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ハインヘルム(オリーヴ機)/オリーヴ・オペール(チョコ2017冬)
その甘さは感謝の気持ち

火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。

そんなソリスにも、
バレンタインはやってくる。

日頃、お世話になっている人たちに
感謝の気持ちを贈るべく、
とある計画をしているオリーヴ。

彼女はその計画を、
アヤメ、ベルタ、カタリーナの3人に
打ち明けるのだが…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ「今日もこれから訓練ですか…。本当にダルいですね、ほんダルですよ…」
ベルタ「訓練が嫌いって、お前はここになにをしに来ているのだ…」
カタリーナ「嫌いとは言ってないじゃないですか。ダルいだけで」
ベルタ「同じだろそれは!」
アヤメ「いつまでも喋ってないで、早く食事をすませてください」
カタリーナ「はーい、ママ」
アヤメ「…誰がママですか」
オリーヴ「皆さん、私から提案があります!」
ベルタ「どうした突然?」
カタリーナ「今日の訓練をみんなでサボろうってことですね。がってん!」
オリーヴ「いえ、全然違います…」
カタリーナ「ほへ~?」
オリーヴ「もうすぐ、バレンタインじゃないですか。ですから、日頃の感謝の気持ちを込めて、皆さんに私たちからチョコを贈りませんか?」
カタリーナ「却下でーす」
ベルタ「却下だな」
アヤメ「却下です」
オリーヴ「なんでですか!?」
カタリーナ「そんなの決まってるじゃないですか。面倒くさいからですよ」
ベルタ「その理由はお前だけだ…」
オリーヴ「じゃあ、なんで却下なんです?」
ベルア「確かに我らはここの人間に世話になっている。だから、それを返すのも否定はしない。だが、チョコを贈ることが本当に感謝なのか?」「我等はあくまでパイロットだ。真面目に訓練をして技術を上げる。それこそが本当の感謝なのではないだろうか」
アアメ「ベルタに同意です。私達の目的を考えれば、それしか返す方法はありません」
オリーヴ「ぐうの音も出ないほどの正論です…」
カタリーナ「つまり、チョコを贈れば、真面目に訓練をしなくてもいいってことですか?」
ベルタ「誰もそんな話はしていないだろが! といか、真面目に訓練をしろ!」
アヤメ「そろそろ時間です。格納庫へと向かいましょう」
オリーヴ「はい…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ「訓練お疲れ様でした」
ベルタ「クゥ~クックックッ! 今日も我の技が冴えまくる、素晴らしい訓練だったな!」
カタリーナ「ああ、あれ技だったんですか? 私はてっきり暴れ回っているのかと」
ベルタ「なんだと!? どこからどう見ても、必殺技に決まっているだろうが!」
アヤメ「やれやれ…」
オリーヴ(皆さんには却下されちゃいましたけど、別にみんなでやらないといけないなんてルールはないですもんね)(こうなったら、私が作って…)
〔歩み寄る足音〕
メカニック「お疲れさん。今日もまた随分と派手にやったな」
アヤメ「すみません。もう少し加減するように言ったのですが…」
メカニック「なに、気にすることはないさ。機体が壊れないように気にし過ぎて、ちゃんと訓練ができないようじゃ本末転倒だ」「ちゃんと俺たちが直しといてやるから、気兼ねなくじゃんじゃん訓練してくんな」
カタリーナ「それではお言葉に甘えて、次はベルタ機の腕ぐらいはもぎとっておきますかね?」
ベルタ「ふざけるな! お前の機体など、真っ二つにしてくれるわ!」
メカニック「いや、さすがに壊すのは勘弁してくれよ…」
ベルタ「ふっ! 命拾いしたなカタリーナ!」
カタリーナ「果たしてどっちがですかね?」
オリーヴ「もー! ふたりとも、ケンカはダメですよ!」
メカニック「ほらほら、お前たちは部屋に戻って休め。あとは俺たちの番だ」
〔歩き去る足音〕
アヤメ「私たちが終わった後も、メカニックの方々はお仕事をしてくれているのですよね」
ベルタ「そうだな…」
オリーヴ「だから、少しくらい過剰に感謝しても…」
カタリーナ「では、部屋に戻って休むとしましょう!」
オリーヴ「ええ~!? いまの流れからそうなりますか!?」
アヤメ「さすがに空気を読んでください…」
カタリーナ「冗談ですよ冗談。まあ、たまにはいいですかね」
オリーヴ「ありがとうございます!」「それじゃあ、皆さんで頑張りましょう! えいえい…」
アヤメ「はい」
ベルタ「我が腕前、とくと見せてやるわ!」
カタリーナ「がんばりまーす」
オリーヴ「おー! ってみんな、バラバラじゃないですか!」
アヤメ「…先が思いやられますね」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

