ノーベルガンダム(バーサーカーモード)/アレンビー・ビアズリー
デンジャラス・アレンビー
ネオスウェーデン代表、
アレンビー・ビアズリー。
無名の選手に過ぎなかった彼女だが
優勝候補の一角であるネオロシア代表、
アルゴ・ガルスキーをたったの48秒で
倒したことで、一躍有名となった。
しかし今大会のダークホースとして
注目を集めるとは裏腹に、
アレンビーの胸中は浮かばれていなかった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
男(※中年)「勝ったのはまたまた白虎のプレイヤーだ! な、なんと16連勝ー!!」
アレンビー「はぁ…」(ゲームの中でくらい楽しみたくてここに来たけど…ダメね。相手が弱すぎて話になんない)(ま…自分の意思で戦える分、こっちの方がマシなんだけどさ)
男(※中年)「さあ、どうだ!? この無敵のチャンピオンに挑戦しようっていう勇気のあるやつはいないのかー!?」
アレンビー「どう? もうおしまいなの? もう少し手ごたえのある奴がいると思ったのに」
ドモン「プロはお断りかい?」
アレンビー「! あんたは…」
レイン「ちょっと、ドモン!」
男(※若者)「おい! あいつガンダムファイターだぜ!」
男(※若者)「全勝宣言した奴だ!」
男(※若者)「確か、キング・オブ・ハートって…」
男(※中年)「ガ、ガンダムファイター…? ど、どないしましょ?」
アレンビー「いいよ、あたしは」
男(※中年)「…相手は、プロですぜ?」
アレンビー「だからってゲームが強いとは限らないし。面白いじゃん!」
男(※中年)「聞いての通りだー! さあー、張った張った! 本物のガンダムファイターが挑戦だーい!!」
アレンビー「本気でいくからね!」
ドモン「フ…随分となめられたもんだ」
男(※中年)「それでは! レディーッ! ゴーッ!!」
アレンビー「でやぁっ!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドモン「うっ…! はっ、速い!」
アレンビー「うそ…! 今のハメ技なのに…!」
ドモン「少しは本気を出さないと駄目ってことか…!」「とおうっ!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
アレンビー(! できる…!)
レイン「ドモンが本気だわ…。あの子、何者なの…?」
アレンビー「やあぁぁぁっ!!」
ドモン「たあぁぁぁっ!!」
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
男(※若者)「…なぁ、なんか焦げ臭くないか?」
男(※若者)「なんか…ゲーム機から煙が…」
レイン「! ふたりの動きに、マシンがついていけないんだわ…!」
ドモン「でやぁぁぁぁぁぁっ!!」
アレンビー「たあぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドモン「な…!」
男(※中年)「こ、こりゃあいかん…!」「みなさん! 離れて! 離れてくださーい!!」
〔破裂音〕
〔画面、発光〕
アレンビー(※画面オフ)「うわっ…! ひどい煙…!」
レイン(※画面オフ)「ドモン…! ひとまず外に出ましょう!」
ドモン「あ、ああ…!」
〔ハッチの開閉音〕
ドモン「…ひどい目に遭ったな」
アレンビー「ねぇ、あんた…」
ドモン「ん?」
アレンビー「あたしとまともに戦えたの、あんたが初めてだよ!」「でも、次は絶対勝つからね!」
ドモン「ああ、望むところだ」
アレンビー「じゃ!」
ドモン「待てよ。おまえの名は?」
アレンビー「アレンビー。アレンビー・ビアズリー」
〔走り去る足音〕
ドモン「アレンビーか…」
レイン「アレンビー…。どこかで聞いた名前だけど…」
ドモン「! そうだ…! たしか、アルゴを破った、ネオスウェーデン代表の名が…」
レイン「それじゃあ、あの子が…!」
ドモン「ああ…俺の次の対戦相手だということだ」(これは楽しみなファイトになりそうだぜ…)
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
実況「本日のファイトは、ネオジャパン対ネオスウェーデンの注目の一戦です!」
アレンビー「ゲームの決着、ガンダムファイトでつけようね、ドモン!」
ドモン「見せてやろうぜ、アレンビー。俺とお前で、究極のファイトを!」
アレンビー「ガンダムファイトォォッ!」
ドモン「レディィッ!!」
アレンビー「ゴーッ!!」
アレンビー「ノーベル! フラフープッ!!」
ドモン「ゴッドスラッシュ!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
レイン「す、すごい…!」
ドモン「はあぁぁぁっ!」
アレンビー「だあぁぁぁっ!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
レイン(ゲームだわ…あのふたり、相手の力を試し合うように、ゲームを楽しんでいるんだわ…!)
