キュベレイMk-II(プルツー機)/プルツー
プルとプルツー
エルピー・プルとプルツー。
見た目は瓜二つでも、
性格は大きく異なるふたりの少女は、
いつからか、とある研究所で過ごすようになり、
検査と隣合わせの生活を続けていた。
そんな日々が続いたある日、
彼女らに最後の検査と称された、
ある行いが課せられるのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
〔走り寄る足音〕
プル「プルプルプルプル~♪ プルツーも一緒にやろうよ」
プルツー「あたしはそんなことをするつもりはない」
プル「えー、でも毎日検査ばっかりで、つまらなくなったりしないの?」
プルツー「あたしたちがここに連れて来られたのは、自分たちの能力を正しく引き出す為だ。つまらないも何もない」
プル「プルツーのいけず! あたしにはプルツーぐらいしか、遊び相手がいないの知ってるくせにぃ!」
プルツー「勝手に遊び相手にするな」
プル「ふん、べーだ!」
〔扉の開閉音〕
男(※中年)「ふたりとも、これまで検査をよく頑張った。次の検査で全部終了だ」
プル「ほんと…!?」
男(※中年)「ああ。これが終われば、お前たちは本来いるべき場所へ向かうことになる」
プルツー「そのいるべき場所というのを、一度も聞かされたことはないけどね」
男(※中年)「………」
プルツー「まあ、いい。それで最後の検査とは何だ?」
男(※中年)「演習部隊との実戦だ。お前たちの力を戦場で見せてもらう」
プル「実戦ってことは、戦うってことでしょ! やるやる! ここにいるより面白そうだもん!」
男(※中年)「格納庫にお前たち用の機体がある。サイコミュ搭載型…成果を見せてもらうぞ」
プルツー「ファンネルを使えってことだろ? いいさ、見せてあげるよ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
プル「もう、みんな弱すぎ。全然相手にならないじゃない。つまらないよー」
プルツー「真面目にやれ、プル。これもテストの内なんだ。それもお前はパイロットスーツを着もせず…」
プル「そんなこと言いながら、プルツーだってつまらないって思ってるでしょ?」「あたし、分かってるんだから。プルツーは私だもの」
プルツー「…わけのわからないことを…」「すぐに次の演習相手が来る。さっさと集中しろ、プル」
プル「むー、だからつまらないって言ってるのに…」「…! そうだ…!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
プルツー「…!?」
プル「あー、やっぱりかわされちゃった」
プルツー「…なんのつもりだい、プル!?」
プル「あはは! 勝負だよ、プルツー!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
プルツー「勝負だって?」
プル「他のみんなが相手にならないなら、強いあたしたち同士が戦えばいいんだよ! その方がきっと楽しいに決まってる!」
プルツー「何かと思えば、そういうことか…」
プル「嫌って言ってもやっちゃうよ! もう決めたんだから、あたし!」
〔通信の開く音〕
男(※中年)「お前たち、何をしようとしている!? そんなことを許可した覚えはないぞ!」
プル「もう! いちいちうるさいよ、おじさん!」
男(※中年)「くっ…! おい、プルツー!」
プルツー「…あたしたちの最終成果が見られれば、お前たちはそれでいいんだろう? 対ニュータイプ戦のデータも見せてあげるよ」
〔通信の閉じる音〕
プル「あはっ! プルツーもやる気みたいだね!」
プルツー「演習部隊の連中じゃ、テストにすらならないと考えただけさ」「…もっとも、今度はあたしたちを捕まえようと、必死に向かって来てるみたいね」
プル「あの人たちは動く障害物だと思えばいいよ!」「それじゃ…行くよ、プルツー!」
プルツー「それはこちらのセリフだ、プル!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔爆発音〕
プル「きゃあっ…!」
プルツー「今だ…! 勝負をかけさせてもらうよ、プル!」
〔バーニアの噴射音〕
プル「うぅぅ…」「…なーんちゃって!」
〔ファンネルの射出音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
プルツー「!? ぐうっ…!?」
プル「コンテナを壊したから、もうそっちのファンネルは使えないよ!」
プルツー「読まれていたというのか!? あたしの動きを…!」
プル「言ったでしょ。プルツーは私だって」「じゃあ、このまま勝たせてもらうよ! プルツー!」
プルツー「くっ…!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.7]
【シナリオデモ開始】
プル「いけっ! ファンネルたち!」
〔ファンネルの攻撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔ファンネルの攻撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
プルツー「くっジリ貧に追い込んでくれるな…!」
プル「さすがプルツーだ! もうファンネルもないのに、あんなに頑張る!」
プルツー「ここまでやっておいてよく言うよ。サーベルとビーム砲だけじゃ、やれることは限られてる」「まんまと動きを読まれさえしなければ…。プルがあたしだか何だか知らな…」「…! プルが、あたし…?」
プル「これで終わりにするんだから! 行くよー!」
プルツー「…これしかないようね」
プル「!? プルツー!? サーベルをしまって、どうするつもり!?」
プルツー「こう…するのさ…!」
〔バーニアの噴射音〕
プル「ええっ…!? 突っ込んで来るの!?」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
プル「きゃあっ…!?」
プルツー「ッ! そっちのファンネルももらっていくよっ…!」
〔斬撃音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
プル「あたしのファンネルたちが…!」「まさかプルツーが、あんな戦い方をしてくるなんて!」
プルツー「お前の言い方で言うなら、あたしはお前だってことさ、プル」
プル「あたしみたいな戦い方をしてみせたってことなんだ! やっぱり面白いね、プルツー!」
プルツー「これで戦いは互角だ! 今度こそ決着と行こうか、プル!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
プルツー「もらったよっ…!」
プル「こっちだってまだ動けるんだから! ええーい!」
〔ビームの交わる音〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ開始】
【シナリオエンドデモ開始】
プル「あーあ、結局引き分けかー。絶対に勝てると思ったのに」「その上、あのおじさんってば、プルツーと戦ったことをガミガミと言ってくるし…」
プルツー「今回の戦闘データ自体は、しっかりと取っていたようだがな。抜け目のない男だよ」
プル「でも、あははっ!」
プルツー「なんだ?」
プル「プルツーが、私になってくれたことが嬉しくて」「戦いもとっても楽しかったし。プルツーもそうなんでしょ?」
プルツー「一緒にするな。戦い自体は有意義だったけど」
プル「プルツーってば、素直じゃないんだ」「けど、そんなプルツーでも、身体の全体が楽しいって思えるような相手が、もうすぐ来るよ!」
プルツー「楽しいと思える相手だと? 誰だ、それは?」
プル「よく分からないけど、分かるんだよ」
プルツー「話にならんな」
プル「えー」
プルツー(…だが、プルの感性は本物だ)(私が身体の全部で楽しいと思えるような相手…。いったい、どんな奴なんだ…)
【シナリオエンドデモ終了】
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