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きらりんロボ/きらり博士
うさぎロボ/アンズ
グラッシーロボ/グラッシーハルナ
眼鏡のもたらす曇った笑顔

太陽系離脱間際での突然の襲撃…。

キラリ博士と女帝セツナが直面した事態は、
抗うことの許されない『絶望』とも言える
モノだった。

突きつけられた現実。

散っていく仲間。

そして彼女は、独りとなった…。

ひとつの世界を破壊した彼女は、
その瞳に何を見る…?

これは鋼鉄公演、幕間の物語である。

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

キラリ博士「………」
アンズ「ふわ~…なに、キラリ? まだ起きてたの?」
キラリ博士「あ…アンズちゃん。起こしちゃった?」「ごめんね。すぐにきらりも寝るようにするから」
アンズ「…眠れないの?」
キラリ博士「うぇへへ…」
アンズ「………」
キラリ博士「…あの…あのね、アンズちゃん。きらりのお話、聞いてもらってもいいかな?」
アンズ「んー、あまり長くならないならね」
キラリ博士「うん。じゃあ…」「あれは、きらりたちがみんなに負けて、地球から逃げたあとのこと…」

女帝セツナ「もう少しで、ようやく太陽系を抜けられますね」
キラリ博士「あー、いたたた…。ホント、地球ではひどい目にあったにぃ…」
女帝セツナ「地球時にたち、今はせいぜい勝利の美酒に酔いしれるといいわ」「私が本国に帰還した暁には、レイナやアキハも加えた、美しき最強の布陣で、今度こそ侵略してあげますからぁ♪」
キラリ博士「あっ、うん…」
女帝セツナ「キラリ博士? アナタ、彼女たちとの戦いの途中から様子がおかしかったようですけど、なにか…」
キラリ博士「な、なんでもないっ!」「それよりも、イオリちゃんたちがスパイだったなんて見事に騙されちゃった☆ けど、結局どこのスパイだったんだろぉ?」
女帝セツナ「そうですねぇ。雪歩はともかく…あのふたりは仕えていたはずのハルシュタインからは見放されていたはず。なら…」「…いや、もしかしたら彼女たちは、見放されていなかった?」「だとしたら…」
????(画面オフ)「いいや、状況はお前が想像しているよりも最悪だぞ? 女帝セツナ」
女帝セツナ「…!?」
キラリ博士「この声、どこから聞こえてくるにぃ!?」
女帝セツナ「私たちの脳内に直接…こんな真似ができるのは、宇宙広しと言えども限られているはず」「アナタですわね…ハルシュタイン!」

????(画面オフ)「フフフフ…」
????(画面オフ)「くっーくっくっく…」
キラリ博士(画面オフ)「! 声がふたつ聞こえゆ!?」
女帝セツナ(画面オフ)「ハルシュタインだけではない? これは…」

グラッシーハルナ「ハルシュタインは、お前が想像しているよりも最悪だと言ったはずだぞ?」
キラリ博士「にょわ? 片方はハルシュタインだけど、もうひとりの方は誰だろぉ?」
女帝セツナ「まさか…アナタまで出てくるとは思いませんでしたわ…」
グラッシーハルナ「ほぅ…さすがに私のことは知っていると見える」「そう、私こそがグラッシー帝国を率いる、グラッシィィィィィィィハルナだ!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

キラリ博士「グラッシーハルナ!? セツナちゃん、あの人を知ってるの?」
女帝セツナ「以前にミス・ギャラクシーコンテストで、噂を耳にしたことがあるんですよ」「スーパーギャラクシー・メガネドレッサーで、10000連覇を成し遂げた女がいると。それが…」
グラッシーハルナ「この私だ」「もっとも、私という存在を説明するには、その程度の情報ではまったく足りないがな」
キラリ博士「そんな人が、ハルシュタインと一緒にいるってことは…」
女帝セツナ「手を組んだということでしょうね。この宇宙を支配するために…」
グラッシーハルナ「いかにも…」
キラリ博士「どうすゆ? はぴはぴパワーが無くなっちゃったから、きらりんロボはまともに戦えないにぃ!」
女帝セツナ「………」
ハルシュタイン「この私程度であれば、たやすく葬れるそうだな、女帝セツナ?」
女帝セツナ「…その通りでしょうねぇ。ましてや今のアナタは概念の存在から、人の身まで堕ちた状態。敵ではありませんわ」
ハルシュタイン「概念の存在から、人の身まで堕ちた、か…。フフ…フッフッフッフ…」
女帝セツナ「なにがおかしいのかしら?」
ハルシュタイン「地球で戦ってきたにも関わらず、お前たちはいまでに理解していないようだな」
キラリ博士「どーゆーことぉ?」
マコト(ハルシュタイン様、あの力をお使いになるつもりか…)
ハルシュタイン「この宇宙を統べる力は…」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

