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ハインヘルム改強火型(グーニラ機)/グーニラ・グレーナー(私服)
ハインヘルム改強防型型(エーメル機)/エーメル・エルキン(私服)
おもてなしの下準備

火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。

とある事情から、
ゲネラシオン・ブルが有するIFOチーム、
『チーム・パイドパイパー』が
ソリスの施設にやって来ることになる。

そのパイロットたちをもてなすべく、
上層部はエーメルとグーニラを選出するが…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

エーメル(私服)「おもてなしかぁ…」
グーニラ「どうしたんだい、エーメル君? 憂鬱そうにため息なんてついちゃって」
エーメル(私服)「ゲネラシオン・ブルの人をもてなすようにって偉い人に言われてたじゃないですか?」「ボク、そういうのやったことないから、どうしたらいいのかなって」
グーニラ「そんなに難しく考える必要はないよ。大切なのは、気持ちなんだからね」
エーメル(私服)「気持ち、ですか?」
グーニラ「そうだよ。相手に楽しんでもらおうていう、最大限のサービス精神」「それが、もてなしの心ってやつさ」
エーメル(私服)「へぇ…」
グーニラ「うん、なぜ驚いた顔をしているんだい?」
エーメル(私服)「いや、博士もまともなこと言うんだなって…」
グーニラ「どういう意味だい、それ!?」
エーメル(私服)「なんだか、大人みたいでした」
グーニラ「そもそも大人だよ、私は!」
エーメル(私服)「そういえば、そうでしたね」
グーニラ「まったく…。あんまり私をぞんざいに扱うと、コックピットを吹き飛ばしちゃうからね?」
エーメル(私服)「怖っ!? それ死んじゃうじゃないですか!」
グーニラ「大丈夫大丈夫。死なな程度に爆破させるから」
エーメル(私服)「死なないだけで、死にかけてますよね、それ!?」
グーニラ「そうなりたくなかったら、私を大切に扱うといいよ」
エーメル(私服)「そういうところが、子供なんだよなぁ」
グーニラ「なにか言ったかい?」
エーメル(私服)「いいえ、なにも)
グーニラ「よし完成っと。では、行くとしようかな」
エーメル(私服)「行くってどこにですか?」
グーニラ「おもてなしの下準備にだよ」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ「…私はもう駄目です」
オリーヴ「だ、大丈夫ですか!?」
カタリーナ「大丈夫じゃないです。こんな訓練を、毎日続けられるわけがありません」
ベルタ「そうか? 我はだいぶ慣れてきたぞ?」
アヤメ「私も以前よりは余裕があります。これも訓練の成果かと」
カタリーナ「………」「もう駄目です~。オリーヴさんに膝枕してもらわないと、頑張れません~」
ベルタ「元気そうだから放っておいていいぞ、オリーヴ」
カタリーナ「私を癒やしてください~」
エーメル(私服)「…なにやってるんですか、カタリーナさん?」
オリーヴ「あれ、エーメルちゃん?」
グーニラ「やっほー。私もやって来たよ」
オリーヴ「グーニラ博士まで? どうしたんですか、いったい?」
グーニラ「実は、オリーヴ君に膝枕をしてもらおうと思ってね」
オリーヴ「えっ?」
エーメル(私服)「…博士?」
カタリーナ「怨怨怨怨…」
グーニラ「冗談だよ、冗談。てか、エーメル君とカタリーナ君、目つきが怖すぎるからね…」
ベルタ「で、なにをしに来たのだ?」
グーニラ「今度、ゲネラシオン・ブルの人たちが、この施設に来るって話は聞いているかな?」
アヤメ「そういえば、そんな話を耳にしたような」
グーニラ「聞いているなら話が早い。そのおもてなしを私とエーメル組んで、することになったのだよ」
カタリーナ「明らかな人選ミスでは?」
グーニラ「そんなことないよ! ピッタシカンカンさ!」
エーメル(私服)「はぁ…」
グーニラ「それでだ、そのおもてなしを君たち4人にも手伝ってもらおうと思って、ここを訪ねたというわけなのさ」
カタリーナ「めんどくせー」
エーメル(私服)「本音がダダ漏れですよ?」
カタリーナ「違うんですよ。私はただおもてなしををするのが、面倒だと言ってるだけなんです」
エーメル(私服)「なにも違わなかったですね」
グーニラ「というわけで、これ企画書ね」
アヤメ「企画書?」
グーニラ「私の溢れんばかりのおもてなしアイディアを纏めたものだよ。是非、目を通してみてくれ」
ベルタ「この量に目を通すとか、どれだけ時間がかかるんだ…?」
グーニラ「いいからいいから。さあ、ずずいっと読んでくれたまえ!」

