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ハインヘルム(オリーヴ機)/オリーヴ・オペール
オリーヴがんばります!

火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。

その組織へと入団したオリーヴは、
とある無人島に建てられた訓練施設で、
量産型機動兵器ハインヘルムを使いこなすべく、
特訓の日々を送っていた。

そこで出会った3人の仲間たち、
アヤメ、ベルタ、カタリーナ。

彼女たちとの出会いは、
オリーヴに様々な刺激を与えることとなるが、
同時に自身の未熟さを思い知らされていた…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ「はぁ…」
カタリーナ「どうしたんですか、大きな溜め息をついて。靴下を片方なくしちゃったとか?」
アヤメ「カタリーナではないのですから、そんなことするはずがないでしょうが」
カタリーナ「私は片方なくすなんてしませんよ?」
ベルタ「嘘をつけ。お前は絶対になくすタイプだ」
カタリーナ「本当ですって。片方じゃなくて両方なくなっちゃいますもん」
アヤメ「カタリーナ…。少しは部屋を片付ける努力をしてください」
カタリーナ「ほへ~?」
アヤメ「ほへ~じゃありません。カタリーナの部屋は散らかりすぎです。あれでは物がなくなるのも…」
オリーヴ「はぁぁぁ…」
ベルタ「これは、だいぶ重症のようだな」
アヤメ「オリーヴさん。余計なお世話かもしれませんが、なにか悩んでいるのでしたら相談してください」
オリーヴ「え…? あ、皆さん、おはようございます…」
ベルタ「存在にすら気付いてなかったのか…」
カタリーナ「靴下から一緒に探してあげますから、一緒にオリーヴさんの部屋に行きましょう」
オリーヴ「えっ、靴下?」
アヤメ「靴下の話はどうでもいいです。なにか悩みごとですか?」
オリーヴ「悩んでいるというか…。なかなかハインヘルムを上手く操縦できなくて…」
アヤメ「なるほど。それで悩んでいるのですね。ですが技術は一朝一夕では身につきません。焦らずに地道にやればよいかと」
オリーヴ「でも、それじゃあ私、みなさんのお役に立ってないじゃないですか」
カタリーナ「そんなことないですよ?」
ベルタ「うむ、カタリーナの言う通りだ」
カタリーナ「具体的には思い付かないですけど」
オリーヴ「やっぱり役に立ってないじゃないですか! だから、私は…!」
ベルタ「クゥ~クックックッ! 皆まで言うな、オリーヴ」「つまりお前は、強くなりたいのであろう?」
オリーヴ「そうです、その通りです!」
ベルタ「ならば、この冥王13柱がひとり、ベルタ・ベルンシュタインが、お前にとっておきの秘技を伝授してやろう!」
アヤメ「また始まりましたか…」
オリーヴ「ありがとうございます!」
カタリーナ「そして、やるんですね」
ベルタ「良い返事だ。だが、生半可な気持ちでは秘技の体得はおろか、生命を失うことになるぞ」「それでもやると言うのか?」
オリーヴ「もちろんです! 皆さんの足手まといには、なりたくありませんから!」
ベルタ「ならば、ついて来るがいい!」
オリーヴ「はい!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベルタ「この冥王が一撃、とくと受けてみるが良い!」「冥府三悪、轟ォォォ雷ッ斬ァァァンッ!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

