モルドレッド/アーニャ・アールストレイム
生まれる 思い出
神聖ブリタニア帝国のナイトオブシックス
『アーニャ・アールストレイム』
最年少でラウンズのメンバーになった
彼女には記憶の欠損という悩みがあった…
そんな彼女の元に専用KMF『モルドレッド』
完成の一報が入り、暇を持て余していた
ジノと共に機体の引き取りと運用テストを
行う為、演習場へと向かうのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
アーニャ「これが…モルドレッド…」
ジノ「遠距離攻撃に特化した機体かぁ。俺のトリスタンとは随分違うな」
アーニャ「うん…少し大きい」
〔歩み寄る足音〕
男(※中年)「ヴァインベルグ卿、アールストレイム卿、稼動テストの準備ができました。ご案内致します」
アーニャ「行く…けどその前に」
〔画面、フラッシュ〕
男(※中年)「はは、写真ですか。ご自身専用のナイトメアフレームと初めて対面した記念ですな」
アーニャ「記念じゃない…記録するため」
男(※中年)「は?」
ジノ「気にしないでくれ。こいつの趣味みたいなもんだ」
男(※中年)「はあ…」
ジノ(アーニャに記憶がないって言っても混乱するだけだしな)「ま、好きなだけ撮るといいさ。記録になるようにな」「ただ、テストはしっかり頼むぜ」
アーニャ「うん…わかってる」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
男(※中年)(こうも短時間であれだけの機体を…。これが最年少ラウンズの実力なのか…?)
〔コックピットの開く音〕
アーニャ「…もう…終わり?」
男(※中年)「さすがはアールストレイム卿! 感服致しました!」
アーニャ「つまんない…」
男(※中年)「え…?」
ジノ「ああもうあっさり片付くとな。あれじゃあ性能も測れなかっただろ?」
アーニャ「うん…。それにむこうの機体、動きが悪かった…」
男(※中年)「くっ! このナイトメアフレームを整備したのは誰だ!?」
〔走り寄る足音〕
男(※若者)「わ、私ですが何か?」
男(※中年)「今日は念入りに整備しろと言ったはずだぞ! このクズが!」
男(※若者)「も、申し訳ありません!」
ジノ「おいおい、機体というよりパイロットの問題だろ?」
男(※中年)「いいえ、生粋のブリタニア人は完璧な人種! ミスをする事など有り得ません!」「こんなお情けのブリタニア人とは違います!」
アーニャ「名誉ブリタニア人?」
男(※若者)「は、はい」
ジノ(やれやれ、純血派みたいな奴だな。こんなの露骨な言い掛かりだろ)
男(※中年)「ささ、休憩室にご案内します。次のテストまでお休みください」
アーニャ「うん」
〔歩き去る足音〕
男(※若者)「くっ…! 見てろよ、ブリキ野郎!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ジノ「どうだ? モルドレッドの感想は?」
アーニャ「…普通」
ジオ「おいおい、折角の専用機だろ? こういう時は素直に喜べよ」
アーニャ「喜んでも、この記憶は消えるかもしれない」「それなら…」
ジオ「やめとけよ、そういう考え方。物事を楽しめなくなるからな」
アーニャ「………」
〔歩み寄る足音〕
男(※中年)「ヴァインベルグ卿、アールストレイム卿。次のテストの準備が整いました」「今度は抜かりありません。機体チェックは全てブリタニア人のみで行いましたから」
ジオ「整備にブリタニア人もそれ以外も関係ないと思うけどな」「まあいいか。しっかり楽しめよ、アーニャ」
アーニャ「…やってみる」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
男(※中年)「そんな…あれだけの数がヴィンセントが…」
ジノ「どうだ、アーニャ? 楽しめたか?」
〔コックピットの開く音〕
アーニャ「…つまんない」
男(※中年)「えっ!?」
ジノ「結局それか…。全部ブリタニア人にやらせても同じだったな」
男(※中年)(駄目だ…。基地のパイロットじゃラウンズの相手にもならない…)(だからといって、あれを使うわけにも…。もうやり過ごすしか…)
ジノ「時間ももったいないし…。アーニャ、このまま最終テストに移るか?」
アーニャ「そうする」
男(※中年)「わ、わかりました。最後は対複数戦を想定したテストです」「レベルは落としてありますが、相手の無人機の数は圧倒的です。囲まれるとさすがに…」
〔KMFの走行音〕
ジノ「…あれはナイトメアフレーム? もう命令を出したのか?」
男(※中年)「い、いえ…私は何も。それにコントロール装置もここに…」
〔通信の開く音〕
男(※若者)「聞け、ブリキ野郎! あのナイトメアフレームと通信施設は俺がジャックした!」
男(※中年)「なっ!」
ジオ「おいおい、これって…」
アーニャ「反乱…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
アーニャ「こっちに来る…。少し多い」
男(※中年)「馬鹿な真似は止めろ! こんなことをしてただで済むと思っているのか!」
男(※若者)「生きていればな。だが死ぬのはお前らブリタニア人だ!」「なんせアイツの力は全機グラストンナイツ並みなんだからな!」
男(※中年)「なっ! あのデータを組み込んだのか!」
アーニャ「グラストンナイツ…」
ジノ「ダールトン将軍率いる精鋭部隊か…」
男(※若者)「祖国を奪った貴様らにはもってこいの相手だ! せいぜい同士討ちを楽しめ! ハッハッハ!」
〔通信の閉じる音〕
男(※中年)「ああ…もう終わりだ。あの数が相手じゃ、逃げることも…」
ジノ「確かに、逃げるのは無理かもな。けど…」「やれるな、アーニャ?」
アーニャ「うん、問題ない」
男(※中年)「な、何を言っているんです!? 全てが一流の腕を持っているんですよ! 勝てるわけ…」
ジノ「君は…我々ラウンズを愚弄するつもりか?」
男(※中年)「…ッ!」
ジノ「覚えておくことだ。ナイトオブラウンズの戦場に敗北はない」「アーニャ、私はあの首謀者を捕まえに行く。戦闘は任せる」
アーニャ「うん」
〔KMFの走行音〕
アーニャ「厄介…ちょっとだけ。でも…」「全部…記録にしてあげる…」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
アーニャ「…もう…終わり?」「…記録、終了」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ジノ「派手にやったもんだな。お前、加減ってもんができないのか?」
アーニャ「できない…殲滅しか」
ジノ「まあいいか。こっちも首謀者を捕まえたし、一件落着だ」「それに予想外の事が起きたが、結果的に良いテストになったんじゃないか?」
アーニャ「…つまんなかった」
ジノ「は?」
アーニャ「もっと強いと思った…。強くて…ずっと忘れない戦いになる…って…」「でも違った…。こんな記録じゃ…」
ジノ「…ちょっと携帯貸してみろよ」
アーニャ「? はい」
〔画面、フラッシュ〕
アーニャ「なんで私と撮るの?」
ジノ「お前自身の写真も記録のひとつだろ?」
アーニャ「あ…」
ジノ「それにたとえ記憶を忘れても、これはお前が確かにここにいた記録だ。思い出すきっかけになるだろ?」
アーニャ「ここにいた…記録…」「うん…そうかも…」
ジノ「だろ?それにたまには撮られる側に回らないとな」「じゃあもう1回撮るから、今度は笑えよ」
アーニャ「うん…やってみる…」(私の記録…いつか消えるかもしれない…不完全な記録…)(でも、この記録は消えない…私のいる、この記録は…)
【シナリオエンドデモ終了】
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