キュベレイMk-II(プル機)/エルピー・プル
プルの居場所
エゥーゴとティターンズの戦いは、
エゥーゴの勝利という形で終わった…。
だが、ティターンズの全ての者が
敗北を認めたわけではなく、
そうした者たちは戦争が終結しても尚、
エゥーゴへの抵抗を続けていた…。
そうした者たちから
襲撃を受けたジュドーたちであったが、
辛くも撃退に成功した。
勢いに乗った彼らは、
ティターンズ残党の勢力を削ぐ為に、
追撃戦を開始するのであった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
プルツー「この先か。ティターンズ残党の戦艦が逃げ込んだのは…」
ルー「まったく面倒な所に逃げ込んでくれたわよ。こうデブリばかりが多くちゃ、動きづらいったらありゃしない」「ただでさえ、バカみたいな量のミノフスキー粒子を撒かれたせいで、センサーも効かなくなってるってのにさ…」
プルツー「前の戦闘であたしたちに散々、やられたからな。今は逃げるのに必死なんだろう」
ルー「まったくどこにアテがあるんだか。元連邦のエリートたちも、ああなっちゃお終いね」
プル「いいじゃない。そんな奴ら別に放っておけばさ…」
ルー「そうもいかないでしょう。追い詰められた軍隊崩れなんて、何しでかすか、分からないんだから」
プル「ふーん…。そんなのあたしの知ったことじゃないもん」
ルー「あんた、まだ拗ねてんの!? いつまでも駄々こねてないで、ちゃんと仕事をしなさいよ!」
プル「やだー! あたしはジュドーと一緒にいたいの! なのに、なんであたしだけ…!」
ルー「ダブルゼータのメンテナンスが終わってないんだから、しょうがないでしょ!」「ジュドーとも、ちゃんと仕事をするって、約束したの忘れたの!?」
プル「そんなの、もう知らない! あたしは帰る!」
ルー「あんまりワガママばかり言うと、ジュドーに言いつけるからね! 怒られたって知らないから!」
プル「うー…! ルーのイジワル! 嫌いだー!」
ルー「きーっ…! 誰のせいだ! 誰の!」「あんたも黙ってないで、なんか言ってやったら、どうなの!?」
プルツー「勝手にあたしを巻き込むな…!」
プル「あ、ルー。そこ、危ないよ」
ルー「え…!?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ルー「ダミー隕石…! 爆弾を仕掛けられていたの…!?」
プルツー「もう少しで、爆発に巻き込まれるところだったな」
ルー「もーっ! どいつもこいつもあたしをバカにして!」
〔バーニアの噴射音〕
プルツー「ちょっと! ルー、何をするつもりだい!」
ルー「こんなトラップなんかでバカにされて、黙っていられますか!」「こうなったら、さっさととっちめてやる! 行くわよ、ふたりとも!」
プルー「えー…やっぱりやるの?」
ルー「当たり前でしょ!」
プルツー「あきらめろ、プル」
プル「うー…分かったよー…」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ルー「妙だわ…。トラップばかりで、敵の攻撃が弱すぎる…」
プルツー「ああ、いくら残された戦力が少ないとはいえ、これではあまりに無防備だ」
〔精神感応音〕
プルツー「! 何だ…この感覚…?」
プル「なんだろう…。嫌な感じ…」
ルー「どうしたの、ふたりとも?」
プル「ねえ、ルー…。やっぱり帰ろう?」
ルー「あんた、まだそんなことを…!」
プルツー「いや、違う。そうじゃない」
ルー「え…?」
プル「ルーも感じなかった? この感じは…きっと…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ティターンズ兵「敵艦を目視で確認! うまく接近には成功したようです!」
ティターンズ士官「ふふ、敵のモビルスーツ隊は陽動にかかってくれたか」「今頃は、もぬけの殻になった我々の艦を、必死に追いかけているだろうよ」
ティターンズ兵「気づいた頃には、奴らの母艦は我らの物…」「見事な作戦です! 艦長自らが、艦を犠牲とされることをご決断されただけのことはあります!」
ティターンズ士官「あの艦の損傷では、これ以上、戦い抜くことはできんからな」「だからこそ、奴らの戦力を手に入れ、我らティターンズ再興の礎にするのだ!」
ティターンズ兵「ハッ! どこまでもお供致します!」
ティターンズ兵「あの…それは良いのですが…」「やはりモビルスーツのコクピット内に、この人数というのは…狭くありませんか?」
ティターンズ士官「しょうがあるまい! 敵に発見されずに近づく為には、この方法しかなかったのだ!」「あの艦に潜入するまでの間だ! 我慢しろ!」
ティターンズ兵「あ! 敵艦より艦載機の出撃を確認!」
ティターンズ士官「なんだと…!?」
〔バーニアの噴射音〕
ジュドー「どうして、こんな近くに敵が来るまで気付かなかったのさ!?」
トーレス「これだけデブリが多くちゃ、索敵だってままならないんだよ!」
ブライト「ミノフスキー粒子が濃いせいで、ルーたちとも連絡が取れん。お前ひとりに頼るしかないが…」
ジュドー「やるしかないでしょう!」「コア・トップしか出られないっていうのに、無茶言ってくれちゃって…! まったく…!」
ティターンズ士官「ふ、何かと思えばたかだか戦闘機1機か! あんなザコ、相手にする必要はない! 各機は敵艦への潜入を最優先に考えろ!」
