ページェント/スカーレットキス
フィラメントの輝き
綺羅星十字団、第5隊フィラメント代表、
スカーレットキスこと、シナダ・ベニオ。
彼女は、積年の目標であった
失ったシルシを取り戻すことに成功したが、
それによって自分自身のやるべきことを
見失っていたのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ベニオ「………」
ジョージ「どうしたんだ、そんな難しい顔して」
ベニオ「あ、いたんだジョージ」
ジョージ「いたんだって、お前が誘うからついてきたんだろうが……」
ベニオ「冗談よ、冗談」
ジョージ「それで、なにがあったんだ?」
ベニオ「なんにもないよ。なんにも無くなっちゃったって感じかも」
ジョージ「綺羅星のことか?」
ベニオ「うん。あたしたちも目的は達成されて、ゼロ時間の封印も解かれた」「でも、なんかあたしが思い描いていたモノと違ってさ。もちろん、いい意味でね」
ジョージ「そうだな。やることが無くなっちまったって感じかもな」「俺たちももうすぐ3年だろ? そろそろ進路のことでも考えるか」
ベニオ「進路ねぇ。なんかピンと来ないな」
ジョージ「そんなこと言ってると、すぐに夏休みになっちまうぞ。なんかやりたいこととかないのか?」
ベニオ「やりたいことか。恋とか?
ジョージ「…真面目に聞いてるんだが」
ベニオ「結構、真面目に答えてるんだけど?」
ジョージ「そうかい」
ベニオ「ごめん、ちょっと走ってくる。なんかモヤモヤした気持ち、すっきりさせたくて」
ジョージ「暗くなる前に帰って来いよ」
ベニオ「子供じゃないっての!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
〔走り寄る足音〕
ベニオ(自分の進路か。そんなの考えたこともなかったな。いや、考える暇もなかったって感じか)(来年のいまごろ、あたしはなにをしているんだろう…)
スガタ「シナダ先輩…?」
ベニオ「…! スガタ君!」
スガタ「トレーニング中ですか?」
ベニオ「いや、そういうわけじゃないんだけどね」
スガタ「…? なにかあったんですか?」
ベニオ「なんでそう思うの?」
スガタ「なんだか、いつもと雰囲気が違うから。僕でよければ相談に乗りますよ」
ベニオ「相談ってほどのことでもないんだけど、少し進路のことで悩んでてね」
スガタ「そうか、もう来年は3年ですもんね」
ベニオ「来年の自分がどうなっているかって、あんまり想像できなくてさ。スガタ君はやりたいこととかある?」
スガタ「まだどれにするかは決まっていませんが、やりたいことならいくつか」
ベニオ「そっか」
スガタ「先輩は自分の未来を考えると楽しくなりませんか?」
ベニオ「楽しい?」
スガタ「この島の呪縛から解き放たれて、存在しないと思っていた選択肢がいまは無数に現れた」「それを眺めるのは、夜空の星を見上げるようで楽しくなるんです」
ベニオ「スガタ君はいつも輝いてるね」
スガタ「先輩も輝いていますよ。僕たちは胸に輝きを秘めているんですから」
〔画面、青にフラッシュ〕
ベニオ「そっか、あたしにもシルシの輝きが…」
スガタ「先輩なら、どんな道に進んでも周りの人間を明るく照らせますよ。だから、大丈夫です」
ベニオ「ッ!?」
スガタ「それじゃあ、邪魔をしてすみませんでした」
〔歩き去る足音〕
ベニオ「明るく照らせる、か」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ジョージ「ようやく戻ってきたか」
ベニオ「待っててくれたの? 先に寮に戻ってよかったのに」
ジョージ「デートの途中で、勝手に帰るわけにもいかないだろ」
ベニオ「ばーか」
ジョージ「なんだか吹っ切れた様子だな。なにかあったのか?」
ベニオ「途中でスガタ君に会ったの」
ジョージ「それで?」
ベニオ「あたしなら、周りの人間を照らせるから大丈夫だって言われちゃった」
ジョージ「そいつは、生意気な後輩だな」
ベニオ「本当にね」「まあ、気負わないで楽しみながら自分の進むべき道を考えてみるわ」
ジョージ「そうだな、それがいい」
ベニオ「それに、そんなことで悩んでると、あいつに笑われかねないしね」
ジョージ「それじゃあ、帰るか」
ベニオ「うん」
【シナリオデモ終了】
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