マジンカイザー(KS)/兜甲児
魔神の魂、永遠に
祖父である兜十蔵が遺していた、
もう1体のスーパーロボット、
『マジンカイザー』を受け継いだ兜甲児。
マジンガーZすらも遥かに凌ぐ力で、
一度は強大な敵を打ち破ることに成功したが、
長い間眠りについていた機体ということもあり、
今は光子力研究所で調整が行われていた。
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
さやか「お父様、マジンカイザーの再調整は、あとどれぐらいかかりそうなの?」
弓教授「マジンカイザー自体の再調整は、つい先程完了したところだ」「兜十蔵博士がマジンカイザーと共に、その設計書も残されていたおかげで、思ったよりも早く進んだよ」
もりもり博士「あとは、カイザースクランダーとの再合体テストを残すだけですよ」
ボス「そりゃいいぜ。そうすりゃ、あの鬼みたいなカイザーの力を、思う存分発揮できるってわけだ」
さやか「Dr.ヘルや、他の組織…平和を脅かす敵の攻撃は、日に日に激しくなってきてる」「カイザーと甲児君の力があれば心強いわ。ねえ、甲児君?」
甲児「ああ…」
さやか「? 甲児君?」
甲児「弓教授…スクランダーとの合体テストなんですけど、もう少し先延ばしにしてもらえませんか…?」
ボス「はあ!? 何言ってんだよ、兜!」
弓教授「理由を聞かせてもらえるかね、甲児君?」
甲児「…俺は怖いんです。マジンカイザーの力が…」「カイザーが凄まじければ凄まじいほど、俺自身がその力を扱いきれない気がして…」
さやか「甲児君…」
弓教授「…分かった。君がそう言うのであれば、スクランダーの合体は当面控えよう」
甲児「ありがとうございます、弓教授」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
さやか「!? なに…!?」
のっそり博士「こりゃいかん。機械獣の大群がこっちに向かって来とるのぅ。またすごい数ですぞ」
せわし博士「Dr,ヘルのことじゃ。マジンカイザーが完全な力を発揮する前に、破壊してしまおうという魂胆かの」
弓教授「あの数に攻められれば、光子力研究所はひとたまりもない! すまないが、迎撃を頼む!」
ボス「おう、任せとけってってんだ…! 行くぜ、みんな!」
甲児「ああ」(カイザーの力…やっぱり使わないわけにはいかないんだな…)
さやか「………」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
甲児「くらえーっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ブロッケン伯爵「おのれ、我々の機械獣を…」
ボス「やっぱカイザーの力はすげえな。最初はどうなることかと思ったが、これならあの大群も何とかなりそうだぜ」
あしゅら男爵「恐るべし、マジンカイザー。Dr.ヘルが危険視するのもうなずけよう」「だが、それでも勝利するのは我らだ!」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕
甲児(※画面オフ)「!? うわぁーっ!」
〔発光、収束〕
さやか「甲児君…!?」
ボス「今、機械獣の残骸が爆発しやがったぞ!?」
甲児「ぐっ、今のは…」
ブロッケン伯爵「馬鹿めッ! 機械獣を破壊しただけで終わりと思ったら、大間違いよ!」
あしゅら男爵「これらの機械獣は、たとえやられたとしても、その身は敵を破壊する爆弾となるのだ!」
ボス「なっ! ヘタをしたら、テメエらだって巻き込まれるだろうが!」
ブロッケン伯爵「我々の目的は打倒マジンカイザー…!」
あしゅら男爵「それを果たす為ならば、この生命、これっぽっちも惜しくはないわッ!」
さやか「マジンカイザーを倒す為に、そこまで…」
甲児「何て奴らだ…」
あしゅら男爵「さあ、この世から消えてもらうぞ! マジンカイザー! 兜甲児!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
甲児「ぐうっ…!」
ヌケ「も、もうメチャクチャですよ、奴らぁ…!」
さやか「うぅ、敵の数が多すぎるわ…。その上、倒した後に自爆までされたんじゃ…」
あしゅら男爵「いけーっ! 我らDr.ヘル軍団の全てをかけて、マジンカイザーどもを必ず討ち取るのだ!」
ブロッケン伯爵「スクランダーを装着していないところを見ると、おそらく完全に修理が終わっていないのだろう! これぞ千載一遇のチャンスよ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
ムチャ「ぎえーっ!」
ボス「おい、兜! もうビビっていられる状況じゃねえ! カイザースクランダーと合体しちまえってんだ!」「そうすりゃ、あの機械獣どもだって…!」
甲児「…スクランダーを出す必要はない! このままカイザーだけで戦う!」
ボス「チッ、何意地張ってやがんだ…! おい、俺たちも行くぜ、さやか!」
さやか「ええ…!」(甲児君、あなた…)
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
あしゅら男爵「あれほどの自爆を仕掛けても倒せぬとは、マジンカイザー、忌々しき相手よ…」
ブロッケン伯爵「だが、他の仲間たちの方は、どうやらもはや限界のようだな!」
〔スパーク音〕
ボス「ぐ…うぅ…言ってくれるじゃねえか…」
さやか「まだ私たちの機体だって、戦えるわ…っ!」
甲児「さやかさん…! みんな…!」(くっ、こうなったら、カイザースクランダーを使うしかない…!)(でも、ここで全ての力を使えば…! 迷ってる場合じゃないのは分かってるのに…!)