ドモン(すごいぞ、アレンビー! この間より速い…!)
アレンビー(あたし、こんな楽しいの初めて!)「見て、ドモーン! あたし…!」
〔画面、一瞬暗転〕
アレンビー「うっ…!」
ドモン「…どうした!?」
アレンビー「う…! うぅ…!」
〔光の放出音〕
〔画面、赤に発光〕
アレンビー(※画面オフ)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔発光、収束〕
ドモン「こ、これは…!?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
アレンビー「うおおおぉぉぉっ!!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドモン「ぐおおぉぉっ…!」(なんだ、この冷たい拳は…!? まるで魂が通ってない…! これが、同じ人間の打つ拳なのか!?)(いや、そんなはずはない! この拳はアレンビーのモノでは…!)
アレンビー「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドモン「!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
レイン「そんな…! ドモン!?」
アレンビー「うぅぅ…!」
????(※画面オフ)「目を覚ませ、アレンビー!!」
アレンビー「!」
レイン「あ、あれは…!」
〔光の放出音〕
〔画面、金に発光〕
ドモン「俺たちが望んでいたのは、こんな戦いじゃなかったはずだ!」「そうだ…俺たちファイターは、自分の心を拳で伝えるより術が無い!」
アレンビー「ぐぅっ…!」
ドモン「だからアレンビー…」
〔システムダウンの音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドモン「魂を失った今のおまえと戦うことに、俺は何の興味も湧かない。退屈なだけだよ」
レイン「! ドモン!? どうしてハイパーモードを…!」
アレンビー「うっ…!」
〔光の放出音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
アレンビー「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドモン「ぐうぅぅっ…!」「シャッフルの証よ…! 願わくばアレンビーの魂の拳を呼び戻してくれ…!!」「爆熱…! ゴォォッド! フィンガァァァァァッ!!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
アレンビー「うぅぅっ…!」
ドモン「アレンビィィッ!!」
〔破裂音〕
〔画面、発光〕
アレンビー(※画面オフ)(そ、そうね、ドモン…こんな戦いはいけない…いけないわ…)
〔システムダウンの音〕
〔発光、収束〕
ドモン「アレンビー…」
アレンビー「ドモン…」「こんなんじゃ終われない…! 終われないわ!」
ドモン「やっと元のお前に戻ったな!」
アレンビー「ごめん、せっかくのファイトだったのに…」
ドモン「いや。これからだ、俺たちの戦いは」
アレンビー「じゃあ、まだあたしと戦ってくれるの?」
ドモン「もちろんだ」
アレンビー「ドモン…」「…勝負!」
ドモン「俺のこの手が真っ赤に燃える!」
アレンビー「勝利を掴めと!」
ドモン「轟き叫ぶ!」
アレンビー(楽しい…! 今この瞬間があたしがこれまで生きてきた中で一番楽しいよ、ドモン!)(今まで知らなかった…! 戦うことが…強くなるってことが、こんなにも楽しいだってことを!)
ドモン「アレンビィィィィッ!」
アレンビー「ドモォォォォン!」
〔衝撃音〕
〔画面、発光〕
アレンビー(※画面オフ)(どこまでも…どこまでもいけるよね。あたしの本気を受け止めてくれるドモンがいてくれるなら…)
【シナリオデモ終了】
● ユニットシナリオ「機動武闘伝Gガンダム」 へ戻る
◆ 「ユニットシナリオ」 へ戻る
◆ 「スーパーロボット大戦X-Ω」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。