ジュドー「コア・トップなら、ビームライフルは使えるんだ!」「モビルスーツの数機ぐらい、なんとかしてみせる!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ティターンズ士官「ええい! たかが戦闘機に何を手こずっている! 貴様ら、それでもティターンズか!」
ティターンズ兵「そうは言っても、この状態じゃ満足に戦えませんよ!」
ティターンズ兵「ちょっとスピードを緩めてくれ…。こう…補助席もなしに揺られっぱなしだと…」
ティターンズ兵「我慢しろ!」
ジュドー「コア・トップでモビルスーツ部隊をここまで相手にできるなんて、やっぱりすごいんじゃないの、俺!」
ティターンズ士官「ええい! 目障りな奴め! 早く奴を落とせ!」
ティターンズ兵「聞えてますから、耳元で怒鳴らないでください!」
ジュドー「ようし! このままやっちゃうぞー!」
ティターンズ兵「いつまでも…調子に乗るなよ!」
〔バーニアの噴射音〕
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
ジュドー「な、何っ…!? まだ隠れている奴がいた…!?」
ティターンズ兵「フフフフ…捕まえたぞ! ガンダムの部品!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ティターンズ士官「でかしたぞ、中尉!」
ジュドー「クソっ…! こいつ、離せ!」
〔バーニアの噴射音〕
ティターンズ兵「抵抗しても無駄だ! 貴様はこのまま、艦を手に入れる為の人質にしてくれる!」
ジュドー「人質って…! 常識でモノを言いなさいよ!」「モビルスーツのパイロットひとりが、人質として通用するわけないでしょう!」
ティターンズ兵「ガンダムの部品とそのパイロットなら、抵抗を緩めることぐらいには、使えるかもしれんだろ!」「ダメならダメで、そのコクピットを潰せば済む話だ!」
ジュドー「ちょっと、考えることが卑怯じゃない!?」
ティターンズ兵「なんとでも言え! ティターンズ再興の為なら、どんなことでもする覚悟が、我らにはある!」
ティターンズ士官「よく言った、中尉! ならばソイツを確保しておけ! あとは我々が、あの艦を…」
????(※プル)「ジュドーを離せぇぇぇぇーッ!」
〔ファンネルの射出音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
ティターンズ兵「う、うわああぁぁぁーっ!」
〔爆発音〕
ティターンズ士官「ちゅ、中尉ー!」
ティターンズ兵「なんだ…!? 敵の攻撃か…!?」
ジュドー「今のはファンネル…? 来てくれたのか、プル!」
プル「当然じゃない! だって、ジュドーのピンチなんだもん!」
ジュドー「プル、偉い!」
〔バーニアの噴射音〕
プルツー「大丈夫か、ジュドー?」
ジュドー「ああ、機体は問題ない!」
ルー「まさか、本当にプルたちの言う通りだったなんて…」
プル「ね、あたしたちってすごいでしょ! ジュドーのことなら、どこにいたって分かっちゃうんだから!」
ティターンズ士官「まさか…陽動が失敗していたのか…? ならば、なぜ連絡をしてこない!」
ティターンズ兵「連絡が取れないからですよ!」
ティターンズ士官「くっ…! ここまで来て、あきらめてたまるか! 奴らを撃墜しろ!」
ティターンズ兵「こ、この状態でモビルスーツ戦をやる…!?」
ティターンズ兵「どっちみち、これじゃ逃げられもしないだろ!」
ティターンズ兵「く、くっそー…! こうなりゃヤケだー! やってやるー!」
プル「ジュドーにイジワルするなんて、絶対にやっちゃいけないことなんだからね!」
プルツー「今更、後悔したところで遅いぞ?」
プル「行こう、プルツー! あたしたちで、アイツらをこらしめてやるんだ!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
プルツー「不愉快な奴ら! 消えろッ!」
プル「あんたたちが悪いんだ! ジュドーを傷つけようとするから!」
ティターンズ兵「ほら…! だから、ダメだって…!」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ開始】
【シナリオエンドデモ開始】
ジュドー「ふう…危ないところだった…」
プルツー「良かった。ジュドーが無事で…」
ジュドー「本当に今回は助かったよ。ふたりが気づいてくれなかったら、今頃、どうなっていたか…」
プル「気づかないわけないじゃない! 言ったでしょ、あたしたちはジュドーのことならなんでも分かるって!」「ね、プルツー?」
プルツー「ああ、そうだな」
ジュドー「ありがとな、ふたりとも」
プル「えへへへ! あたしなんてね、最初から気づいてたんだよ!」
ルー「ウソをつけ。あれはただのワガママだったくせに」
プル「本当だもーん」
ルー「この子は…!」
ジュドー「まあまあ。今回、助かったのは事実なんだし。よしとしておきましょ!」
プル「ありがとう! だから、ジュドーって好き!」
プルツー「あ…」
プル「どこにいたって、あたしたちはずっとジュドーを感じているからね…」「だから、ジュドーもあたしたちを感じていてね。約束だよ、ジュドー…」
ジュドー「ああ、約束だ」
プル「うん…!」
【シナリオエンドデモ終了】
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