あしゅら男爵「隙が見えたな、兜甲児…! 一斉に行くのだ、機械獣ども!」
甲児「…!」
ブロッケン伯爵「この勝負、もらったわ! 幾百の機械獣と共に、消えるがいい!」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕
ボス(※画面オフ)「! 兜ぉぉぉぉぉぉーっ!!」
あしゅら男爵(※画面オフ)「ふははははは! マジンカイザー、敗れたり…!」
〔発光、収束〕
〔スパーク音〕
さやか「あうっ…くぅぅ…」
甲児「さ、さやかさん…!?」
さやか「よ、良かった…間に合っ…て…っ」
ブロッケン伯爵「おのれ、弓さやかめ! 身を挺してかばいおったか!」
甲児「しっかりしてくれ、さやかさんっ! すぐにそこから…!」
さやか「こ、甲児君。マジンカイザー『も』、信じて…あげて…」
甲児「…! さやか…さん…」
さやか「………」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ボス「マジンカイザーも信じてやれ? さやかの奴、何を…」
甲児「…さやかさん、君は…」
さやか「わ、私、分かってたわ…。甲児君が…本当に怖がっていたのは…カイザーの…力なんかじゃ…ない…」「カイザーで戦って…いくことで…マジンガーZの存在が…薄れていって…しまう…こと…っ…」
甲児「………」
さやか「でも…大丈夫よ…よ…。マジンガーZの…存在は…消えたり…しないっ…」「だって、甲児君の魂…もちろん…。カイザーの中にも…宿って…いるもの…」「なぜなら…マジンカイザーも、紛れもないマジンガーZなんだから…っ!」
甲児「…!」
ブロッケン伯爵「ふん、クサイ茶番もそこまでにしておくのだな!」
あしゅら男爵「あれほどの爆発なのだ! いかなマジンカイザーとて、無傷では…」
甲児「それが、どうしたぁぁぁぁ!?」
あしゅら男爵「むうっ…!?」
甲児「カイザーもZか…。ありがとな、さやかさん…」「弓教授! カイザースクランダーの発進をお願いします!」
弓教授「その言葉を待っていたぞ、甲児君! 合体のタイミングは君に任せる!」
甲児「了解…!」
〔バーニアの噴射音〕
ブロッケン伯爵「うぬぅ、あれはカイザーのスクランダー! 修理が終わっておったか!」
あしゅら男爵「機械獣ども! 合体される前にトドメを刺すのだ!」
ボス「おっと…そうはさせねえ…!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
ブロッケン伯爵「ぐっ、この死に損ないめが! いまさら何をしようというのだ!?」
ボス「兜の奴が、ようやく吹っ切れたんだ! 俺もここらで漢を見せねえとなぁぁぁぁーっ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
ブロッケン伯爵「ぐぬぅぅっ!!}
さやか「わ、私たちのことは気にせず…行って、甲児君…っ!!」
甲児「うおおおおおおぉぉぉぉーっ!!」
〔合体音〕
〔画面、フラッシュ〕
あしゅら男爵「くっ、しまったぁぁぁぁーっ!」
甲児「すまなかったな、カイザー…」「さあ! ここからが、お前の真の力を見せる時だッ!!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ブロッケン伯爵「ぬぐああぁぁぁーっ!!」
甲児「見たか、これがカイザーだ…! 俺の兄弟『Z』の魂を受け継いだ、スーパーロボット、マジンカイザーだ!!」
あしゅら男爵「ぐっ、ここまでかぁ…! 覚えているがいい、マジンカイザーァァァ!!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
弓教授「みんな、よくこの研究所を守ってくれた。所長として礼を述べるよ」
ヌケ「聞きました、あしゅら男爵とブロッケンたちの負けセリフ? ざまあみやがれってんだ!」
ムリャ「そりゃ、マジンカイザーの力を、あんだけ見せつけられちゃ無理ないぜ」
ボス「なあ、俺にもボスカイザーみてえな、すげえロボットが隠されてねえのかよ?」
もりもり博士「ボロットはお前さんが、ワシらに造らせたロボットじゃろうが。そんなモンがあるはずなかろう」
ボス「あら、なんてご無体なお言葉なの~」
さやか「ふふふ…」
甲児「…みんな、本当にありがとう。今回の戦い、感謝してもしきれないぐらいだ」「みんなが俺の背中を押してくれたからこそ、俺はカイザーとZと一緒に進んでいく、勇気を持つことができた」
ボス「けっ、よせやい。お前に礼を言われるなんて、背中や足の裏がムズムズするぜ」
さやか「これからも一緒に頑張って行きましょうね、甲児君」
甲児「ああ…! みんなと、カイザーと共に、どこまでも俺は戦い抜いてみせるぜ…!」(そして、カイザーの中にいるお前とも、どこまでもな、Z…)
【シナリオエンドデモ終了】
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