ハインヘルム改強襲型(フローリア機)/フローリア・フランク
ハインヘルム改強襲型(エーメル機)/エーメル・エルキン
お昼休みで突然に
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
とある日の昼休み。
偶然、食堂で一緒になった
エーメル、フローリア、カタリーナの3人。
訓練前に早く食事を
すませようと思っていたエーメルだったが、
横に座っていたカタリーナが溜息をつき始め…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
カタリーナ「はぁ…」
エーメル「もぐもぐ…」
カタリーナ「はぁぁぁぁ…」
エーメル「もぐもぐもぐ…」
カタリーナ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
エーメル「もぐもぐもぐもぐ…」
カタリーナ「ほへほへほへほへん~」
エーメル「もぐもぐもぐ!」
フローリア「…エーメル、聞いて欲しそうにしているのだから、食べていないで少しは相手をしてあげてはどう?」
エーメル「なんで、ボクが」
カタリーナ「ほへへ~ん」
フローリア「…だって、貴女を見ながらずっと溜息をついているじゃない」
エーメル「もう、わかりましたよ…」「はいはい、なにがあったんですか?」
カタリーナ「あ、大丈夫なんで放っておいてください」
エーメル「ムキー! だから嫌だったんですよ、聞くの!」
フローリア「それは、失礼しましたわ…」
カタリーナ「とはいえ、そんなに物欲しそうに聞かれては、答えてあげないのも可哀想ですよね」
エーメル「いや、全然興味ないですから」
カタリーナ「実はですね…」
フローリア「勝手に話し始めましたわね…」
カタリーナ「とあるリゾート施設のチケットを知り合いからもらったんですけど、っ訓練で行けなくなってしまったんですよ」
フローリア「あら、それは災難ですわね」
カタリーナ「カタリーナ「災難なんて言葉では表せませんよ。オリーヴさんとデートの予定だったのに」
エーメル「ちょっと! なんでデートなんてしようとしてるんですか!?」
カタリーナ「はて? 恋人同士なんですから、デートをするのは普通なのでは?」
エーメル「あなたとオリーヴ先輩は、恋人じゃないでしょうが!」
カタリーナ「とにもかくにも、行けなくなってしまい、こうして落ち込んでいるというわけです」
エーメル「…まったく油断も隙もないんですから」「んっ…?」(カタリーナさんが行けなくなったってことは、ボクがオリーヴ先輩と行けるのでは!?)「あ、あの! そのチケット、売ってください!」
カタリーナ「どうせ捨てるしかないですからね。あげてもいいですけど?」
エーメル「本当ですか!?」
カタリーナ「意外ですね。エーメルさん、リゾート施設とか興味あったんですか?」
エーメル「えっ? ええ、それはもう!」
カタリーナ「ふーん」
フローリア「チケットが無駄にならずにすんで、良かったですわね」
カタリーナ「それでは、第1回チケット獲得ゲームを始めます。どんどん、ぱふぱふー」
エーメル「くれるんじゃなかったんですか!?」
カタリーナ「あげますよ。このゲームにクリアーしたら」
エーメル「ぐぬぬぬ…」
カタリーナ「では、頑張ってくださいね。エーメルさん、フローリアさん」
エーメル「頑張ってやりますよ!」
フローリア「なぜか、ナチュラルに私様も巻き込まれていますわね…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
カタリーナ「では、ゲームのルールを説明しますね」「これから、3分以内に、私の良いところを10か所言ってください」
エーメル「なんですか、そのゲーム!?」
カタリーナ「これだけで、チケットが貰えちゃうんですよ? 簡単すぎて笑っちゃいますよね」
エーメル「か、簡単かなぁ…?」
カタリーナ「では、スタート」
エーメル「いきなり!?」「え、ええと…!」
カタリーナ「どんどん言わないと、時間が無くなっちゃいますよ?」
エーメル「あ、焦らせないでください!」
カタリーナ「はい、30秒経過」
エーメル「良いところ、良いところ…」
カタリーナ「もうすぐ、1分経っちゃいますよ?」
エーメル「う、ううんと…」
カタリーナ「………」「…もしかして、私って良いところない感じですかね?」
フローリア「自分で出したお題で、傷つかないでくださる?」
エーメル「フ、フローリア先輩、助けてください…」
フローリア「そうね…。射撃は上手かしら」
カタリーナ「はい、1つ」
フローリア「空気を軽くするのは得意よね?」
カタリーナ「2つー」
フローリア「あとは、やると決めたら、最後までちゃんとやり通すところかしら」
カタリーナ「3つー。スラスラ出てきますね。もしかして、私のこと好きなんですか?」
フローリア「どうして、そうなりますの!?」
エーメル「フローリア先輩、あと7つですよ!」
フローリア「貴女も考えなさいな!」
エーメル「あ、そうだ! 胸が大きい!」
カタリーナ「…まぁ、人によってはいいかもですね」
フローリア「…正直、大きいと邪魔ですわよ?」
カタリーナ「エーメルさんくらいが、動きやすくていいですよね」
フローリア「そうですわね。操縦には向いてますわよね」
エーメル「う、うわ~ん!」
フローリア「なんで、泣いてますの?」
カタリーナ「はい、終了ー。チャレンジ失敗です」
エーメル「傷を負っただけで終わってしまった…」
フローリア「結局、私様しか答えていませんでしたわね…」
カタリーナ「まあ、努力賞ってことでこのチケットはあげちゃいましょう」
エーメル「本当ですか!?」
カタリーナ「ゴミになるよりは、誰かに使ってもらった方がいいかと」「というわけで、誰かと行ってきたらいいと思いますよ?」
エーメル「カタリーナさんって、実はいい人だったんですね…」
カタリーナ「今頃、気付いたんですか?」
〔歩み寄る足音〕
オリーヴ「お疲れ様です」
エーメル「オリーブ先輩!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
エーメル「あ、あの…」
オリーヴ「うん? どうしたの?」
エーメル「ボクと一緒に出掛けてください!」
オリーヴ「あ、そのチケット」
エーメル「お願いします!」
オリーヴ「ごめんね、その日、訓練になっちゃったんだ」
エーメル「えっ?」
オリーヴ「カタリーナさんにも誘われたんだけどね。だから、別の誰かと行ってきて」
エーメル「あ、あれ…?」
オリーヴ「カタリーナさん、もう訓練の時間ですよ」
カタリーナ「あら、もうそんな時間でしたか。では手を繋いでいきましょう」
オリーヴ「手は繋がないでいいんじゃないですかね…?」
〔歩き去る足音〕
エーメル「………」
フローリア「カタリーナさんが訓練だったら、普通そうなりますわよね」
エーメル「ボクの努力はいったい…」
フローリア「頑張ったのは、私様な気もしますけど」
エーメル「…あの、フローリア先輩」
フローリア「どうしましたの?」
エーメル「ボクと一緒に行きませんか?」
フローリア「そうですわね。まあ、たまにはこういう場所に行くのも悪くないかもしれませんわね」
エーメル「うっ、うう…」
フローリア「…人を誘っておいて、泣くのはやめていただけるかしら?」
【シナリオデモ終了】
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