オリーヴ「凄い…。凄いですよ、ベルタさん!」
ベルタ「フン、まぁざっとこんなものだな」
カタリーナ「ものすごいドヤ顔ですけど、スゴかったですか?」
アヤメ「ただ、武器を振るっただけですね」
ベルタ「さあ、オリーヴ。お前もやってみろ」
オリーヴ「わかりました、頑張ります!」
ベルタ「うむ、頑張るがよい!」
オリーヴ「ええと、確か…」「メイフサンアク、ゴウライザン!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ「ちがぁぁぁう!」
オリーヴ「わわわっ、すみません! どこが間違っていましたか?」
ベルタ「そんな棒読みで、敵が倒せるか! もっと言葉に気合を込めろ!」
オリーヴ「え、そこですか…?」
ベルタ「なんだ、なにか文句があるのか?」
オリーヴ「いえいえ! もう一度、いきます!」「冥府三悪、轟雷斬!」
ベルタ「全然なっていない! 轟雷斬ではなく、轟ォォォ雷ッ斬ァァァンッ! だ!」
オリーヴ「轟ォォ雷ッ…」
ベルタ「轟の伸ばしが短い! やり直し!」
カタリーナ「これで強くなれるんですかね?」
アヤメ「なれるわけないでしょうが。仕方ありません。明日は私が教官役になります」
オリーヴ「轟ォォォォォ雷ッ…」
ベルタ「今度は長すぎる! 轟ォォォ雷ッ斬ァァァン! だ!」
オリーヴ「はい!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

アヤメ「ベルタでは駄目だったので、今日は私が教官役を務めます」
ベルタ「駄目だったとは、どういうことだ!」
カタリーナ「はいはーい。今日は大人しくしていましょうね」
オリーヴ「わかりました、教官!」
アヤメ「いえ、教官役というだけで、別に教官と呼ばなくて結構です」
オリーヴ「ん…?」
アヤメ「…続けますが、必殺技うんぬんよりも、オリーヴさんに必要なのは基礎技術です」「攻撃、防御、移動。この3点を基本軸に…」
カタリーナ「普通に基礎技術を教えてますね」
ベルア「あんなものを教えて、なんになる。実戦の戦場で使えることなど、雀の涙ほどもないぞ」「それよりも、必殺技をだな…」
カタリーナ「必殺技よりは基礎技術を学んだ方が、いいとは思いますけどね」
ベルタ「なに! カタリーナはアヤメの味方なのか!?」
カタリーナ「味方というか、常識の問題ですけどね」
ベルタ「くッ! カタリーナに常識を語られるとは…。なんという敗北感!」
カタリーナ「ええー?」
アヤメ「…というわけです。理解できましたか?」
オリーヴ「大丈夫です。バッチリとメモもとりました!」
アヤメ「とにもかくにも、冷静に対処し、味方との連携で敵を追い込む。これが基本です」
オリーヴ「はい、教官!」
アヤメ「いえ、だから教官では…。まあいいですけど」「それでは、訓練を開始します。準備はよろしいですか」
オリーヴ「はい、いつでも大丈夫です!」
アヤメ「ベルタとカタリーナお願いします」
カタリーナ「はいはーい」
ベルタ「クゥ~クックックッ! 任せておくがいい!」
アヤメ「では、始めてください」
オリーヴ「オリーヴ・オペール、いきます!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「なんとか、倒せた…」
アヤメ「安心するのは、まだ早いですよ。敵は全滅したわけではありません。常に注意を怠らないようにしてください」
オリーヴ「は、はい!」
ベルタ「オリーヴ、我の射線上に立っているぞ」
オリーヴ「わわわっ!?」
アヤメ「………」
オリーヴ(ああ、アヤメさんが怒ってる…。もっとしっかりしないと)
カタリーナ「落ち着いてくださいね。まずは、近い敵からバンバンしちゃいましょう」
オリーヴ「わ、わかりました!」
〔光弾の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