アヤメ「…確かにチョコレートを作ることは了承しました」「けど、なにも私の部屋で、チョコレートを作ることはないじゃないですか!」
オリーヴ「だって、食堂で造ったらバレちゃいますから」
カタリーナ「その通りですよ。さてとベッドに寝転がりながら、おせんべいを食べよーっと」
アヤメ「なにしてるんですか、カタリーナ!」
ベルタ「クゥ~クックックッ! この部屋に怪しいモノがないか、我が探索してやろう」
アヤメ「ベルタ! 部屋を漁らないでください!」
オリーヴ「コラ~!」
ベルタ「はわっ!? な、なんだ、オリーヴ!?」
オリーヴ「遊んでちゃダメじゃないですか! 私たちはチョコを作るために集まったんですから!」
カタリーナ「そうですよ、ベルタ。ちゃんとしてください」
オリーヴ「カタリーナさんもです! といか、ベッドの上でおせんべいを食べちゃダメです!」
カタリーナ「むーん」
オリーヴ「いつも皆さんに頑張ってもらってるんです。今日は私たちが頑張りましょう」
カタリーナ「私たちも、いつも頑張っていますよね?」
ベルタ「…余計な横やりをいれて、話の腰を折るのをやめろ…」
アヤメ「私も一生懸命、頑張ります」
ベルタ「………」
カタリーナ「………」
アヤメ「…なぜ、無言になるのですか?」
オリーヴ「が、頑張りましょうね!」
ベルタ「カタリーナ、お前がアヤメの作ったモノの味見をしろ」
カタリーナ「いやいや、冥王であるベルアに任せますよ。死んでも大丈夫でしょ?」
アヤメ「私だって…チョコくらい…」
オリーヴ「大丈夫です! 大丈夫ですから、一緒に作りましょう!」
アヤメ「…はい」
オリーヴ「それでは訓練の時間まで、ガンガン作っちゃいますよ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ「訓練とチョコ作成の繰り返し…。食堂を切り盛りした時を思い出すような忙しさですね、ぱくりんちょ」
オリーヴ「ダメですよ、つまみ食いしちゃ!」
カタリーナ「味見ですよ、味見。普段お世話になってる人に変なモノは食べさせられませんからね」
アヤメ「なぜ、私を見ているのですか…?」
カタリーナ「気のせいじゃないですか? ぱくりんちょ」
オリーヴ「だから、食べちゃダメですってば!」
アヤメ「まったく、カタリーナは…。手伝わないならまだしも、邪魔までするとは…」
カタリーナ「いやいや、作ってはいますよ。食べてもいるだけで」
オリーヴ「食べないでください!」
アヤメ「まあいいです。こちらはもうすぐで完成です。あとはこのカレー粉を…」
オリーヴ「ストップ、ストップ! アヤメさん待ってください!」
アヤメ「む?」
オリーヴ「なんで、カレー粉なんて入れようとしてるんですか!?」
アヤメ「美味しいではないですか、カレー」
オリーヴ「いやいや、美味しいですけど、チョコにカレー味はおかしいですよね!?」
アヤメ「私は甘さと辛さの相反するハーモニーがとてつもない美味しさを引き出すのではないかと想像しているのです」
オリーヴ「想像してるだけなんですか!?」
アヤメ「まさに、味の一撃必殺です!」
ベルタ「殺してどうする…」「やはりオリーヴに手を貸せるのは、我だけであったか」「だが、安心しろオリーヴ。我がいれば百人力よ!}
オリーヴ「…お願いします、ベルタさん」
ベルタ「うむ、任された!」「我の冥王チョコも、コウモリの羽とカエルの目玉、それにネズミの尻尾を入れれば完成だ!」
オリーヴ「ええ~!? ちょっとなに作ってるんですか!?」
ベルタ「冥王クッキングがひとつ、血呼声霊斗だッ!」
オリーヴ「普通のチョコを作ってくださ~い!」
ベルタ「まあ、食べてみろ。美味しさのあまり、ほっぺたがそげ落ちるぞ!」
カタリーナ「それ、大変なことになってるんじゃないですか?」
アヤメ「絶対に食べたくないですね…」
ベルタ「ええい! いいから食べてみるがよい!」
オリーヴ「むぐー!?」
カタリーナ「あーあ、食べさせられちゃいましたね。これはほっぺたがそげ落ちちゃいますよ」
オリーヴ「お…おお…」
アヤメ「だ、大丈夫ですか、オリーヴさん!?」
オリーヴ「おお…お…」
カタリーナ「もしかして、ゾンビ化してますか?」
オリーヴ「お…お…美味しいッ! スゴく美味しいですよこれ!?」
カタリーナ「あら、本当ですね」
アヤメ「美味しい…美味しいです。これはいくつでも食べられますよ」
ベルタ「クゥ~クックックッ! これが、我が実力だ! 思い知ったか!」
オリーヴ「はい、思い知りました!」
ベルタ「待て待て、美味しいからといって食べ過ぎだ」
カタリーナ「もぐもぐ」
カタリーナ「いやいや、そんなに食べたらなくなるだろうが…」
アヤメ「はぐはぐ」
ベルタ「もう食べるな! このバカ! バカァァァァ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ「冷蔵庫も借りましたし、あとは固まるのを待つばかりですね」
カタリーナ「ベルタがのんびりしているせいで、随分と時間が経っちゃいましたね」
ベルタ「お前が我のチョコを食べたせいだろうが! 何回作ったと思ってるんだ!」
カタリーナ「チョコとは食べられるもの。なくなるのは自然の摂理ですよ?」
ベルタ「うるさい! バカ!」
アヤメ「バレンタインには間に合ったのだから、いいではないですか」
オリーヴ「そうですね。みなさんが喜んでくれるといいですけど」
アヤメ「頑張って作ったのです。きっと喜んでくれるでしょう」
カタリーナ「それにしても。すんすん…」
オリーヴ「きゃ!? なんで私の匂いを嗅いでるんですか!?」
カタリーナ「なんか、チョコの匂いが身体に染みついちゃってないですか?」
ベルタ「すんすん…。言われて見れば確かに」
オリーヴ「だから、なんで私で確認するんですか!」
アヤメ「室内で作っていましたからね。匂いがついてしまうのも致し方ないかと」
カタリーナ「オリーヴさん、なんだか美味しそうな匂いがしますね…」
オリーヴ「私じゃないです! チョコですから!」
カタリーナ「ちょっと味見させてくれませんかね?」
オリーヴ「私を食べないでくださ~い!」
ベルタ「いい加減にしておけ。あまりやり過ぎていると、そのうちセクハラで訴えられるぞ」
カタリーナ「ない王は溜まっていてくださいね?」
ベルタ「誰が、ない王だ!」
アヤメ「はいはい、ここは食堂ですよ。暴れないでください」
カタリーナ「はーい、ママ」
アヤメ「いやですから…」
オリーヴ「さてと、そろそろ訓練に行きましょうか」
ベルタ「そうだな」
カタリーナ「はいは~い」
アヤメ「今日の訓練も頑張りましょう」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

