の言っていた、マジンガーZの本当の力…土壇場で甲児君が使いこなしたのね!」
甲児「そうさ! 俺は神の力を手にしたんだ!」
あしゅら男爵「神っ…!?」
甲児「おじいちゃんが俺に与えてくれた力…。人類を守るために戦い、悪魔を倒す。魔神となる事のできる力…」
あしゅら男爵「悪魔を倒す…魔神…」
甲児「そうだ、それこそがおじいちゃんの造ったスーパーロボット…マジンガーZだ!」「いくぞ、機械獣! ここからが俺の本当の戦いだぁぁぁ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
甲児「大丈夫かい、さやかさん? ごめんよ、俺のせいで君に怪我をさせちまって…」
さやか「もういいのよ。無事に機械獣は倒せたんですもの」「それに今日の甲児君、ちょっとかっこよかったわよ」
甲児「え、あ…いや…そうかなー。ハハハハハハ」
シロー「何だよ、兄貴。デレデレしちゃって、情けないなー」
甲児「何だよ、シロー。お前聞いてたのかよー!」
シロー「聞いてたも何も全部筒抜けだったぜ」
甲児「参ったな…」
弓教授「ハハハハハ。でも、甲児君。君の覚悟、確かに聞かせてもらったよ」「今の君ならば、安心してマジンガーを任せる事ができる。頼んだよ、甲児君」
甲児「ええ、Dr.ヘルはこの俺とマジンガーZが必ず倒してみせます!」「今度は復讐のためじゃない! 人類を奴らの手から守り抜くために!」
【シナリオエンドデモ終了】
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