アヤメ「………」
オリーヴ「あ、あれ…? 狙うのはこっちじゃなかった感じ、ですか…?
アヤメ「………」
オリーヴ「怒ってる…。アヤメさんが怒ってる…」
ベルタ「落ち着けと言ってるだろうが、アヤメは別に怒ってなどいない」
カタリーナ「ベルタの言う通りですよ。彼女はただ、自分が戦いたいだけです」
オリーヴ「へっ…?」
ベルタ「奴は根っからのバトルマニアだからな。戦いという衝動を抑えることが、できなくなったのだろう」
オリーヴ「あんなに冷静なアヤメさんが…」
アヤメ「はぁ…はぁ…」
オリーヴ「なんか、ハァハァしてる!?」
ベルタ「ヘンタイだな」
カタリーナ「ヘンタイですね」
ベルタ「見るに堪えん。もういい、お前も訓練に参加しろ」
アヤメ「ですが、私は教官役を…」
オリーヴ「アヤメさんの動きを見るのも、充分に訓練になると思いますし…」
アヤメ「…! そ、そうですね! では、私の動きを見ていてください!」
〔バーニアの噴射音〕
カタリーナ「スゴくいい笑顔で飛んでいきましたね」
ベルタ「アヤメが戦闘に関することを教えるのは無理があるな」
オリーヴ「ははは…」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ「今日は私が、オリーヴさんの先生になりますね」
オリーヴ「はい、よろしくお願いします」
ベルタ「これは間違いなく失敗するな」
アヤメ「ええ、絶対に失敗するでしょうね」
カタリーナ「うるさいですよ、ふたりとも」
オリーヴ「カタリーナさんって、操縦がとても上手なんですよね?」
アヤメ「そこは否定しません。カタリーナは私たち3人の中で、トップの成績を修めていますから」
ベルタ「操縦技術だけはな」「しかし、カタリーナよ。お前が人にモノを教えるなど、到底できるとは思えないのだが…」
カタリーナ「確かにやったことはありませんけど、頑張りますよ」
オリーヴ「私も頑張って理解します!」
カタリーナ「では近接戦のやり方から説明しますね」「まずは、ドシューンと相手に近付きます。するとシュババッと相手は動きますから、すかさずドゥルンチョと…」
オリーヴ「ちょ、ちょっと待ってください!」
カタリーナ「ほへ~? ちょっと難しかったですか?」
オリーヴ「私にはかなり難解だったのですが、まずドシューンというのは、どういう動きなのでしょうか…?」
カタリーナ「ああ、そうですよね。いきなりドシューンって言われても、困っちゃいますよね」
オリーヴ「すみません。まだ操縦に慣れていないもので」
カタリーナ「気にする必要はありませんよ。最初は誰だって素人なんですから」「では、簡単に説明しますが、ドシューンというのはギュルルっと動いた後に、ジャジャーンとフェイントをかけて…」
オリーヴ「ギュルルでジャジャーン…」
カタリーナ「相手がスコルピオって来た場合は、ジョリンコーって動かないといけないので、そこが難しいところなんですけどね」
ベルタ「何を言っているのか理解できるか?」
アヤメ「生憎と地球外の言語には、明るくないもので」
カタリーナ「…つまり、ドシュシュっと攻撃をしながら、ジャスンジャスンする感じでいけると思います」
オリーヴ「ドシュシュでジャスンジャスン…」
カタリーナ「では、いってみましょうか」
オリーヴ「は、はい…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ「お疲れ様でした。ザルザルっとしてて、なかなかいい感じでしたね」
オリーヴ「いい感じだったんでしょうか…?」
カタリーナ「はい、良かったですよ」
アヤメ「納得できていない様子ですね」
ベルタ「あの指示で褒められても、納得できるわけがあるまい…」
オリーヴ「皆さんに色々と教えてもらいましたけど、私、強くなれたんでしょうか?」
アヤメ「………」
ベルタ「………」
カタリーナ「………」
オリーヴ「ええ!?」
ベルタ「まあ、自分で考えてやるのも、大事だということだな」
オリーヴ「今日までの訓練はなんだったんですか!?」
アヤメ「千里の道も一歩から。やはり、日々鍛錬を欠かさないことが、最も重要なことではないかと」
オリーヴ「つまり、一歩は進んでるんですよね?」
アヤメ「………」
ベルタ「………」
カタリーナ「さて、日も暮れそうですし戻りましょうか」
オリーヴ「誤魔化さないでください~!」
カタリーナ「今日の晩ご飯はなんですかね?」
ベルタ「クゥ~クックックッ! 我はハンバーグを所望するぞ!」
アヤメ「子供ですか、あなたは…」
ベルタ「なんだと!? 美味しいだろ、ハンバーグ!」
オリーヴ「もー! 私、もっともっと頑張ります!」
【シナリオエンドデモ終了】


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