ハルシュタイン「人の身にこそ宿る…!」
女帝セツナ「なっ…!? あの力は…!」
キラリ博士「はぴはぴパワー? ううん、アレとは違うものみたい!」
グラッシーハルナ「超エネルギーを生み出す根源ハピネシウム…この力は、そんなモノとは比較にならない!」
〔光の放出音〕
〔画面、フラッシュ〕

キラリ博士「にょわ!? あっちの人も!?」
女帝セツナ「アナタたちの力は…っ!」
グラッシーハルナ「美しき女帝セツナ、はぴはぴパワーの研究者キラリ博士。お前たちに残された道はふたつにひとつ」「我が眼鏡を受け取り、我らの配下に加わるか…それとも眼鏡を墓標とし、ここで死ぬかだ」
キラリ博士「ど、どうすゆ? セツナちゃん」
女帝セツナ「………」
ハルシュタイン「………」
女帝セツナ「…お断りします」
キラリ博士「セツナちゃん…っ!」
女帝セツナ「お忘れかしら? 私は美の女帝セツナ。敵に許しを乞うてまで生き延びるなんて真似…」「たとえ暗黒の宇宙で、コスメ道具の全てを使い切ってしまったとしても、ゴメンですねぇッ!!」
ハルシュタイン「気高きまま散ることを望むというわけか…。それも良いだろう」
グラッシーハルナ「ならば望み通り…ここで散るがいい!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

女帝セツナ「くっ…艦はほぼ大破して、動力も停止…。これは絶望的ですねぇ…」
キラリ博士「う…うぅ…つ、強すぎだにぃ…」
ハルシュタイン「まだ生きているとはな」
グラッシーハルナ「思った以上にしぶとい」「ふむ…ここまで粘り抜いた褒美だ。キラリ博士、お前にだけは生きるチャンスをもう一度与えてやろう」
キラリ博士「な、なんできらりだけ?」
グラッシーハルナ「いわゆる眼鏡にかかったというヤツだ」「お前のかけている眼鏡、悪くはないのでな。幸運だったな」
キラリ博士「あ、それならお断りぃ~」
グラッシーハルナ「なに?」
キラリ博士「きらりはさっきセツナちゃんが戦うって決めた時に、きらりも一緒に戦うって決めたのだー!」
女帝セツナ「女帝セツナ「キラリ博士…」
キラリ博士「…けど、あのふたりには勝てなさそうだから、ここは逃げよう、セツナちゃん」
女帝セツナ「お馬鹿さんですねぇ、キラリ博士はぁ…」
キラリ博士「セツナちゃん?」
女帝セツナ「必殺・極上ツヤ肌フェイスフラッシュ!」
〔結晶の砕ける音〕
〔画面、発光〕

キラリ博士(画面オフ)「にょわーーーーーー!?」
〔発光、収束〕
ヤヨイ「! きらりんロボが消えやがった。なんだ、今の光は」
ハルシュタイン「転移させたか」
女帝セツナ「馬鹿な、キラリ…。私はあなたを宇宙征服の道具としか、見ていなかったというのに…」「それにアナタも…はぴはぴな世界が、私と共に創る世界ではないことも気づき始めていたんでしょう?」「なのに、ね…」
グラッシーハルナ「仲間を逃がして、たったひとりで戦おうとは、さすがは美の女帝と言っておこう」
女帝セツナ「…なーにを勘違いしているんですかぁ?」
マコト「!? 生身で宇宙に出てきただと?」
女帝セツナ「美の女帝は常にひとりで頂点に立つから、その輝きが唯一無二のものとなる」「仲間なんて対等な存在は、私にとって邪魔なだけなんですよぉ」
ハルシュタイン「そうか」
女帝セツナ「覚悟してくださいねぇ、ハルシュタイン、グラッシーハルナ。私の真の力…今から見せてあげますからぁ」
〔光の放出音〕
〔画面、発光〕


グラッシーハルナ(画面オフ)「…!」
女帝セツナ(画面オフ)「セツナ流最終奥義…!」

キラリ博士「う…うぅ…ここって地球? じゃあセツナちゃんはひとりで…」「どうして、セツナちゃん…」
きらりんロボ(画面オフ)「ニョワー」
キラリ博士「きらりに逃げろって言うの、きらりんロボ?」」「けどきらりに逃げる場所も、頼れる人もここには…」「! あっ…」「頼れる子…」
〔バーニアの噴射音〕

キラリ博士「これが、きらりが地球に戻ることになったお話なの…」
アンズ「………」
キラリ博士「…アンズちゃん、寝ちゃった?」「長いお話だったから仕方ないか。ごめんね…アンズちゃん」
アンズ「………」
キラリ博士「…ねえ、アンズちゃん。きらり…これからどうしたいいのかな?」「って、寝てるのに話しても意味ないよね…」
アンズ「…好きにしたらいいんじゃない」
キラリ博士「アンズちゃん?」
アンズ「………」
キラリ博士「…ありがとう、アンズちゃん」(セツナちゃん…せっかく助けてもらったのに、きらり、まだなにがやりたいのかわからないにぃ)(けど…けどね…)
【シナリオデモ終了】


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