メカニック「のんびりやってんなよ! 次の訓練までにさっさと修理しちまうぞ!」
男「ういーっす」
オリーヴ「あの…ちょっといいですか?」
メカニック「おお、どうしたんだ? 今日の訓練はもうないはずだろ?」
オリーヴ「訓練のことじゃなくてですね…」
メカニック「ん…?」
オリーヴ「ええと…」
ベルタ「なにを恥ずかしがっておるんだ、お前は! もう我に貸せ!」「お前たちのためにチョコを作ってきてやったぞ! ありがたく食すが良い!」
メカニック「チョコ!? チョコってあのチョコか!?」
アヤメ「たぶん、そのチョコです」
メカニック「ヤロウども! お嬢ちゃんたちがチョコの差し入れをくれたぞ!」
〔勝どき〕
男「うおおおおおおお!」
男「チョコ! チョコ! バレンタイン! バレンタイン!」
カタリーナ「なんかスゴいことになってますね」
オリーヴ「お口に合うといいんですけど…」
メカニック「ありがとうな。こんなモノもらっちまったら、疲れも吹っ飛んじまうよ」
アヤメ「こちらこそ、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね」
メカニック「ったく、気にしなくていいのによ」
カタリーナ「オリーヴさんは、そういうのを気にしちゃう人なんですよ」
ベルタ「その通り、発案者はオリーヴだ。感謝するなら、オリーヴにするのだな」
オリーヴ「みんなで作ったんですから、私に感謝しなくても…!」
アヤメ「いいではないですか」
メカニック「それじゃ感謝を込めて、お嬢ちゃんのハインヘルムにドリルを付けてやろうかな!」
オリーヴ「あっ、それはいいです…」
メカニック「うん…。冗談だったけど、本当にいらなそうだな…」
アヤメ「では、私たちはこれで」
カタリーナ「他にも行く場所がありますしね」
オリーヴ「私たちのハインヘルムをよろしくお願いします」
メカニック「おうよ、任せておきな!」
ベルタ「さあ次の目的地を目指して、いざ往かん!」
〔歩き去る足音〕
〔走り寄る足音〕

オリーヴ「すみません、忘れてました!」「どこを見てるんですか? あなたですよ、あなた」「はい、私たちからのバレンタインのチョコです」「これからも、よろしくお願いします」
ベルタ「おーい、オリーヴ。早くしないと行ってしまうぞ」
オリーヴ「はーい! いま行きまーす!」「それじゃあ、また今度♪」
【シナリオエンドデモ終了】


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