グーニラ「みんな読み終わったようだね。どうだった、私のアイディアは?」
オリーヴ「え、えぇと…」
ベルタ「博士、一言だけ言わせてくれ」
グーニラ「どうぞどうぞ」
ベルタ「これを実行したら、絶対に怒られるぞ」
グーニラ「ええ、そうかな? エーメル君もそう思う?」
エーメル(私服)「間違いなく怒られると思います」
グーニラ「えー、そうなちゃう? でもなあ、怒られてもいいか」
アヤメ「いいんですね…」
グーニラ「私は絶対にクビにならないからね!」
カタリーナ「この人、本当にたちが悪いですね?」
ベルタ「お前が言うな」
グーニラ「私の企画は完璧なんだけどさ、もうちょいアイディアが欲しいんだよね、なんか、いい感じのないかな?」
カタリーナ「これをやめるっていうのは、どうですかね?」
グーニラ「却下」
カタリーナ「否定早いなー」
エーメル(私服)「あの…」
グーニラ「お、どうしたどうした?」
エーメル(私服)「「ボクに、ひとつアイディアがあるんですけど…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

グーニラ「ほう! では、そのアイディアを聞かせてもらおうか!」
エーメル(私服)「オリーヴ先輩が、おもてなしをするんです!」
グーニラ「え…?」「えぇと…ちょっと待ってくれ、エーメル君。なぜにオリーヴ君が?」
エーメル(私服)「博士、言いましたよね。おもてなしとは、最大限のサービス精神だって」「だったらオリーヴ先輩以外、いませんよ!」
カタリーナ「………」
ベルア「お、おい、カタリーナがいまだかつてないほど、険しい顔つきをしているぞ!」
アヤメ「落ち着いてください、カタリーナ! ケンカはよくありません!」
カタリーナ「………」
ベルタ「ま、待て、早まるな!」
〔構える音〕
カタリーナ「やりますね」
エーメル「ボクが言おうとしていることがわかるなんて、さすがはカタリーナさんです」
ベルタ「固い握手を交わしたぁぁぁぁ!」
アヤメ「まるで互いの健闘をたたえ合う、ライバルのようです」
オリーヴ「あの、私の意見は…?」
エーメル(私服)「オリーヴ先輩におもてなしをされて嬉しくない人間なんて、この世にいるはずがありません!」
カタリーナ「まったくその通りです」
エーメル(私服)「つまり、オリーヴ先輩のおもてなし、これこそが最大のサービスなんです!」
〔拍手〕
カタリーナ「ブラボー」
グーニラ「いやいや、趣旨が変わっちゃってるよね? 私と君がおもてなしをするって話はどこに?」
エーメル(私服)「博士、そんな小さな問題、どうでもいいじゃないですか」
グーニラ「小さくないよね!?」
エーメル(私服)「ボクは小さな広場で待ち合わせをして、そこからショッピングを楽しみ、お昼にイタリアンなんていいんじゃないかなって」
グーニラ「この施設から完全に外に出てるよね!?」
カタリーナ「なにを言ってるんですか。室内プールに決まっています」「溢れんばかりの笑顔ではしゃぐ、オリーヴさん。浮き輪に乗って私に手を振るオリーヴさん。潤んだ瞳で私を見上げてくる、オリーヴさん…」
グーニラ「だから、外だよねそれも!?」
エーメル(私服)「はぐれないようにって手を握ってくれて…。ボクは物凄く戸惑っちゃうんだけど、オリーヴ先輩の手もちょっと震えてて…」
グーニラ「おーい、戻ってきなさーい」
カタリーナ「今日、遅くなるって言ってあるんだ…」「そ、それってつまり…」「だから、ね?」「結婚しましょう、オリーヴさん!」
グーニラ「ひとり芝居はいいから現実を見なさい」
ベルタ「どうするんだ、これ…? 収集がつかんぞ」
オリーヴ「あはははは…」
エーメル(私服)「オリーヴ先輩! ボクとおもてなしの予行練習をしてください!」
カタリーナ「いいえ、私と幸せな家庭を築きましょう」
オリーヴ「いや、えぇと…」
グーニラ「オリーヴ君、ふたりは君に任せた。我々は私の企画を完璧にするとしよう」
アヤメ「それはそれで大変な作業ですね…」
ベルタ「まあ、向こうの相手をするよりはマシだ」
エーメル(私服)「オリーヴ先輩!」
カタリーナ「どっちを選ぶんですか?」
オリーヴ「そんなこと言われても、困ります~!」
【シナリオデモ終了】


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